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僕達が生きる明日へ  作者: 愁真あさぎ
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第十九章

交代を待つ警備兵は、大きな欠伸をかまし

「今日も何事もない」

と独りごちた時、右腕にはまった腕時計型テレビモニターがブルブルと反応した。

慌てて居住まいを正し、テレビモニターボタンを押した。

すると、画面に現れたのは険しい顔をした隊長で更に驚いた。

「隊長!こちらは異常ありません!」と敬礼をすると、画面に映る隊長は渋い顔で敬礼し

「緊急事態発生だ!星羅お嬢様がまた部屋におられぬそうだ!そちらには来てないか?」

と会話をしている所に丁度交代の若い警備兵がやってきた。

それにチラリ目をやり、すぐに画面に向かって

「はっ!こちらにはお見えになっておられないかと…。」

「うむ…こちらも全力で探す…そちらもくまなく探せ!」

「はっ!了解しました!」

と返事をするとすぐに画面は切れた。

「なにかあったんでありますか?」

と若い警備兵は聞いてきたので

「緊急事態発生だと…星羅お嬢様を探せ!との命令だ。」

と言うとその警備兵も若い警備兵も肩をすくめて

「またか」

と言わんばかりにしてみせた。

「文句は言ってられん…お前はあちら一帯を。」

と指示をすると無言で敬礼だけをし、指示された方向へ若い警備兵は走って行った。

星羅は答えに窮していると、正門辺りが騒がしくなったのに気づいた。

「なっ…何?なんか騒がしいけど…。」

と悠呂が正門の方を見て言うと、

「こっちよ!」

と悠呂の腕を取り、フェンスの一つを指した。

「えっ?…あっ…ちょっ…ちょっと待ってよ…僕のコラルロッド!」

星羅は、悠呂の指した方を振り返ると辺りを見回しコラルロッドの少し離れた場所にボロ布らしき物を見つけ、駆け出した。

それを手に取ると、迷わずコラルロッドに被し、戻ってくるや否や再び悠呂の腕を取ると、フェンスの一つの前に立ちそっとフェンスを押した。

「えっ?」

と悠呂が驚いた声を出していると、フェンスが扉の様に開き彼女は、先にすっと入ると強引に悠呂を中へと導いた。

「えっ?…えっ?ちょっ…ちょっと…君…。」

「こっちよ…背を屈めてて…。」

と言うと少し離れた所の地面にしゃが込み、彼女は取っ手を持つようにし地面の一角を蓋のように剥がした。

「!!!」

「さっ…入って!」と彼女が促したのは地下へ続く階段だった。

「えっ?でもっ…。」

と躊躇っていると、彼女はまた悠呂の腕を取って

「あなた!捕まりたいの?」

と語気荒くいうと有無を言わせず中に引っ張って入って行った。


キー(゜∀゜)タ-…今回は、ゲームをやりながら、おぉ!と閃きがきましたので、こう展開させてみました♪さてさてこれからどうなるやら♪ウシャシャシャ♪

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