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破:6話
☆☆
翌日ー中種子南小学校放課後、裏庭にて。夕焼けがオレと小橋の二人を照らす。
オレは昨日見つけてしまった「渡春の秘密」を小橋に打ち明けるべく、彼女を呼び出した。
「だから事実なんだって! アイツは自分の小学校の時好きだった女子とお前の姿が似ているから、お前の事が好きなんだって! 大人の女性にフラれたから小学生を狙う事にしたクズ野郎だ!」
「アッキー……渡先生の事、キライなの?」
「そうじゃないって! 何で信じてくれないんだよ!」
小橋はオレに困ったような顔を向けるだけで、オレの言葉を信じてくれない。
こんな事なら、あの時写真でも盗んでくれば良かったか? ……いいや、盗んだりしたらオレがあの男に何されるか分かったもんじゃない。
「オレは、お前が心配なんだよ! あの男とは距離を置いた方が良い!」
「そんなの……ウミカの勝手だよ……」
なんで……分かってくれないんだ……。
「じゃあ、ウミカもう行くね」
裏庭からそそくさと、逃げるように去っていく小橋。
小橋はオレが守ってやらないと。




