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ポメラニアンとご主人の奇妙な冒険  作者: クレナイ
大戦の後の恋愛事情
42/215

世界を救った光

20210620:女王の旦那の名をレッドに修正しました。

「うわわわわわ!」


織姫王女は泣き声で神龍たちの包囲を突破してしまった。そしてすぐ姿が消えた。


「まさか織姫が…」


リズ女王は悔恨しているような顔になった。


「エド、織姫はどこにいる、心当たりがあるのか?」


カミトはエドにそれを聞くのはどうする?


「邪神ニンザスとかかったらそこしかないはずだ!俺について来い!」


「了解だ」


エドとカミトは走り出した。


「ワーッ!」


「わかったよ。デゥカラガン、俺らも行こう!」


「待って、まずは聖女様たちと王たちの安全だ!」


「それもそうだ!お嬢様!こちらへ」


シンはお嬢様とクロエの手を取った、聖殿に向かって行った。


「デゥカラガン様、さっきエド様が言ったそこしかないとは?」


「前回、私たちが回帰した時、その時エドはニンザスの分身である轟撃龍ゴルディーアンと法能龍シルフェールを倒した。その功績によっでエドはリズ、当時は王女の導師になった。しかし、リズは有能すぎて、義理の弟の生母に謀れて、命は失った」


「え、ならば今ここにいるのは…」


「エドによって復活できたリズ王女、今は女王だ」


「復活?エド様はそんな事までできるの?」


恐ろしい人だな、エド様は。


「死の騎士は魂を操縦できる専門家だからだ」


「でも復活までできるなんて、凄くないですか?」


「話は続く、おそらくエドはカミトを星辰の大広間に連れて行くんだろ」


「星辰の大広間?」


「あれはレカーライヴズ王家の聖堂、リズ女王の弟はそこでニンザスに憑依されてしまった、最後はエドが月の裁きで彼を殺した」


「あ、それって…」


「そこはニンザスが降生した事があったから、魔力の裂隙は今でも残っているかもしれない」


「そう言えば、デゥカラガン様たち神龍は行かないの?」


「私たちの力は強大すぎて、うっかりしまうと、レカーライヴズは消えてしまうぞ」


「そう言えばヘル皇城はそうだったんですね」


「とりあえず、今はエドとカミトに任せた」


「デゥカラガン様、お願いします、私をカミトのところへ連れて行ってください」


え、えりなさん?


「お願いします、私はカミトの側に行かなくちゃ!」


「それなら俺も同行する」


え?シン?


「お嬢様は俺も支援しに行ってと」


「わかった。私もただいま聖女様からの連絡をもらった」


「では行こうか!」


「そう言えばこれは初めてあなたたちの前で龍の姿に帰るな」


デゥカラガン様の呟きと共に、僕、シン、そしてえりなは空を浮いている。


「ワーッワーッ」


慌ているが、空を浮いているから上手く動けない。これはデゥカラガン様の重力操作能力か?


「ガアアアアアアアアア」


デゥカラガン様の咆哮、そして僕たちが見たのは、百メートル以上の大きさを持つ巨大な龍。


デゥカラガン様の重力操作能力で僕たちを柔らかくてデゥカラガン様の背中に乗った。


「ありがとうございます、デゥカラガン様」


「感謝するのは後で、私は加速するぞ」


てっきり強大の風圧が起こると思ったが、想像より柔らかい。


あああ、風は気持ちいい。


でもうっかり下を見てしまうと、高度はかなり高いと今はかなり速い速度で前進している事を認識した。その瞬間から怖くなった。


「そう言えば、えりなさん、ここでその事を聞くのは失礼ですが、どうしてあなたも織姫王女とカミトの事を賛成するんですか?」


シンはえりなに声をかけた。


正直僕も知りたい、カミトはそこまで反対したのに、そして結衣は一体?


「あなたたちは既に知っているかもしれない、私はカミトの幼馴染み、そして今はカミトの妻であるが、カミトの初彼女は私ではなかった」


「ええええええええ?」


シンは僕の心の声を完璧に言った。


「高校一年の時、家庭の事情で私はカミトから離れた、その時カミトはある女の子を虐めから救った。そう、その子は後でカミトの初彼女になった霧島結衣」


「しかしカミトたちの才能は大きすぎて、ガーディアンスがカミトたち四人を勧誘しに来た」


「四人?」


あ、そう言えばシンは初めてその事を聞くよね。


「はい、赤城カミト、時雨剣成、日向清英、そして羽黒武、それは今でも伝説世代と称えているランクレッド」


その武は凛の恋人だった人だよね。


「彼らは最後にガーディアンスに入る事を決めたから、もちろん結衣さんもカミトと一緒にガーディアンスに入る事にしたが、カミトたちはランクレッドだから,予備訓練だけでかなり重くから、二人が一緒にいる時間は大幅に減ってしまった」


「ある日、補償のためにカミトと結衣はやっとデートすることができたが、途中で私の居場所は異種が現れてしまった。基地にいる清英ぐんがその情報を知ったから、ルールを違反してカミトと一緒に私を救うために来た」


「えりなさんは今ここにいる事は、つまり救えられたことだな」


「はい、間一髪の時、カミトは間にあった。そこで私はガーディアンスを知る事になった。そして私はカミトと再会できたから、そのままカミトと一緒にガーディアンスの基地に帰ってしまった」


しまった?つまりその時は事件が起きた事だよね。


「補償のデートは他の女のために中断されてしまったなんて、当然のように彼女は私を見た瞬間に怒った」


「それって?」


「彼女は私を傷付けさせられような時、カミトは私を守った」


今まで色んな事を聞いたから、当然そうなったには想像できるが、あの時の結衣にとってはきっと信じられない結果だよね。


「そして結衣の怨みは異種と共鳴して、結衣は巨拳型機兵に化けてしまった」


えええええええ!


