転生して
「ん?ここはどこだ?」
蒼也は目を覚ますと森にいた。目の前にはログハウスがあり、横にはサッカーボールと少女がいた。少女の名は、如月優。蒼也の妹で元サッカー選手。
蒼也は周りを見渡してもログハウスとサッカーボールと優以外にいなく静かだった。
蒼也は1人、ログハウスの中に入っていった。
玄関から入ってすぐ目の前には階段とドアがあった。蒼也はまず、1階を見ることにした。ドアを開けるとリビングになっていた。すぐ右側には、キッチンがありその前にはテーブルと椅子がある。左は暖炉があり2つの椅子とソファーが1つあるぐらいだ。
「?普通のログハウスか?そういえば2階もあったはずだ」
蒼也は一旦、廊下に出て階段を登り2階にいった。
2階というより、屋根裏部屋みたいになっていた。ドアは2つあり1つはトイレでもう1つは寝室だった。ベットは2つあり電気もある。
家の中を見終わった後、一旦外に出て優を起した。
「優起きろ。ほらはやく起きろって」
「う〜ん。もう食べれないよ〜。」
「いつから優が、食いしん坊になったんだろ?てかはやくおこさねえと。ほら優、投稿起きろ」
「う〜ん。あれ?お兄ちゃん?ここどこ?何故森の中?」
「俺も知らん。けど起きたらここにいた。以上」
いつまでも外で喋っていてもダメなのでとりあえず、寝ぼけている優と家の中に入って行った。
今にも寝そうな優を玄関で寝されるわけにもいかないのでとりあえずリビングの暖炉前にある椅子で寝かせた。
蒼也は、とりあえずこれからのことについて考えていた。まず、食材。さっき冷蔵庫の中を見て見たけど中は水の入ったペットボトルが10本あるくらいで、それ以外が無かった。
「後で、森の中を散策するか。近くに村があるはずだ。無くても、この世界の人には会っておきたい」
そう考えていると、蒼也もだんだん眠気がしてきて優と同じく暖炉の前の椅子で寝てしまった。
蒼也が目を覚ますと、ドアが叩かれている音がした。それに気づいたのか優も起き始めた。
「おはよう、優」
「おはよう、お兄ちゃん。外がうるさい。なんで?」
「俺も知らん。一緒に寝てたからな。さてとどうするか。俺が行ってくるからここに優はいてくれ」
「りょ〜か〜い」
いつもながらなんでこんなに優が寝れるのか蒼也は不思議に思えた。
蒼也は玄関まで行き、ドアを開けるとそこには弓を持った1人の男性がいた。
「あの〜、どちら様でしょうか?」
「あぁ俺は、クエント。この近くにある村の長だ。時々趣味で狩りをするんだけど今日来たらここに家があったんでな」
「そうですか。俺は、如月 蒼也です。中には、妹の優がいます。」
「君たちだけで住んでいるのかい?親は?」
「親はいません。確かに住んでいるのは俺たちだけですけど?何かまずかったですか?」
「いや良いんだ。けど親がいないのはちょっとな。よければ村にくるか?そろそろ帰れば夕食食えるけど?」
「なら、お言葉に甘えされてもらいます。今優を起こして来ますね」
「ゆっくりでいいよ」
クエンカは笑いながらそう言った。蒼也は優を連れてこようとしたけど、やっぱり寝ていた。
呆れつつも優をおんぶして玄関まで行った。
クエントは何やら石らしき物にに向かって話しかけていた。話が終わって俺たちに気づいて、村まであんないしてもらった。もちろん、蒼也はドリブルして。数分すればすぐに村に着いた。
今だに優は寝ていた。