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ペテンと金と詐欺

 穏やかな顔をした老人が右手で取り出したのは注射器でした。その中には緑色の液体が入っています。

 その注射器をぶすりと自らの二の腕に刺す老人。

「…………った」

 顔が変わります。細目は野獣のようにらんらんと輝く瞳になり、口元に浮かべていた柔和な笑みは消え去りって、獰猛な笑みが浮かび上がりました。

「悟ったぁーーーーーーーーーーーーー!!」

 何を悟ったのか分かりませんが、とてもハイになっています。

「何じゃ、ただのヤク中坊主ではないか。とっとと失せるがよいぞ、この邪教徒」

「アリストテレサー!!」

 怒号とともに突然世紀末暴徒と化す老人。どこからか取り出した対戦車バズーカを適当にぶっ放しています。しかも、アメリカ製のM20対戦車ロケット発射機。結構渋い選択です。

 そんな中でもまじめな若い介護士は

「第二戦開始!」

 と自らの職務を全うします。あ、今老人の砲撃で吹き飛ばされました。とばっちりしか喰いませんね、この人。

「何じゃこの危ないジジイは」

 多分お爺さんにだけは言われたくない台詞でしょう。

 迫りくる砲弾の嵐を紙一重で避けながらお爺さんは反撃を試みます。が、第一戦で鼻血を流しすぎたため、身体に力が入りません。

「貴様、宗教の心得は何と思うか?」

 お爺さんは狂ったように砲弾のフルコースをばらまく老人に尋ねます。

「ペテン・金・詐欺」

 という非常に最低の答えが返ってきました。理想では人は救えないのですね、現実的なお話です。

 この問いかけの目的は砲撃を一時止めることです。

「隙あり!」

 お爺さんは千載一遇の好機と見て反撃に出ます。

 レアアイテム『ツンデレラのブルマ』を頭にかぶりました。

 このアイテムはお爺さんが関東竜胆会に乗り込んで直々にパチってきたものです。さすが鬼畜。

「むふふ、これよりワシのターンじゃ! 覚悟するが良いぞ、ペテン坊主!」

 お爺さんは影さえもついてこれないほどの素早さで坊主頭の老人に向かって突撃を開始しました。

割と最低なタイトルにしています、こんばんは星見です。


このバズーカジジイ、元は『ザビエルクエスト』というふざけた小説を作った時の設定をリボーンさせたものです。モデルですか? 企業秘密と言うことで。

バレたらリアルに私が明日の朝日を拝めません。


ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

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