~借金返済とランク昇格試験~
第七話です
~第7話~借金返済とランク昇格試験~
「こんにちは―!」「こんにちは―」「お、嬢ちゃんたち、噂聞いたぜ、まさかホントに一日で
有名になるとはな…かなり驚いたぜ…だから、そのローブはランクアップ祝いとしてやるよ。」
「いいの?」「いいですか?」「二人して同じこと言うな、いいんだよ。なぜなら、嬢ちゃんたち
がこの店によく来るならそのローブ以上に儲けられるからな、だからこれからも、防具はともかく、
武器とかはうちで買っててくれ。」「OK!」「これからもよろしくお願いします。」
「こちらこそよろしくな。」「んじゃ、私から一つ・・・」「お、なんだ?」
「このドラゴンの血と鱗を使って片手剣作って!」「な、何だって!?ドラゴンの素材を俺に?」
「今なら3000万G出すよ!」「な、そんなにか⁉」「うん、アリアいいよね?」
「ノワールがいいならいいですよ。」「それじゃあお願いね、おじさん。」
「!そういえば名前言ってなかったな、俺は、オルクスだ。」
「ばいばいオルクスのおじさん!」「それでは失礼しますオルクスさん。」
「おう、3日後には作っとくからなー!」
「さてと、クエストを探しに行こう!」「ランクが上がるには、C2ランクのクエストをクリアするか、
C3 クエストを10個クリアすることが条件です。どちらにします?」
「前者の方でお願い。」「了解しました。」
こうして二人はギルドに入り、ミスィ―にクエストを絞ってもらった。
「えー、C2ランクですと、この、ジェネラルオークたちの討伐か、リトルドラゴンの討伐です。」
「うーんリトルドラゴンでいいや。」
「分かりました、では、一週間以内に討伐してきてくださいね。」
「はーい、行くよ、アリア!」「うん。」
そして二人は、リトルドラゴンがいるという、リド山に来ていた。
「ついたはいいけど、他のと戦ってるね。」「あれは、ドラゴンです。一般的な。」
「へー・・・親子かな?」「鑑定してみます…〈鑑定〉!」「どうだった?」
「親子です、当たりですね。」「まぁ、可哀そうだけど、どっちも行くよ!」
「私はリトルのほうを殺ります。」「OK~」
「〈独鎌両斬〉!」「〈エクスプロ――――ジョン!!〉」
「「ぎゃっぁっぁぁぁぁ!」」「はい終わり、あっけないね~」
「そうですね…」「さて、報告に行こうか。」
「ミスィ―さん倒してきたよー!」「えぇ⁉まだ一時間しかたってませんよ⁉・・・てっ、
お二人のことですもんね、楽勝だったでしょう、これで昇格試験受けられますよ。」
「はーい。」「次の試験は、一週間後です。受けますか?」
「んー受けようかな…。」「そうですね。」「それでは、お二人とも、サインを。」
「はーい。」「分かりました。」
「はい、確かに確認しました、試験まで、依頼は受けられないのでご注意ください。」
「はーい。」「了解です。」「それでは来週。」
「さてと・・・試験までにやってみたいことがあるんだよね。」
「それは?」「ユニークスキル・・・完全記憶とサポートシステムてっやつ。」
「けどユニークスキルを入手するには・・・」
「そう。今から、ボスラッシュ型のダンジョンへ行くよ。」
「・・・私も欲しい、ユニークスキルがあるので、付き合います。」
「ありがとう。」「私はあなたが好きですから///。」
「私もだよ。もちろん、恋愛感情としてね。」「ふぇ!?/////////それてっ///」
「恥ずかしいから今は一回しか言わないよ。」
「うううううう~///!」「さ、いこ?」「ふぁ、ふぁい・・・。」
「ここで、何件目?」「67件目です。」
「目的の物は揃ったけど思ったより楽しいね。」
「そうですね。私も完全記憶とサポートシステムを一応取得できるようになってますが、
目的の物がまだ…。」
「大丈夫、出るまで付き合うわよ。」「あ、ありがとうござ・・・ありがとう。」
「うんうん、敬語無しにも慣れてきたねっ!」「う・・・(可愛すぎる…)うん・・・。」
「にししっ読心術・・・」「も、もぉぉぉぉ!」「アリアが怒ったっ―!」
「200件目まで付き合ってね!」「はーい~」
「ふぅ・・・やっと終わった?」「そうですね・・・さすがに疲れました・・・。」
「けどスキルをいっぱい貰えたし、レベルも結構上がったね。」
「そうですね。」「さて、帰ろっか。」「私もう走れませんよ・・・」
「私に乗って!」「・・・分かり・・・わかった。」「行くよ――・・・GO!」
「それで、ノワールさんがアリアさんを抱えて走ったため、どのくらいの加減がいいのかわからなく、
負傷者がこんなにたくさん、しかもギルドの入り口が消し飛ぶという被害になったんですね・・・。」
「そうです・・・。」「ごめんなさい…。」「そしてこの件で、この国の王様が呼んでるわ。」
「えぇ・・・」「あ、この国に王様てっ居たんだ・・・。」
「いますよ・・・。」「いまからですか?」「はい・・・」
「いこっ!」「分かったわ。」「レッツGO!」
「いまから!?」「行ってきまーす!」
「ちょ、まずれんr・・・もう行っちゃいましたか…。」
”ドゴンッ!!ガラララララ・・・ガッシャンッパラパラ・・・”
「大臣何があった⁉」「あの・・・ノワールアリアが来たんですが、城門にあたって、
城門が消し飛びました…」「はぁっ⁉マジでか!?」「口調が元に戻ってますよ…」
「あ・・・す、すまぬ」「お・・・きましたな…」「ヤッホーおーさま!」
「今日は突然すいません・・・こっちがノワールで私がアリアです」
「・・・二人のギャップがすごいな…」
「そうですね・・・」「うーんそうだね。」
「さて、今来たことも含めて話そうと思う。」
「はい。」「はーい!」
「今回の事は、見逃そうと思う。そして、今後被害が出た時は、被害金額の分半分だけ、
払って貰おう。ただし、あと一年は、ここを拠点にしてほしい。」
「はーい」「分かりました。」「そして、ここを拠点にしてもらう代わりに
家を一つ譲ろうと思う、好きな家を、そして快適な家を見つけ、わしに報告してくれ。」
「OK!王様!」「うむ、あと、二人にはため口で話そうと思う。二人もそうしてくれ。」
「わかった~」「えぇ・・・・・・ま、まぁわかりました。」
「というか、僕、まだ19だよ⁉なのに一人称がわしってひどいだろっあのくそ親父め。」
「随分と口調が変わりましたね。」「あぁ・・・我が王、今は私等しかいないものの、
兵士等がいたらどう思うでしょうな・・・。」「ああもう、分かってる…だからたまにはな。」
「んじゃ、家、探してくるね!」「そうですね・・・善は急げですし。」
「あ、待ってくれ、確かまだこの町に勇者がいたはずだ。勇者を探して、
仲間にしてやってくれ。あの勇者には、言ってある。」
「そっちはアリアに任せるね。」「了解しました、マイ・フレンド。」
「ヒューヒュー決め台詞決めたかいがあったね、かっこいいよ~」
「ありがとう、ノワール。いづれ、真名も教えてほしいわ。」
「・・・いつかね・・・家族のみんなに聞くのは無しだからね。」
「えぇ。」「さ、いこっ!」「えぇ、行きましょう!」
~続く~