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新たな出会い

「待って待って、あなたたちはチャルソンの部族だろ、ならば俺らは敵じゃないぞ。」


戦場と聖殿の間にある森の中で、僕たちは緑色の皮膚を持つ人形生物と出会ってしまった。


彼らは僕たちを見た瞬間、作戦態勢に入った。こちらのシンも構えたが、サファリアンは相手の旗印に見覚えがあるので交渉になった。


「確かにチャルソンは儂の族長だが、きさまらはどちらのもんか?」


「音の聖女軍団長、サファリアン・グランドだ。こちらの二人はシンとカニンガン、月の聖女軍団長と氷の聖女軍団長だ。」


サファリアンの解釈によって、相手は警備しながら武器を収めた。


「これは失礼だな。儂はトクルス、崩天氏族の作戦指揮官だ。」


「あの名高いのトクルスか!」


サファリアンとカニンガンはとても驚いたのようだが、シンは依然構えている。


まあ、見知らず相手にはこれくらいの警備は当然だ。


「そこのあなた、殺気はそろそろ収まるぞ、でないと、敵を見なすぞ。」


「シン、大丈夫だ。」


サファリアンはシンを止めている。


「あの、崩天氏族のチャルソンと言ったら、もしかしてエド様の息子であるあのチャルソン様ですか?」


「我が英雄とは知り合いのか?証拠があるのか?」


多分騙された経験があったから、トクルスが証拠を要求している。


「あの、私はエド様のお勧めでここの月の聖女軍団長であるシンの副官に任命されたクロエです。」


「その目から見ると、言葉だけは無用だそうだ。」


シンが会話に割れ入った同時に、ゲッカビジンを出している。


「それはどう言うつもりだ?」


トクルスと後ろにいる同じ緑色皮膚の人が再び武器を構えた。


でもおそらくシンからの殺気がないから、あちらも攻めに来ない。


「これはデゥカラガンから貰った神龍剣、エドの関係者なら、デゥカラガンの名を知るはずだろ。」


「その特殊の魔力、確かに神龍剣に違いない。儂が失礼した。」


「こうなったら話が早い。」


この状況を見たサファリアンとカニンガンも剣を出した。


おい、この場面を更に緊張になるとはどうするのよ!


「まさか神龍剣を貰えた軍団長がこんなに多くになっていた。」


トクルスは後ろにいる同族に何か言ったら、シンたちに敬礼した。


「今までの失礼を謝罪させていただきたいです。申し訳ありませんでした。」


「いいえ、どんでもない事を、それに私たちの事をよく知らないから、警備するのも当然の事です。」


クロエは代表して答えた。


そう言えばさっきクロエは何か言いたいようだ。


「さっきの話ですが、あなた様は前の大戦で大きな功績を上げた獣人族の英雄の一人、トクルス様ですね。」


「確かに儂ですが、エド様や族長と比べたら何もならないですが。」


「いいえ、あの有名な撤退戦で獣人族の戦力を保持できたから、後の戦いを支えられました。」


クロエがトクルスの歴史を言ったから、トクルスが少し恥ずかしそうに頬が赤くなった。皮膚が緑だからその赤は更に明らかに見える。


「そうや!司令!」


味方だと確認出来たからのようだ、獣人たちは近くに来た。そして高く声でトクルスを応援した。


「本題を話しよう、儂はこの先頭の戦場が支援が必要だと聞いたから、部隊を率いて参ります、あなたたちの方向から見ると、あの戦場から帰るのだと思いますが、何か情報がありますか?」


「多分それは俺の事だ。」


それはシンの暴走だと思ったから、シンがちょっとすまないの顔を出している。


「貴殿ですか?」


トクルスがシンを疑っているような目で見ている。


「あ〜ちょっとトラブルを起きただけだ。」


あの、シン、この人たちにはトラブルの意味がわからないでしょう。


「それはすみませんでした、シンは聖女聖上と同じアースから来ましたので、魔力の制御にはまだ上手くできないからの騒動でしまいました。」


多分みんながトラブルの意味を理解できないと判断したから、クロエが代わりに説明した。


そしてクロエはトラブルってなに?の目でシンを見ている。


「あら、これはトクルスじゃない?」


突然後ろから女の声が出た。


「その声…シェルフィー様ですな。」


その声を聞いた僕たちは後ろに向いた、そこにいるのは二人の女騎士っぽいの人。二人とも見覚えがある。


「シルベリアさん、そしてシェルフィーさん。」


カニンガンがその名前を言った。じゃもう一人はそのシェルフィーって事だね。


「奇遇ですね、ここでみんなと会わることなんて。」


シルベリアは双方を見たから言った。


「トクルスとカニンガン様は知っているが、ここの三人とその妙な生物は知らないぞ、シル、あなたとは知り合いのようだ、紹介はよろしく。」


その妙な生物は僕のことか?そう言えば、僕とシンはシェルフィーと直接会うのは初めて、カミトとエドが出発する前のあの夜では直接面会しなかった。


「はい、お姉様。この男二人はサファリアンさんとシンさんです、音の聖女軍団長と月の聖女軍団長です。女の子はシンの副官のクロエさんです。そしてこの子はシンさんの友、ポメラニアンのヴィクです。」


シルベリアはしっかりシェルフィーに僕たちの事を紹介した。


「ポメラニアン?狼と似ているが、狼じゃないの?」


そのシェルフィーが疑問を言った、でも狼がいるのに、犬がないの?


