表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

山羊座、更に蛇遣い座も?

 シルゴート・ファリス。

 大地を照らす13星座シャイニングゾディアック山羊座カプリコーン

 13星座の中で最も温厚で、最も犀利な剣士。

 と、変な紹介だが、紹介をした所で発表がある。

 今回は二話分ある。

 何故か、という質問にはこう答えよう。

 ―――二人いるから。


「何でお前がここにいるんだ、アルティス」

「meが何処に居ようと、meの勝手DESYO!」


 そりゃそうなんだけどさ。

 アルティスからの手紙を見てみる。

 確かに、『愛するシルゴートの家にいるKARANE!』と書いてあった。


「ロアールから何とか言って下さいよ。この子、いつも僕の家に来るんですよ」

「へぇ、良いじゃねぇか。わー、羨ましーなー」

「これ以上ない棒読みでしたね」


 だって思ってねーもん。

 羨ましくなんか……羨ましくなんかねーもん!


「いや、別に良いんですよ?ただ、僕が起きてから寝るまでずっといるんですよ。僕に自由は無いんですよ」

「……もういっその事同棲しろよ」

「ど、同棲だなんてまだ早いYO!」


 何で照れるんだよ。朝から晩までいるのと、同棲って殆ど一緒じゃねぇのか?

 俺には違いが解らん。

 ん、待てよ、"まだ"って事は予定あんのかよ。


「結婚式くらい行かねぇでやるよ」

「色々ツッコむべき場所が場所がありますけど、とりあえず一つだけ。来てくれないんですか」

「とりあえずそれなんだ!」


 確かにツッコミ所多かったな。

 ツッコミマスター位になると、全てツッコむんだろうな。

 ……何だよ、ツッコミマスターって。


「何だよ、シルゴート、お前結婚する気あんの?」

「……………」


 こりゃ答えにくいよな…。

 だって隣りに、獲物を狙うチーターみてぇな目で睨んでいる少女がいるし。


「まぁ良いや。とりあえず本題に入るぞ」


 ……あ、ヤベ、本題なんかねぇんだけど。

 勢いで言っちゃったんだけど。


「え、えーっとさ、最近何か変わった事とかないか?」


 とりあえずこれしかねぇよ!


「僕は、アルティスの事以外は時にありませんよ」

「meも無いYO!」


 うわぁ……話が続かねぇ。

 何なのコイツ等、無くても絞り出そうとしろよ。捻り出せよ。作り話でも良いから、話を続ける努力をしろよ。俺次行っちまうぞ、チクショー。


「そ、そうか、ねぇなら良いんだけどよ」

「そういえば、今日は何の日でしたっけ?」

「CHYOTTO、シルゴート!」


 今"ちょっと"って言ったのか?

 解りづれぇよ、その喋り方。

 作者も言ってたぞ。

 一々ローマ字にするの面倒臭いって。ルビ振るのメンドイから、番外編ではルビ振らないって。

 キャラ作りかなんか知らんけど、作者に嫌われたら出番無くなんぞ。

 ……って言ってる俺は大丈夫だよな…!?


「今日が何の日か?あー……日曜日だな」

「………そうですね」


 シルゴートは溜め息交じりに言った。

 何か腹立つな、ぶっ飛ばして良い?


「シルゴート、今更だけどお前とメイディンっていつから仲悪いんだ?」


 何か知らんけども、メイディンの奴、何かとシルゴートの悪口言ってんだよな。

 最初は好きだけど素直になれない、的な事かと思ったけど、それは無さそうだ。

 何故かって?「シルゴートの事好きなの?」って訊いたら吐きそうになってたもん。


「いつから……恐らく初めて会った時からですよ」

「会った時からって……」

「彼女とは本当に気が合いませんからね。いつか殺してやろうと思ってます」


 気が合わない、とか言いながら言ってる事全く一緒だぞ。

 何で変な所で以心伝心してんだよ。


「あー……アルティスはシルゴートを抜いたら、誰と仲が良いんだ?」

「シルゴート以外の人間なんて皆興味NAIYO」

「そ、そうか」


 13星座って何でこう、クセの強い奴ばっかなんだろ。

 一番まともなのは……クラビスだな。蟹座キャンサーね。


「そういやぁ、俺まだお前の能力知らないんだよな。どんなのなんだ?」

「僕も見た事ないですね」


 朝から晩までずっと一緒に居るにもか拘わらず、知らないだと?

 何やってんだよ。

 因みに、新しい13星座を決める時は、全てカウリー任せにしている。

 アイツ、人を見る目とかヤバいんだよ。具体的にどうヤバいかはよく解んねぇけど。


「meのcapacityは……」


 何か知らん単語出て来たんだけど!

 まぁ、話の流れからして、多分"能力"とかそんな感じの意味だろう。


「"W"=Water」


 そう言ってアルティスは俺に人差し指を向ける。

 すると、人差し指から俺に向かって、水鉄砲のように水が飛び出してきた。

 ……うん、俺ビッショビショになっちゃったんだけど。


「"L"=Light」


 今度は突然、電球の様な光が現れる。


「meのcapacityは『字物変換(conversion)』DAYO」

「英語多過ぎるわ!」

「"私の能力は『字物変換』だよ"ですね」

「あぁ?何だそりゃ」


 シルゴートの説明を聞いてみた。

 正確には、アルティスの説明をシルゴートに翻訳してもらった。

 アルティスの言葉、長かったら解り辛いんだわ、これが。

 だが、難しい単語が幾つも出て来たからどちらにしても解り辛い。

 なので、俺が簡単にして、説明しよう。


 字物変換とは、名の通り、字を物質に変える能力。

 ここで言う字とは英語。厳密に言うと、字ではなく言葉。

 A~Zまでの26個に物質を登録している。一つの文字に一つの物質しか登録できない。

 つまり、26通りの能力が使えるのと殆ど同じ。

 例を挙げると"F"には"Flame"、つまり"炎"、"W"には"Water"、つまり"水"。

 自分で出した物は、勿論自分で操れる。


 うん、俺が説明しても解り辛いな。

 どうしても解らんかったら作者に訊いてくれ。


「この能力、結構エグイな」

「特異輝流士ですね」


 話が噛み合っていない。

 コイツ、何か苦手かも。


「A、シルゴート、そういえば今日はmeと買い物に行く約束してたYONE?」

「えっ?」

「そうなの?なら俺はお邪魔だな」

「いや、そんな約束……」

「したYONE?」

「………はい」


 女子怖し。

 有無を言わさない、じゃなくて無を言わさなかったな。


「ごゆっくり~」

「ロアール!」

「シルゴート~、I love you~!」

「うわぁぁっ!!」

「………大丈夫かな」


 俺は振り返らずに家を飛び出した。

 アイツ等……てか、アルティス、アイツ何なんだよ。

 客放っといて、いちゃつくことしか考えてねーだろ。


「まぁ良いや。グダグダになっちまったけど…次は誰にしようかなぁ……これだ!」


 レイウス・ケイル。

 大地を照らす13星座の天秤座リブラ

 13星座の中で最も自由で、最も軽薄な自由人。

~大地を照らす13星座の名前解説~

今回はウィンツ。


ウィンツ=『Twins(双子)』のアナグラム。

ジェイレーン……すいません、コレ何だったか忘れちゃいました(笑)


とりあえず、英語で書くと

Wints.Jaylern

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