表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕達が生きる明日へ  作者: 愁真あさぎ
13/64

第十二章

振り返り、振り返りその場所から離れた。

警備兵はこちらをじっと腕組みしながら見ている。


はじめの元に着くと、すぐさま声が掛った。

「だっ大丈夫か?ひっでぇおっさんだなぁ〜。」


「うん。」


と視線は警備兵に向けたまま悠呂は相づちをうった。

「…悠呂、どうすんだ?これから…。」


「……図書館に行く。」


「はぁ?」


そう答えると悠呂は座席に着き、アクセルを開けた。

慌ててはじめは、後ろに飛び乗るとすぐさま、悠呂はコラルロッドを発進させた。

「おいっ!図書館なんて何しに行くんだよ?」


「調べもの…。」


「はぁ?何を調べんだよ?」


「歴史!」


「なぁにぃ?そんなもん調べてどうすんだよ?いきなりお勉強会でもすんのかよ?」


と聞くといきなり、悠呂はクスクスと笑った。

「何笑ってんだよ!」


「フフフッ…ごめん。違うよ。周りから固めるんだ。」


と答える悠呂の意を諮りかねてはじめは首を傾げた。

「あの警備兵に質問してみたんだ。どうして警備をしてるのかって…。」


「そりゃ…禁止区域だからって答えた…だろ?」


「うん。そう答えたよ。でも、僕はこう言った『おじさん達が、警備を始めたのは2、3日前からでしょ?』って。」


「うえっ!?お前っそれっ聞いちゃったのかよ?」


「うん。そしたら、明らかに警備兵の顔つきが変わった…。」


「それって……。」


「うん。あそこには、何かある。」


「それでどうやって、図書館に結びつくんだよ?」


「……歴史から調べて、何か解るんじゃないかと思って…30年以上も放置されたままの禁止区域の謎。」


そういうと、悠呂は車体を右に傾けた。

「ってか。不審に思ったのは2、3日前だろ?それまでは気にも止めなかったじゃん。」


「……僕はずっと気になってたよ…中学入学当時からね…あの時に比べたら最近の禁止区域は何か変なんだよ。」


と悠呂はコラルロッドを止めて、前の物を見上げた。

その先にはドーム型の建物がそびえ立っている。手前の門構えには

『国立図書館』の文字。

「まっ…とことん付き合うって言っちまったから付き合いますよ♪」


とはじめは後ろから降りると、悠呂も降りてコラルロッドを押しながら歩き門の中へ入った。

その後ろを、はじめは着いていく。


(>_<)ひゃ〜汗どうしたら評価していただけるのかチンプンカンプンな愁真です笑素人同然なんで、評価じたい無理なのかも…と落ち込んでおります苦笑。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