「お姉様、アースには人類に従うの狼を犬と呼びます、ポメラニアンはその中の一種類です。」


「アース?つまりあなたはアースから来たの?」


シェルフィーはシンを見て聞いた。


「そうだが、何か?」


シンは本当に和歌奈お嬢様と当主様にしか敬語を使ってないな。


「まさかアース人が聖女軍団長になれるとはな。」


シェルフィーが意味不明の溜息をした。


「不満か?」


シンは挑戦するような口調でシェルフィーに聞いた。


大丈夫かこれ?


「いいえ、デゥカラガン様に認められたあなたには不満があるわけがありませんよ。」


「本当に不満だったら、ここで格付けでもいいぜ。」


「シン!」


シンは依然攻める口調だから、クロエに叱れられた。


シンはこんな性格だっだけ?


「そうか、さっきの騒動はあなたですかね。」


シェルフィーが何かをわかるように頷いた。


「え?」


クロエが自然に疑問の声を出した。


「私とシルベリアはトクルス様と同じ支援のために参りました。そして今はあなたから魔力中毒の残りを感じられます。」


つまり今のシンは僕たちを攻撃しないけど、魔力中毒が性格への影響はまた残っている。


「ならばどうすればいいですか?」


クロエが心配しそうにシェルフィーに聞いた。


「普通に残った魔力を使えばいいですが、今の状況から見ると、それは難しそうですから、残る手段は強引にその魔力を打ち消すしかなさそうですね。」


シェルフィーが言いながら剣を出した。


おいおい!


「大丈夫ですよ、私たちヴァルキュリアの聖武具が魔力だけを消すことをできますのよ。」


どう言う事?シルベリアは僕たちを離れられた同時に説明した。


剣刃波動(ソードウェブ)!」


シェルフィーが構えた後にしばらくの気合い入れるから、技の名を唸って技を放した。


そしてここは何かが打ち消しそうになった。


でもなんてその発音が英語なの?


「そうか、俺が暴走したか。これは本当に迷惑かけてしまいました、本当にすみませんでした。」


シンが目覚めたようにみんなに謝った。


「ワーッ!」


僕はシンに飛び込んで、そしてシンは僕を抱きしめた。


それはあの日と同じように温かくしている。


「ヴィク、心配させてしまってすまない。クロエとみんなもな。」


「お前を抑えるには本当に大変だったぞ。」


サファリアンは笑って謝るを受けた。カニンガンとシェルフィーは頷いた。トクルスと獣人たちも。


パサ


パサ


翼が振動しているの声。


上に見ると、それはシックリスであっだ。そして今は気づいた、空と周りは既に黒くなった。


「みんなが遅いから、心配して探しに来た。」


人の姿になったシックリスが心配している顔がこっちを見ている。


「すみません、それは俺のせいで。」


シンがシックリスに説明した同時に、他のみんながシックリスに敬礼した。


「さっき空で見ました。解決したらそれは問題ありません。」


「私もみんなに心配させてすみませんでした。剣刃波動(ソードウェブ)を使う前にちゃんと説明するべきでした。」


シェルフィーはさっき剣を使った事をみんなに謝った。


うん、それは本当に驚いた。


「もう遅かったから、私に乗れ。」


シックリスがそう言ったけど、獣人たちの数が多すぎない?乗れるか?


「凛さんの情報でこんな事を予測したから、私の部下を連れてきました。」


シックリスの話と共に、六人がシックリスの周りに立った。


「みんなよろしくお願いします。」


「はい!」


シックリスの要求を応じて、あの六人が巨龍の姿になった、そしてここにいる全ての人が紅龍たちに乗って、聖殿騎士団の本部に帰った。


凛に報告し、みんなと一緒に食事をしたら、シンは僕とクロエと一緒に月の聖殿に帰った。


和歌奈お嬢様は依然祈っている、デゥカラガン様が和歌奈お嬢様の側に協力しているから、シンは僕と一緒に休んだからそのまま寝ることになった。


それも仕方ない。今日はさすがシンでも疲れていただろ。


クロエがそっどシンに布団を掛け直した、その目の中から優しさを感じられる。


きっといいお嫁さんになれるだろう。


変な考えをやめた、僕も眠くなった、そのまま目を閉じた。


こうして、僕たちがザッドに来たから一番長い一日が終わった。




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