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黒き協奏曲  作者: NoirK29
15/16

~第11話~魔王~

二か月分

~第11話~魔王~


「くっ・・・はははは」

「?・・・どしたの?」

「いや・・・貴様の炎のおかげで

魔王からの束縛が解けたぞ・・・。」

「そうなの・・・?」

「ああ、そうだ。ありがとう。」

「そういえば魔王サルサってどんな奴なの?」

「まぁ、ある意味感謝はしてる。

そもそも私は別に魔王に殺されたのではなく、

王国の兵士に殺されかけたのだ。」

「そうなの?」「ああ。なんとか相打ちまでに持ち込んだのだが、

力尽きてしまったのをサルサに助けてもらったのだ。」

「魔王サルサはどこにいるの?」

「私はお礼しに行くために少ししたら行くつもりなんだ。

それについていけばいい。」

「ふ~ん・・・ねえ、サルマ。」

「な、なんだい?」

ノワールの圧倒的な威圧にたじろぐ。

「操られていたとはいえ、私たちを襲ってきたでしょ?」

「うぐ・・・それは言い返せんな・・・」

「仲間になって頂戴。」

「え・・・」「何か問題が?」

「わかったよわかった。

ただ一つ言っておく。わたしは・・・

女だぞ?」

「「・・・え~!?」」

私とサルマ以外のみんなが驚く。

「みんな気づかなかったの?」

「君は気づいていたの?ノワール。」

「だって、魔力と神聖力の感じが

女の人特有のやつだったからね。

もしかしたら、戦ってるときに派生した

鑑定眼のおかげかな?」

「・・・はぁ・・・君ってすごいね。」

そうサルマが言った時・・・


”まぁ、この小説なろう系だしね~”

「その声・・・舞原!」

私はとっさに声を出し声の主の名を叫ぶ。

「なっ・・・何ちゅう力の多さ・・・魔力、神聖力に・・・っつ・・・

気持ち悪くなるわ・・・・」

「さてさて、そんな君たちにヒントを与えよう。

サルサちゃんに会えば、この世界を救うための鍵の

材料になるかもしれないよ~。」

「・・・わかったありがと舞原。」

「はぁ~名前二ちゃん付きだったら嬉しいけど・・・

まあいいや。またね~」

私たちだけで会話していると、ユリノが

「あんたなにもんや!ぶっちゃけ

魔力だけでも伝説の魔神王よりも絶対桁違いに強いやないか!」

「いや~それは、終盤らへんに分かると思うよ?」

「終盤・・・・?なんのや・・・?」「君たちの旅のね。」

「じゃあね~。」「・・・っく・・・!?」

ノワールに謎の頭痛が走る。「ノワール!?」

アリアの声が聞こえ、意識を取り戻す…



「っつ!?何だったの今のは…?」「ノワール大丈夫?」

「う、うん・・・疲れてるみたい。速く村に案内してほしい。」

「わかった!」サルマのあとに続きノワール達は村へ向かっていくのだった。

~続く~

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