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戦争開始(突入第一日)

お待たせしました。

「通報!上空から異種、十!」


「通報!聖殿の入り口が異種、二十!」


「凛!上空は翼獣型十に追加!」


僕は凛と共に指揮室に来た。そこは既に混乱している。


聖女たちが道を開けると同時に、それも異種がこの星に通われるの意味、だからこの状況になったのは当然だ。


「全PAWSは大型異種に専念しよう!猟獣型と蜘蛛型は聖殿騎士団に任せる!」


「了解!」


PAWSドライバーたちからの答えがまた元気しているが、でもこれはまた始まりに過ぎない。


「狙撃兵科、空の異種を落とせるか!」


「了解!」


答えたのは桜、どうやらその演習の結果によって、執務代理は桜に決めたそうだ。


「麻美ちゃん、いい?一匹も残さないのよ!」


「了解です!」


あれ?ロックオンは?


「ロックオン、狙撃兵科の援護をお願い。」


斎香の声。


「了解。」


どうやらロックオンはレッドだから、今は戦闘兵科に扱ってのようだ。


「凛、新手が出た、正面から重甲機龍型、四。」


「剣成!大聖殿艦のエネルギー量は?」


「80%だ。」


「ではお願い。」


「了解!」


「剣心、大聖殿艦の防衛は頼んだ。」


「了解!」


そう言えば、この大聖殿艦の動力源も守護聖剣(エクスカリバー)貫雷魔剣(グラム)だな、貫雷魔剣(グラム)がなく今、それは守護聖剣(エクスカリバー)だけ。だから剣成はさっきまで戦場に出なかった。


「報告!正面の機龍型は全て殲滅した、空の異種は半数落とした、残る十!」


「よし!援護射撃!撃て!」


この大聖殿艦から大量なビームが発射した。


でもそれは貫雷魔剣(グラム)の火力に届かない。


「麻美ちゃん、残さないように片付けのよ!」


「はい!」


狙撃兵科の二人は頑張っているようだ。でもシンの方はどうなった?


「報告、聖殿騎士団が正面からの猟獣型機兵を圧倒した。死傷が五十。」


それはシックリスの声。


「妾が聖殿騎士団との通信を担当した、ご命令を。」


「神龍剣を持つのは何人いる?」


「残念ですが、サファリアンとシンだけだ。他の軍団長は儀式失敗した。」


え?それは失敗するの?シンとサファリアンがあっさり成功したのに。


「あ、すみません、あと一人が神龍剣を持っている、白の聖女軍団長のカニンガンさんです。」


「三人だけか。」


凛は少し悩ました。


「各国部隊は?」


「はい、レカーライヴズ王弓騎士団、カノン帝国騎士団、シヴァ二公国騎士団はそれぞれ予想した位置で敵と激戦中。」


シックリスの答えによると、相当まずいのようだ。


「シンたちに伝えて、神龍剣を解放してもいい。」


「わかった。あら、カノン帝国のファランディナとロティヴァンがここに向かっている。そしてシヴァ二のシェルフィーとシルベリアも。」


英雄たちか。


「報告!正面から異種、数一百!」


異種は倒れるほど多くなっている。大丈夫かこれ?


「それは私たちに任せて、聖殿騎士団のみんなは戦線の維持を。機龍型のはセラフィーブリンガースのみんなに。」


女の声が響いている。


「ファランディナか!」


「それは助かる!」


シックリスさんからその声の主を知った。


「帝国軍の指揮は大丈夫か?」


「姉上が残っているから、大丈夫です。」


姉上?


