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混沌を切り開く極光

「実はあの時、あの場所ではもう一人がいた」


え?確かに行ったのはカミトとエド様だけだよね。


「あと一人とう言うのは一体…?」


僕とシンはカミトの言葉に全く理解できない。


『光を持つ者よ、私の名はナイダルカイシューレ、聖魔の女神と呼ばれている存在』


僕とシンが考える時、あの声が自己紹介してくれた。


待ってよ、聖魔の女神…マーヴェレヴェス様が言った創世の女神の一人ではないか!


超神たちは何も言わない、静かにその声に敬礼した。


しかしなんて聖魔の女神様はあの場所に?


『アリス!?何を言っている?』


映像からのカミトの声が驚いたのようだ。しかしアリスはカミトの支援AIだよね。


「アリスが聖魔の女神の意識終端の一つなんて、想像すらしなかったから、驚いたのも仕方ないだろ」


こっちのカミトは慌てて弁解している。


「実は私も驚いた」


こちのエド様はカミトの言葉に同意した。まあ、僕とシンも驚いたから、本当に仕方ないんだよね。


「つまりそれは聖魔の女神の力でお前たちを復活したのか?」


シンは疑問を言った。確かにどうやって復活したのは説明しなかった。


「そうは違う。私たち二人は復活できたのは、命源龍様からもらったお守りのお陰だ」


エド様の説明で思い出した、確かに出発する前に、穂花様は何かを二人に渡した、それか!


「かつて、そのお守りのおかげでニンザスの軍勢と対抗できたから、今度私は穂花様にお願いいただいた」


つまり保険という事だな。


『私の不始末のせいで、ギルガメッシュだけではなく、あなたたちにも迷惑かけてしまった』


それどう言う事?そしてそのギルガメッシュとは一体?


「そのギルガメッシュはアース歴史上のあのウルクの王ではないよな」


シンはカミトに聞いたが、カミトは映像を指している。


『ギルガメッシュ?』


すぐその理由がわかった、画面中のカミトも同じ問題で聖魔の女神に聞いたから。


『それは始まりの世界、「アルス」で悪意を制圧してくれた初始の人類』


『女神様の不始末とは?』


話の中途でエド様は別の問題を聞いた。


『私は生命に善と悪の概念を与えるの存在、しかし始まりの世界で悪意が多すぎてしまった、初始の人類たちは本能の欲望に任せて、あと一歩アルスが滅すところ、その初始の人類の一人、ギルガメッシュはアルスを統一できた。それから、唯一神さまと私たち女神は創世の事を検討し直して、悪意を抑える事を決めた』


女神様が説明する時、僕たちが見たのはまるで超人たちの残酷な戦い。誰も今の漫画や映画のような人間を遥か超えている力を持っている。だからこそ怖い。それは初始の人類どう言うのか?


「実は生命という存在は能力上限を設定されている。唯一神様が初始の人類たちを創造した時、上限の設定はしなかったせいで、あなたたちが見た超人の戦いになってしまった」


マーヴェレヴェス様は少し困っている表情で僕たちに説明してくれた。


「そしてギルガメッシュ様は現存ただ一人の初始の人類」


話を続いたのはメーリア様。超神も様付けている事は、そのギルガメッシュはどれほど凄い事えを理解できた。


「私たちはギルガメッシュ様のことを『星の王者」と呼んでいる」


更に話を続いたのはギルガレッシュ様。えっと、名前が似ているとは何かの原因があるでしょうか?


「ギルガレッシュだけではなく、実は結構多い神レベルの存在はギルガメッシュ様の名前と似ているぞ。少しでも彼と近くになりたいって事だ」


僕の思いは見抜かれたかもしれない、話をまとめたのはシャルク様であった。


『しかし私は生命を善に近くにしたいから、悪意を抑えすぎてしまった。その悪意はあなたたちが認識できている異種になってしまい、世界を侵略し滅す事になった。一番大変だったのはもちろん、始まりの世界であるアルスだ。だから私たち女神は唯一神に進言して、ギルガメッシュに強力な力を与えた、それは神剣と言う力。そして今私はあなたたちにもそんな力を与えたい』


女神の話は僕たちの注意を引き帰った。しかし神剣?確かにあの時…


『でも今のあなたたちのままでは神剣を駆使できるような力を持っていない、だからもう一種類の力をあなたたちを与えよう。さあ!頭の中が浮いてきた言葉を唸ってください!』


女神の話は終わった、そして僕たちが見たのは眩しい光。


オーロラより綺麗な光。


『灰燼の中から重生、炎の中から誕生、雷の中から降生、光の中から創生』


その呪文のようなものはなに?僕とシンはカミトとエドに質問の目線を送ったが、あの二人はパッと視線を逸らした。


どうやら恥ずかしすぎるようだから、その言葉が聞かれた事は公開処刑になっているようだ。


呪文が終わったから、僕たちが見たのは、あの日の光の人形。


『降臨せよ!極光神剣』


二人の声が重なってきた。そうか、こう言う事か!


