~腕試し?~
第五話です
~第5話~腕試し?~
「お先にどうぞ。」「はぁっ!」刹那、目の前に突き出した、不壊の剣の軌道が曲がり、
火が飛んでくる。火魔術のファイアーボールだ。「っく!」ぎりぎりで防ぎ、後ろに回り込んだ、
無限を追撃するが、見事に避けられ、雷魔術 のサンダ―が飛んでくる。
「(これだ…)はぁっ!」私は、剣にサンダーを纏わせ、反撃する。
「へぇ~・・・。」「スラッシュ!!」剣技のスラッシュで、攻撃するのには理由があった。
「ほいっ。」「やっぱり、避ける・・・けどっ!」そう、スラッシュは、魔法を纏っていると、
その纏っている属性の魔法が一度だけ放てるのだ。
「見えているんだよね~」「なっ!」放った、サンダー付きスラッシュの魔法攻撃を、剣で反らし、
カウンターを混ぜてきた。「(やられる!!)くっ!」”ピタっ”
「はい、きみの負けね。」「・・・参りました・・・。」「さーてと、私は用事があるから。」
「・・・さよなら・・・。」「意外と冷たいなぁ~まぁ、その一言が照れ隠しなのは分かってるけどね。」「・・・!?」「じゃあバイバイ。」「・・・」「ノワールちゃん、大丈夫?」「・・・うん。」
「強かった・・・余裕があるようなかんじだった。」「そうだね・・・。」
「さて・・・お前らは何しにこのギルドに来たのか覚えているか?」
「あ・・・。」「やっぱりノワールちゃんは覚えてなかったね・・・。」「ギルド登録して!」
「はぁ・・・最初は見習いランクのMランクだ。そのあとに、Hランク、Gランク、Fランク、
ときて、やっと一人前だ。そしてEランク、Dランク、まで来ると、三級冒険者になれる。
そのあとは、C3ランク、C2ランク、C1ランクになって、Bランク試験に受けられる。
Bランクになれば、二級冒険者になれるな・・・普通の人はここからなかなか上がれない。
次に、B3ランク、B2ランク、B1ランク、になれて、Aランク試験を受けられる。
Aランクになれば、ギルドが作れ、Aランク冒険者専用の、貴族である、冒険爵になれ、
国から、半年に一回、100万ゴールドが支給される。 そのあとは、A2ランク、A1ランクになった後、Sランク選抜試験というのに参加でき、
Aランク冒険者を集めて、トーナメントを行い、3位以上になれば、Sランクになれる。
その後は、SSランクやSSSランクがあるらしいが、なれる条件を俺は知らないがあるらしい。
どうだ?分かったか?」「ん、だいたい。」
「ノワールちゃんが忘れていても私が覚えてるので、平気ですよ。」
「そ・・・そうか・・・ならいいんだが。」「む、アリア私のこと、馬鹿にしてる?」
「う・・・ま・・・まぁ、事実でしょう?」「否定できない‥・。」
「はっはっはっ面白いな、二人とも。」「そう?」「そうでしょうか?」
「ああ。おっと・・・名前をまだ言っていなかったな。俺の名は、ジニア・ニグル、
ここのギルド長だ、まぁ、ギルドマスターとも呼んでもらって構わない、改めてよろしくな。」
「ん、よろしく。」「宜しくお願いします。」「で、この受付嬢は、」
「ミスィ―・アウトレットです。」「二人は、パーティーを組むんだったな。」
「うん。」「そうですね。」「なら、ミスィ―を二人の専用受付嬢にしよう。」
「えぇぇぇぇぇ!?私が!?」「あぁ。君も新人だしな。歳も近いし、仲良くできるんじゃないか?」
「・・・が・・・頑張ります。」「分かった。宜しくね。ミスィ―さん。」「よろしくお願いします!!」
こうして、私は、ギルドの登録を終えた
「それで・・・ミスィ―さん、どんなクエストができるの?」
「クエストの内容はあまり制限はありません。クエストにも、ランク付けされていて、