「なるほど、わかった、今の状況はまるであの時と全く同じだからえりなさんは珍しい前線に行くとなった。そして織姫をカミトに推すのもその故だと思う」


「はい、そう言う事です」


「到着したから、これより降下開始!」


僕たちはしっかりデゥカラガン様背中の刺をしっかり掴まえた。


「あっちなのか?」


シンは一つ光っている建物を指している。


「そうだけど、その光は一体?」


しかしデゥカラガン様は疑っているようだ。


その光は強大すぎで、僕たちは入る事ができなかった。しかしこの光はどこかで…


約五分後、光が消えた。


「カミト!」


えりなは僕とシンより真っ先に星辰の大広間に入った。もちろん僕とシンもすぐついて行った。

そして僕たちが見たのは織姫をお姫様抱っこをしているエド様と床で横になっているカミト。


「カミト!」


えりなは当然のようにカミトの隣に行った。カミトはちゃんと呼吸している事から見ると、大丈夫なはずだ。


「君たちも来たか」


エド様は僕たちを見て声を掛けてくれた。


「エド、何かあった?」


デゥカラガン様はエドに質問した。うん、今のデゥカラガン様はジャーマンシェパードドッグの姿に戻った、本当に龍の姿と比べれば完全に比べられないな。


「私とカミトの合力で織姫を救う事ができました。そしてニンザスの影も消えました」


多分デゥカラガン様がいるから、エドは敬語を使っている。


「そうだったのか」


「えりなさん、カミトは少し力を使いすぎて、疲れて寝ただけだ、安心してください」


「はい、ありがとう」


えりなはカミトの頭を自分の太腿に置いた。


まさかここで膝枕か。


「お父様!」


「導師様!織姫は大丈夫ですか?」


「エド様!」


リズ女王と王夫のレッド、そしてシックリスさんは入って来た。


うん、シックリスさんならこの速さは納得できる,飛行能力が讃えている翔紅龍だからね。


「うぐ…」


「カミト!」


「なるほど、これはこんなに気持ちいいなわけか」


目覚めたカミトはえりなの膝枕を確認したからまた寝ようとした。


おい!


「カミト、起きって!」


えりなはカミトを揺れさせるから、カミトはやっと目覚めた。


「エド様、カミト殿、一体何かおきたんですか?」


「姫様はそのニンザスに憑依された、俺とエドの力で邪神の影を消滅できた」


カミトの報告はさっきエドのと同じじゃないか!


「そうですか、ありがとうございます、救世主様」


「ありがとうございます、お父様」


「なに、織姫は俺の大事な孫娘だぞ」


それもそうだね。


「関係人は全部ここにいる機会で、カミト、もう一度言う、織姫をお前に託したい。今お前も見た、この子はお前への想いが邪神に利用できるほど重くなっている。だから…」


「カミト…私もお願い」


さっきえりなからその事件を聞いてもらったから、今えりなの気持ちは理解できている。


「救世主様、織姫の父親として、私もお願いいただきたい。この子の幸せはもはや救世主様しかありません」


「カミト様…」


織姫も目覚めたようだ。


「カミト、えりなもそこまで言った、お前もそろそろ観念すべきじゃないか」


シンもカミトにそうやって言った。


「織姫様、大丈夫か?さっきの事は覚えてる?」


「はっきり覚えていませんけど、優しい光が私を包まれた事は覚えています」


「織姫様、今あなたの周りの奴らはあなたを通して俺たちセラフィーブリンガースと関係を築くたい、それを無視してください、俺はあなたの本音を聞きたい」


うわ、まさかカミトはこんな優しい言葉を言えるなんて。


「はい、お父様とお母様、そして導師様は政治的な目的があること、私はそれを知っています。しかし私の感情は嘘ではありません、カミト様が私を救った時から、ずっと、ずっと好きでした」


カミトはえりなを見た、そしてえりなは頷いた。


えりなの返事を確認したカミトは織姫を抱きしめた。


「うわわわわわ」


織姫様はまた泣いたが、それは僕でもわかっている幸せそうな顔。


「最後に一つ確認したい」


カミトは周りのレカーライヴズ王室の人を見ながら言った。


「織姫は俺と一緒にアースへ帰る事は大丈夫だよな」


カミトは聞く同時に、えりなと織姫を同時抱きしめた。その中にはえりなは織姫を抱きしめた。


「これからはよろしくね、織姫ちゃん」


「は、はい!よろしくお願いします、えりなお姉様」


え?二人の仲は良すぎない?何のこと?


「それはもちろんだ。織姫の事は頼んだぞ」


エドはリズ女王たちの先に発言したから、リズ女王と王夫のレッド様は何の意見も言えなくなったが、カミトに娘を頼むのような話だけを言ってくれた。


「では帰ろ」


カミトはえりなと織姫を連れて外に向かっていた。そこは既に桜とロックオンが待っている。


「さすが教官様!」


そして一緒に迎えに来た桜はロックオンを殴った。



お待たせしました。

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