その極光神剣と守護聖剣や貫雷魔剣と一番違うところは、極光神剣はモノアイだ。しかも赤色の目がしている。全身白色をしているから少しても神聖な雰囲気を感じられるけど、その赤色の目なんか凄い違和感を感じている。


しかし今画面中の極光神剣はあの七色の光の翼がない。


『まさか生きているのか!?今度こそ徹底的に殺してやる!』


あの機械の声から少し慌てている事を感じられた。うん、もし目の前死体が動きたら、誰も驚くはずだね。どうやらそれは異種でも例外しないようだ。


『次元陣列射撃、ガットリング!』


カミトの声と共に現れたのは無数の魔法陣にようなもの、そして極光神剣の両手は巨大なガットリング砲を持っていた。


さっき戦った黒い守護聖剣と貫雷魔剣も当然のように大量出て来たが、今度は同じ結局ではなかった。


その魔法陣から同じガットリング砲が出ていた、そして全てのガットリング砲は同時に射撃を始まった。


圧倒的な火力、、黒い守護聖剣すらそのまま貫いた。


「なんと言う力だ…!」


マーヴェレヴェス様が思わず呟いた。


『喰らえ!』


さっきと同じように黒い星から無数の刺が出ていた。


『次元陣列斬撃、ソード!』


エド様の声と共に、今度の魔法陣は剣のようなものが沢山出ていた、極光神剣の両手も剣を握っていた。そして敵に凄ましい攻撃をした。


「私はクラナイド皇家騎士の時期、双剣の使い手であった」


こちのエド様は静かに説明した。どうやら遠距離はカミトが主導、近距離はエド様が主導を取る事か?


でもそうだったら、カミトの時は狙撃ライフルを使うべきではないか?


「次元陣列射撃にはライフルモードもあるが、あの時は制圧するために、ガットリングの方が有利だったから」


そうだったか。


でも画面から見ると、その次元陣列斬撃は敵の本体までは届かないのようだ。


『光を持つ者よ、今こそあなたたちに神剣を渡す時。もう一度、頭が浮いてる言葉を唸ってください!』


また聖魔の女神様の声は響いた。


『光の名を持って、空間を切り開く、世界に光を。我が敵を終結し、邪悪を断つ。全ての栄光は光に』


画面中のエド様とカミトの声はもう一度重ねていた、そしてさっきより恥ずかしいセリフを唸っていた。


うん、僕とシンはカミトとエド様になにそれの目線を送ったから、あの二人はパッと視線を逸らした。


『混沌を切り開く極光ー最終幻想(ラスト ファンタジー)!』


極光神剣の前に、エド様の月の裁きと似ている剣が現れた。極光神剣はその剣を握って、柄を伸ばせた。


その剣は月の裁きと同じ、刃が二つに分けた。刃の間は大量の光子が爆発している。そして同時に、七色の翼が展開した。映像だけでも眩しすぎるので、少し目を閉じようにした。


「あれは月の裁きではないか?」


シンはエド様に聞いた。


「月の裁きというか、神剣は月の裁きの中にある方が近い。あの状態こそ神剣と言えるんです」


『あ!』


画面中、神剣が斬りにきたの方向で、人のようなものがいた。


それを見た時、神剣は少し止まっていたが、すぐ斬り続いた。


「あの瞬間、あの人のようなものは結衣に見えたから、少し迷った」


「私はメインに見えました」


でも最後は斬ったよね。


「あの世に行った時はちゃんと謝るから、今は世界のためにその悪になった星を斬らなければならない」


『くそ!こうなれば!一緒に行ってやる!』


珍しく異種から感情の波動を感じた。それらは本当に悪意だけなのか?思わずそう考えてしまった。


「悪意だからこそ、私たちを一緒に連れてやりたい。いえ、ザッドを一緒に連れてやるという方が近いです」


エド様の説明と共に、黒い星が加速して、ザッドに落下開始した。


『光に消せ!』


カミトとエド様の吶喊と共に、光子の刃はその黒い月を一刀両断した。


神剣の威力が強大すぎるので、黒い月は沢山のかけらになって、地面に落ちる続いている。


『これはやばいぞ』


『全ての光子を防衛力場へ!』


『光子フィールド…ではないのか?光子領域、展開!』


カミトの声と共に、光は極光神剣を中心に展開した。星のかけらは空に少し止まった後、焼き尽くした。


しかしほんの少し大きすぎかけらは地面に落ちたから、あの悲惨な状況になってしまった。でも全てのかけらが落下したよりましだから、超神たちは責めようとしてない事は何よりの証拠だ。


そして光子の力が使い切ったそうな極光神剣も落下した。


これは守護聖剣が守ってくれた、本当に間一髪だな。


でも流石に全部守れるわけがないから、守れなかった場所はあの日で見た酷い状況になってしまった。幸い聖殿騎士団本部の所在地は都市から距離があるので、自然環境が大きな損壊になったが、民の死傷はほとんどなかった。


でもしばらくの間は混乱していたから、各国の王は大変だった。でもなんとかうまく出来たから、あの受勲儀式が成立できた。


地面に落ちた極光神剣は貫雷魔剣に回復した、そしてカミトとエドは機体の外で座っている。疲れたのせいかもしれない、この時二人の顔の色はよくなさそうだ。


『アリス…もしくは女神様と呼ぶべきのか?』


『お好きに。私は分霊のような存在だけど、基本的にはあなたのアリスだよ』


アリスは以前と同じ声でカミトを答えた。


『女神様はどうしてアリスに?』


エド様は迷いなく女神様に質問した。


『カミト、あなたの名前の意味、知ってる?』


『神の人、だから神人カミト。漢字はあまりにも不敬だから、カタカナで使って来た。おふくろが神社で神に求めていただいた名前だと聞いたが』


カミトの名前はそう言う意味だったのか…


え!それじゃシンの(しん)と同じじゃないか?偶然にも多すぎだろ。


『あの(シン)という人はカミト、あなたとは元々一人なのよ』


いきなりそんな二人の人生を変わる事を言うなよ!女神様!

お待たせしました。

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