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銃と拳

状況が安定した後、銀色のPAWSもここに来た。


綾崎家の広場本当に広い、両機のPAWSに泊まってもまた広い。


降りて来た銀色のPAWSのパイロットは赤城と同じ赤色のパイロットスーツを着ている。


「はじめまして、当主様、お嬢様、私は時雨剣成と申します。この赤城とはチームメイトです」


紹介してないのに、時雨はこの場いる人を確かに認識している。


「お前には本当に紹介が必要ねえな」


「この状況において、誰でも推測できるだろう」


「それもそうだが」


「お嬢様、ご無事ですか!」


ああ、今度こそ間違いなく懐かしい声だ。二日ぶりなのに、長い間を感じていた。


「お嬢様は無事て何よりです…こいつは!」


シンは赤城を見た瞬間、攻撃態勢に入って、拳で攻撃した。


それはとても力が溢れている拳だ、少し赤城を心配かけてしまった。


けど心配した事は発生しなかった。


シンが攻撃する前に、時雨は既に迎撃態勢に入った。そして力ではない、技でシンの拳をカバーできた。同時に赤城は手銃でシンの頭を狙っているようになった。


全ては一瞬の間で発生した事で、当主と和歌奈お嬢様は反応出来なかった。


「やってみようか?」


「マグナム弾を喰らいたい要求は初めてだな」


シンが険しい声で挑発したが、赤城は冷静にツッコミしただけ。


「おやめ!シン、この二人は儂の大事な客人だ。お前は儂を恥ずをかけるのか!お二人とも、儂の面子で彼をお許してください」


赤城の性格から見ると、てっきり彼は激しい反応をすると思ったが、その前に時雨が発言した。


「どんでもないことです。当主様。これは多分自己存在を確保したいということだけです。全く同じ顔のもう一人が存在したら誰でもこんな事になるだろう」


少し止まってから、剣成はシンを見た。当主は今更その二人の顔が全く同じことに驚いている。


「安心しろ、君の筋肉のラインはカミトより深いだから、全く同じではない」


それはいいことかないかわからないけど,とりあえずシンの表情は少し楽になった。


「まさかレイブン以外でも俺の拳をカバーできる人間がいるなんて、考えすらし無かった事だ」


「それは俺は特別だから」


本当にこんな話を言う人が存在なんて、でも時雨の顔をしっかり見ると、普通の人間と一つ大きな差があることを発見した。


時雨の瞳の色は見慣れた黒ではない、赤色だ。


しかも火が燃えているような赤色。


「お前、なぜそのリボルバーを使う?怪獣でも狩る気か?そして弾数が足りないだろう?」


シンは赤城に問う、でもシンの問題を聞いた赤城は退屈な顔をした。


「丁度俺らの専門は怪獣の退治、だから弾数より威力が重要だ。そして俺はスナイパーだぜ、一撃必殺は当然だ」


「これは面白い、お前の記録はいくら?」


「誰がそんなものを覚えるか?」


「シン、君が負けず嫌いだと分かったが、射撃についてこいつと比べない方がいい。ちなみに、こいつの命中記録は生身なら、4500メートル、PAWSなら三十万キロメートルだ」


