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僕達が生きる明日へ  作者: 愁真あさぎ
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第三十四章

はじめが眠そうに歯を磨いていると、母親が後ろで何か叫んでいる。寝起きのぼぉ〜とした頭では良く聞こえないが、どうやら自分を呼んでいるようだった。

「はんはほぉ〜(なんだよぉ〜)」

と返事をすると、母親の声がハッキリ聞こえてきた。

「はじめ〜聞こえてるの?誰か来たみたいだから、ちょっと出てちょ〜だい。」

「はんへほれは…(なんで俺が…)」


「今、ちょっと手が放せないのよっ!お願いっ!」

という返答が返ってきた。どうせまた、撮り溜めしたメロドラマか何かを見ているのだろう…こうなると母親はテコでも動かない。


「はぁ〜…。」


仕方なくうがいをしてタオルで口を拭いながら、かじりつくようにテレビを見る母親の居るリビングを通り、テレビモニターで誰か確認もせず直接玄関の開閉ボタンを乱暴に押し、対応に出た。

「はいはいっどちらさん?」

と少し苛つきながら玄関に出ると、そこには作業服を身に纏った青年が爽やかに笑んで立っていた。

「何?」


と聞くとその青年は顔色一つ変えず、笑顔のまま帽子を取りぺこりとお辞儀をすると


「お早う御座います!此方、スレッド・桐矢様のお宅で間違いございませんでしょうか?」

と聞いてくるので、

「ん?…あぁ、そうだけど?」

と答えると目の前の青年は、更に鬱陶しいほど爽やかな笑顔を向け


「私、ルンゲ修理工の配達専用ロボット、ビスラチェと申します。修理の依頼を承っておりました、コラルロッドが今日出来上がりましたのでお届けに参りました!」

と更に更に営業スマイル。はじめはその精巧過ぎるロボットの笑顔に少し引きながら


「はっ…早いな。」

と一言。それを聞いるのてか聞いていないのか、目の前の青年ロボットは笑顔のまま

「受け取りにサインを!」


と言って右股の側面をパカリと開け、指紋照合機を取り出しはじめの前へ。

引きつった笑顔でそれに対応、右親指を照合機に当てた。

照合機が照合完了の音を出すと車(ここでは今現在の車と異なる)に積んできたコラルロッドをおろし、どこがどう駄目でどう修理をしたのか簡単に説明をしてくれた。そして、一通り説明し終えると速やかに帰って行った。はじめはそのロボットの車を見送った後、修理から却ってきたコラルロッドを車庫に入れ、自分は家の中に戻った。

家に入ると、テレビを見ていた母親が

「誰だったの?」

と聞いてきたので自分の部屋に向かいすがら

「修理屋。」

とぶっきらぼうに告げ、そのまま自分の部屋に入った。そして、服に着替えて隣の部屋を覗いてみる。しかし、弟のいる気配がしないのでリビングにいる母親に

「母ちゃん!ゆきるはぁ?」

と大声で聞いてみる。すると母親は同じように大声で

「今朝、デートとか言って早くに出て行ったわよ〜!」

「ああぁ〜ん?デートだぁ〜?あいつ何様だよっ!兄貴を差し置いて彼女を作るなんざぁふてえ野郎だっ!」

と弟の部屋の扉を蹴った。

はじめはつまらなそうにリビングのソファーの一つに腰をおろすと、母親の小言が飛ぶ。

「こらっ!ドアを蹴るんじゃないよっ!まだローンが残ってんだからっ!」

「はいはい…。」

と小言を聞くのも嫌で立ち上がり、逃げるように外に出た。しばらく玄関先でぼぉ〜としたがつまらず車庫に向うと、ピカピカに直ったコラルロッドが目に入り、色々検分する。それでもすぐに飽きてどうしようかとコラルロッドに跨ったままぼぉ〜としていると…。

「!!」

コラルロッドのスイッチを入れるとそのまま車庫から出て悠呂の自宅方面へ行く。


悠呂の自宅前に着き、ルンルン気分でコラルロッドから降りると玄関にある呼び出しボタンを押した。すると、対応もなくすぐに扉が開いた。

「?」

応対に出てきたのは悠呂でもなく、ミラハでもなくましてや父親でもなかった。白銀の髪に線の細い体の少女…そう星羅だった。

はじめは、一瞬びっくりしたがすぐに気を取り直し、

「よっ…よぉ!」

とぎこちなく挨拶をすると、目の前の彼女は不思議そうに首を傾げた。

「悠呂、いるか?」

と構わず聞くと星羅は目を丸くした。はじめはその意味がわからなくて

「うぇっ?いないのか?」

と聞くと彼女はコクンと頷いた。

「どこ、行った?」

と聞くと彼女は、首を横に振った。はじめは何だか嫌な予感がした。そこで2人固まっていると、星羅の後ろから間抜けな声が掛かった。

「星羅ちゃん、誰だい?」

と聞きながら、悠呂の父親が現れた。玄関まで来た父親もはじめの姿を見て、驚いたがすぐに顔をしかめた。それで、はじめは悟った…また何かあったと…。



(=^▽^=)何だか、ポンポンとストーリーが頭の中に出てきたので迷わず書きました♪まだまだ、湯水のように湧いてくるので今の内にじゃんじゃん書きまくります♪

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