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王義学園潜入計画

「王義学園を調べるのは分かるが……もう7月だろ?潜入なんて無理じゃないのか?」


俺はモンブランの言葉に対して、流石に難しいだろうと疑問の言葉を返すのだが……。モンブランは「ちっちっちっ」と言いながら指を振り、俺にドヤ顔に近いような、まるでその質問を待ってたかのように言う


「説明はちゃんとするって。何回でも説明してあげるけどよく聞いてね。質問もあり」


『一回しか説明しないからよく聞いてね』とは違ってかなり良心的である


「分かった」


俺は頷いて、雨翔先輩も比奈も同じように頷く。それを確認したモンブランはジェスチャーを交えながら俺たちに話しだす。


「まず最初、潜入に関しては出来る。うちにはゾン兄ちゃんがいるから、ゾン兄ちゃんの推薦を受ければ確実に入ることが出来る。これで一つの問題は解決されたでしょ?」


確かにそうだ。実際俺も京宮の推薦で清院学園に入ったようなものだし……強い奴の意見は通りやすいんだろう。でもそうなったら……雨翔先輩は潜入とか出来ない気がするんだが……


「僕は……潜入とか出来ないと思うんだけど……」


俺が思ったことを雨翔先輩が恐る恐る……拘束されているので手を挙げることは出来ないが、質問する。モンブランはそれも分かっていたかのように満足そうな笑みを崩さず雨翔に言う


「君には別の仕事をしてもらうから後で説明するよ。元々王義学園の推薦を貰ってた雨翔心さん」


「……なんで、それを……!?」


……王義学園の推薦……そうか!だから雨翔先輩は王義学園の先生に知り合いがいるのか!何かおかしいと思っていたがそういうことか……というか、モンブランはなんでそんなこと知ってるんだ?


「僕は天才ハッカーだからね。君たちに起きてるここ数年の出来事はざっと調べたさ。とはいえ……」


そこでモンブランは少し顔をしかめて俺に視線を、顔を向ける。勿論何かした覚えは全くないので、俺は端的に「なんだ?」と訊いた。するとモンブランは言った


「君に関しては本当に記録という記録がなかったけど……」


「そうだろうな。教えないが」


確かに、俺の過去はほとんどの人間が知ることはできないだろう。天才ハッカーであってもだ。それこそ、記憶を除く能力者でもいない限り不可能である。なんならついこの間まで身分を証明できなかったし


「……そんな訳だから王義学園に潜入してほしい。比奈さんも潜入って形になると思う」


モンブランは気を取り直して、俺たちにそう言った。雨翔先輩が何をするのか気になるが……まぁ、元推薦枠として何かするんだろう。それしか説明出来ないし


「は、はい!」


比奈はモンブランの言葉に対してたじろぎながらも元気良く応えた。そしてモンブランは潜入してから行うことを俺たちに告げる


「潜入して調べることは、誰が王義学園の中で悪い奴なのか。そいつはきっと、岩瀬の居所を知っている」


「なんで言い切れる?」


王義学園の中で王義学園の生徒を実験台にしている奴がいるというのは分かるが……それから岩瀬に繋がる確証はないんじゃないかと思って俺はその質問を繰り出す


「考えてもみなよ、この現実……公表したら確実に騒ぎになる。でもまだそんなことにはなっていない。……上層部が揉み消してない限り、内部告発が起こるレベルなのに」


なるほど、そもそもの話か。上層部も確定で怪しいから……岩瀬を探すよりまず先に、上層部に繋がっている人間を探すということか……。


「じゃ、上層部と何らかの関わりがある人間を先に調べるってことか?」


「そういうこと、岩瀬も同じさ。結果的に上層部を知れば芋づる式で岩瀬の居場所も……紗耶さんも異能都市3位の場所も、分かるはずだよ」


岩瀬も……上層部と繋がっているのか。確か羽鳥真也も上層部に繋がっていたっけ。京宮が殺しやがったが。しかし結構長い道のりだな……サクッと岩瀬の場所を知れると思ってたが、どうやら敵も有能らしい


「……なんでゾンは出ないんだ?」


そういえば、と俺は唐突にその質問が思いついて思わず訊いてしまった。ゾンも王義学園の生徒だからゾンが調べても良いとは思うのだが……


「ゾン兄ちゃんは異能都市1位だよ?王義学園なんか言ったらまともに歩けないって」


「あぁ……そういうことか」


納得である。ゾンが顔を割れてるかどうかなんて知らないが、教師側は分かるだろう。そこからゾンが動くにはリスクがつきまとう。ならゾンは別の仕事をした方がいいだろうと俺は納得した


「質問はそれだけ?」


「もうちょっと詳細を知りたいが……」


俺がそのように言うと、突然背後から圧倒的な強者の気配がした。背後にはドアなんてないはずなのだが……出入り口であろうドアは俺たちの前に立っているモンブランの左後ろのはずなのだが……


もしかして最初からいたとでもいうのだろうか。俺たちが何か抵抗するような動きを見せた時の場合に……すぐに抑えれるように、バケモノ……いや、それ以上の強さの人間を……


「じゃ、ここからは別々になって説明するか」


そのバケモノ以上の強さの人間……女はいつの間に俺たちの目の前、モンブランの隣に居て、そう言い放った

どうも皆さん、わがまくです

読んで頂きありがとうございます

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