僕はそれが凄いかどうかわからないけど当主とシンの表情を見ればわかる。それはもう人間離れレベルだそうだ」


「嘘だろ......」


「残念だが、本当だ。そこにいるの龍神が嘘かないかを判断できると聞いたが」


「おい!バカ犬!本当か?」


和歌奈様の表情もデゥカラガンに聞きたいようだ。


「本当だと判断できる」


「嘘だろ…まさか綺礼以上のスナイパーがいるなんて」


「でも三十万キロメートルはもう月のところではない?」


和歌奈は疑問の表情で聞いた。


「あれは…あ、アリス、こいつらの情報レベルは何?」


「当主様はB,お嬢様今ならC、他のはレベル外です」


赤城のバッグから一人の小さい女性が出た。


そして僕を含めて驚いた。


「この子は俺の支援AIだ。それより、今はCの意味は?」


「はい、綾崎家のお嬢様としてはCです」


「つまり?」


「はい、アイシュヤの聖女としてはAです」


「じゃほとんど教えられるじゃないか?」


現場にいる時雨を除く全ての目が自分を見られているを気づいた赤城は,少し考えたからゆっくり言った。


「あれは今から十七年前,この世界は大量の異種が侵攻されている。俺たちがその時もうガーディアンスの一員として戦っている。そして最後の決戦,異種のリーダーに逃げられた,発見した時もう月の隣にいた。時間もうないから,俺とこいつの射撃で決める事になった」


赤城がこいつを言った時,自分の後ろにあるPAWSを指した。


「そして俺は出来た。だからPAWSの射撃記録は三十万キロメートルになった」


「あの時こいつの自信は爆発していたよ。俺たちの隊長を含めて,誰もこいつができることを信じていいなかった」


「確かにそうだったな,周りからやめろとか,俺を止めたい言葉ばかり」


「お前の実力,お前とずっと一緒にあらゆる戦場を渡った俺は一番理解している」


「だからお前は他の人を説得して,もう失いたくない俺はトリガーを引いた」


「そして見事に命中した」


何だか御伽話より信じられないようだ。


僕とシンとお嬢様誰も信じられない顔を出した。


「残念だが,彼らが言った事儂が保証する」


「当主様」


「まあ、そういう事だから,よかたら,おふたりはここで暫く休みどうか?」


「気持ちは感謝しているけど、俺たちはまた任務があるので,そろそろ失礼します」


剣成は丁寧に断った。


「そうか,頑張って」


「ありがとうございます」


そして二人は各自の機体に帰った,飛んで離れた。


「飛べるPAWS聞いたことないぞ」


「ないんですか?」


「お嬢様,俺の仕事にはそれを使う時があります,だからそれについての事は普通の人より知っているはずです。けど飛べる機体はアメリカでも持ってない事です」


「しかし彼らはガーディアンスと言いました」


「シン、君が負けたくない気持ちがわかるか、あの二人はレッド、そのガーディアンスの最高級戦闘兵である。そして君もわかるだろう、もし彼がそのままトリガーを引いたら、君はもう死んだぞ。いくら君の骨でも、その.50マグナム弾に命中されたら生きられる可能性はない」


「当主様、なんてそんなあの二人を信用していますか?」


「さっき君も聞いたはずだ、儂の情報レベルはBと言った」


「はい」


「だから儂は見学の機会があった。それは彼らの面子にもかかったことだから、展示の責任を取ったのは彼ら所属の部隊、セラフィーブリンガースだ。彼らから儂に見せた実地演習はこの世の特殊部隊を遥かに超えている。流石世界を救った人達。その中にあの二人も特別だ。あの二人の機体は一機で全世界と対抗できる機体だ。確かに守護聖剣(エクスカリバー)貫雷魔剣(グラム)と言った」


「伝説中の聖剣か!」


「あの二人だけ使えるようだ、だから今あの部隊は第一時間対応部隊として活躍している。一般的には、もし機龍型が出たら対抗手段この国にはない」


「ではあの二人が簡単であの機龍を倒せることは…」


「あの二人が強いってことだ」


「はい」


「和歌奈よ、赤城は何の為に来たのか?許可を出たのは儂だが、詳しくは説明貰ってない」


「はい、お祖父様、彼がザッドには危機があったと言いました」


「ザッドはデゥカラガンの故郷ではないか?」


「はい、彼は聖女の力が欲しい、世界を危機から救う為に私とデゥカラガンの力が必要って言いました」


「ならば行きなさい」


「当主様!」


「彼がそこまで言ったら、きっと大変な状況になったからだ」


「ならば俺も同行させてください」


「よろしい。和歌奈の真の姿、しっかりその目に焼き付けはいい」


「は、はい」



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