「そうか、ファランシスナさんか!」


僕はモニターで一人が前に立っているを見た。


「よし、みんなに退避命令を!ファランディナの大魔法だ!」


シックリスは凛に建言した。


「魔法の属性は?」


「雷です。おそらく最上級範囲魔法を放す。」


「全軍、退避命令!」


シックリスの答えを聞いた凛はすぐ命令を下さった。


「どこからの何物は知らないが、この世界から出て行け!『鳴動の空』!」


天気は晴のはずだが、いつのまにか曇りになった、そしてその黒くなった雲から大量の雷が落ちている。


雷鳴の音が絶えず、地面は雷によって大量の穴が開いてしまった。でも機器のような機兵にとって、その雷による攻撃は天敵のようだ。少し命中しただけで、異種が動けなくなった。


「それ、連発できる?」


「残念ですが、それは無理です。『鳴動の空』は雷属性最上級魔法、使った魔力は激しいので、ファランディナでももう一発くらい。」


「他に使える魔法使いは?」


「いません、使えても三日をかかってから放せます。」


「無理か。」


三日かかって?でもさっきファランディナは瞬間で放したのよ?


僕の疑問はえりなからシックリスに聞いた。


「それはファランディナさんだから。」


「サンタルシア家は古くからその強大な魔法能力を伝承している、大公爵を相続できる人は言うまでもない強い。」


特例か。だから英雄になったわけか。


「新たな異種、一百!」


「今度は俺の番だな。」


一人の男がファランディナの位置に立った。


「ロティヴァンか。」


シックリスがその男の名前を言った。


その男は赤い鎧を着ている。そして剣を持っている。確かにそのファランディナの旦那という奴だ。


「吠えろ!獅子炎王!」


その剣から強大な炎が放している。まさか陽炎龍のか?


「陽炎龍様とは無関係ではないが、それは彼の魔剣だ。」


魔剣?


「ロティヴァン、かつては血痕騎士(ブラディナイト)だった。」


なにそれ?怖い。


「彼もその邪悪神ニンザスから解放された人だから、今もエド様のようにその力を活かしている。」


シックリスが説明した。つまり死の騎士に他がある事?


「詳しくはあとで、今は奴らを!」


「盛大に咆哮しろ!獅子炎王!」


それはまさに炎の地獄と言える景色。


血痕騎士の頃より弱くなっていた。


シックリスが呟いた。


この残酷な景色は弱くなっていたという?


怖いよ、その邪悪神。


ふっと一機の機兵に突破されてしまった。


「させるか!」


シンだ。


シンはその機兵を綺麗な一刀両断した。


「ワーッ!」


お見事!


「よしよし。ご主人さんが活躍しているから興奮したのはわかっているが、今は少しお静かに。」


凛は僕に撫でたからお静かにのジェスチャーを示した。


思わず吠えてしまったすみません。


「敵、依然侵攻中!」


その炎の地獄でも止められなかったか?


「みんな一旦下がって!」


シンの声だ。


「どうするつもり?」


サファリアンはシンに聞いた。


「ゲッカビジンの力を解放する。」


「わかった。」


シンは一人で異種の前に立っている。


同じデゥカラガン様から貰ったエドのは重力場変化の重力圧壊。ゲッカビジンはなんだろ。


「これは和歌奈様の為に!」


シンが叫んだ。


ゲッカビジンから紫の光が散らしている。そしてその光はシンの拳に纏っていた。


シンは地面に打った。


「『零式王拳』!」


地面が崩れている勢いで機兵たちを制圧した。同時に岩の壁ができていた。


「それは初めて見たの神龍剣の解放方式ですわ。」


シックリスが呟いた。


多分誰もシンの解放はこの様式を予想しなかった。


エドの重力圧壊は剣からの重力波動、そして昔剣を貰った誰でも剣からの何かの攻撃。


剣を魔力にして拳からの攻撃、おそらくシンは第一人だ。


多分シンは剣術をできても、拳により攻撃の方が強い、だから剣の解放はこの姿になった。


僕が考えている時、シンは既に異種を片付いた。


「さすが和歌奈様の護衛を務めている男、星の巡行者であるアルヴィス様を除いたら、多分史上最強の軍団長です。いいえ、アルヴィス様は神龍剣を貰ってないから、多分シンの方が強いと思います。」


シックリス様がさらに呟いた。それを聞いた僕はちょっと嬉しい。


でもその「零式王拳」の名前は誰かが付いたの?シンじゃないよね。

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