表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
街の本屋の泥棒猫  作者: 蒼碧
Side:猫

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

102/142

Side:猫11

原案:クズハ  見守り:蒼風 雨静  文;碧 銀魚

「クロ、おはよう。」

 リーンの声で目が覚めた。

「おはよう」

 いつもの挨拶を返してやる。

「クロ、おまえも今の夢、見てたか?」

 起き抜けに、リーンは大真面目に尋ねてきた。

「見てたけど?」

「見てたかわかならいけど、御船さんは俺のことをそういう風に見てるわけじゃないと思うぞ。」

「はぁ……」

 急に何を言い出したんだ、こいつ。

「御船さんは、どちらかと言えば、クロのことが可愛いから、ここまでしてくれてるんだ。俺はおまけだよ、おまけ。」

「私がどうかしましたか?」

 突然、ビアが声をかけてきて、リーンは飛び上がらんばかりに驚いた。

 見れば、廊下への扉がわずかに開いており、ビアが覗き込んでいた。

「いや、別に何でもありません!」

 リーンは大袈裟に首を横に振った。

 その様が面白かったのか、ビアは少し悪戯っぽい笑みを浮かべた。

「……クロちゃんと、私の悪口でも言ってたんですか?」

「そんな!滅相もありません!なぁ、クロ!」

 目を逸らしてやろう。

「あー、やっぱりよくないこと言ってましたね?」

「いやいやいや!クロ、そんな反応するなよ!それっぽくなるじゃないか!」

「クロちゃんは正直ですね~」

「いや、本当に悪口とか言ってませんからね!?」

 それからしばらく、リーンは必死の弁明を続けることとなった。

 へへへ、面白い。


 前回もそうだったが、夢の内容は何となく覚えているものの、細かいところはあまり明確に覚えていない。

 確か、この生活に手を貸してやる、的なことを言った気がするのだが……

 何でそんなことを断言したのか、自分でもよく覚えていない。

 第一、猫のこの体でどうするっていうんだ。

 正真正銘の猫の手しかないぞ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