自分のランクより、下のランクのクエストから、一つ上のランクのクエストまで、できます。」
お二人…ノワールさんとアリアさんはFランクになってますので、Eランク以下のクエストなら、
受けれますよ!」「うーん・・・ノワール、どうします?」「Eランクの討伐見てみよう。」
「この、ホブゴブリンの群れの討伐はどう?」「いいと思う。」
「それじゃあ、クエスト開始です!3日後までには報告してくださいね!」
「ん」「わかりました!」
「さて、ノワールの、武器や防具とか買いに行こうか。」「え、いらないよ?」
「見た目的にも、つけてないと怪しまれちゃうからね。」「・・・分かった。」
「それじゃ―レッツゴォー!」「(なんかテンション高いな・・・アリア。)」
「ボーっとしてると先に行っちゃいますよー!」「ん、分かった。」
「この防具だけでも買いましょうよ~」「いや・・・だって、動きにくくなる・・・」
「でも、怪しまれますよ?」「でもさ~いいのないんだもん・・・」「はぁ~」
なんかすごく申し訳ないんだけど、この時は本当に嫌だった。
そんな時だ、すごくいいのが見つかった。
「これは・・・?」「ん・・・そ・・・それって凄く動きにくそうなローブですよ?」
「でも、防御力も高いし、なにより・・・凄く可愛い・・・」「お、嬢ちゃんそれが気になるのか?」
「あ、店主さん。」「これはな、なんと、身軽な服装にもなれるんだよ。」「え!?」
「本当ですか!?」「ちなみに1300万Gだが・・・・・・」「ツケでお願いできますか?」
「・・・いいだろう、嬢ちゃんたち可愛いな、ただし、10年以内に返せよ?」
あの時、店主さんは優しいな~とおもった、けど私たちはこういったんだ。
「「10日で返すよ!(返します!)」」「え!?そ…そりゃあ面白くねえ冗談だな~・・・マジか?」
「「マジですよ。なんせ、明日、有名になるパーティー、ノワールアリアですから」」
そうして、私はその防具、天使の羽衣を装備して、オークの群れが目撃されたところを目指した。
「ここが目撃情報があった場所…。」
「そうね・・・今のところ出てこないけど・・・近くにいるはずだわ。」
「ん・・音が…」「もうちょっと様子を見ましょう。」
「いた…オーク・・・それに…ゴブリン?」「そうね・・・しかもホブゴブリンまでいますよ・・・」
「グギャ?」「気づかれた…。」「ですね。まぁ、手っ取り早く片づけましょう。」
「グギャギャ!!」「私一人でやるから。」「分かりました。」「えいっ!」
「グギャァァァァ!!」「はい、終わり。」「お疲れ様でした。」
「そういえば、ノワールは、民間人・・・一般職でしたよね?」
「ん、そうだけど?」「それでこれですか・・・・ホントに規格外です。ただでさえLV1というのに…。
どうしてそんなステータスなんですか?」「まぁ・・・才能?ってやつなのかな・・・?分かんない。」
「えぇ・・・・。」「ん・・・まだ何か来る!」「あれは・・・ドラゴンですか・・・ちょっと厄介ですよ?」
「ん、大丈夫。それに私、他の人よりレベル上がるの遅いみたいだから、EXP欲しいし。やる。」
「わかりました。けど、気をつけて。」「・・・だから・・・敬語はいらないって!!言ってるでしょーが!」
”ドゴォォォォォォォォン・・・・”「・・・ホント規格外ですね・・・ノワールは。」
「それでよ~し!」「さて、報告しに行きましょう。ドラゴンを倒したのは、ギルドカードに、記録されるから、あとで見せましょ。」「そうだね~さ、いこっか。」
こうして、私たちは、ホブゴブリン等とドラゴンを倒し、街へ戻るのだった。
続く