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ランクレッド エクストラ

元々初日で更新したかったが、気がづいた時は相当な長さになってしまった。

「デゥカラガン様、どうして神龍は人間に化けないの?巨龍種は人間に化けられたら、デゥカラガン様たちもできるよね」


「もちろんできるが、そうしないのは禁止されているから。元々私たち神龍が存在している理由は、人の姿である神が自ら世界の内側に入らない故、神から分身された存在。もし人間の姿をしたら、それは神が自らここに立てると同じではないか?」


「分かりました」


「だから最高位生命体の巨龍より遥か強さを持つ私たちには制限が必要だ」


「それは聖女たちのことですね。でもなんて他の世界から召喚するんですか?」


「ザッドで生まれた時点で、価値観は既にこの世界に影響されている。私たちの力を公正に使わせられたいなら、ザッドの価値観に影響されない存在が必要だ」


「そして選ばれたのは聖女たちだ」


僕は何か言いたいどこらの時、いつのまにか隣りにいたシアンシャズ様が割り入れた。


「なんか面白そうな話を聞いたから、ここに来た」


「えど、シアンシャズ様は近くにいたんですか?」


「いいえ、さっきまで玲様と一緒にいた」


「ちょっと待って、それは他の聖殿ですよね」


「あなたは既に聞いたはずと思う、私は深緑の幻音龍である事」


「アースで出発前の時、玲様と凛の会話から聞いた気がするけど、詳しいのはさっぱりです」


「要するに、ここ全ての聖殿はシアンシャズが聞こえる範囲だ」


デゥカラガン様から簡単な説明。


全力ならもっと凄いだと思うけど、今は黙っておこう。


「これを聞くのは失礼かもしれませんが、神龍様たちが聖女様たちにはどう思いますか?」


なんてこんな強い神龍たちは明らかに自分より弱い聖女に従っているの?


「聖女を邪魔な錠と思った奴もいたが、今は誰もお互い信頼している関係になった。何せ、聖女たちと私たち神龍はこのザッドを救ったから」


「あなたは玲様と一番悪かったじゃないのか?」


デゥカラガン様はシアンシャズ様にツッコミした。


「幻音龍の能力のせいで、つい裏の話があるかどうか疑っていた。しかし彼女も相当悲しみの過去があった、それを理解できたら、自然にお互い分かり合えた」


「悲しみの過去?」


つい、僕はそれを聞いた。


「それは私から教えられる事ではない。そしていつかシンやデゥカラガンから君に教えられるかも、その前に聞かないでおこう」


「はい」


確かに他人の切なさを聞くのは失礼な事だな。


「そう言えばデゥカラガン様も似た話を言ったよね」


僕はデゥカラガン様を見た、デゥカラガン様はやっばりの顔を出した。


「その初代月の聖女の守護者はバロン・セコンドと言った」


そう、その話だ。


「彼は和歌奈様が初めて聖臨した時和歌奈様を保護しこの世界の常識を和歌奈様に教えた」


「デゥカラガン様が教えたではありませんでしたか?」


「私たちの召喚儀式はその後だから、聖女たちと一番親近していたのはその守護者たちだ。そして最終決戦の時、バロンは和歌奈様を守る為に命落とした」


「そ、そうでしたか」


正直、カミトと出会ったから何も無茶苦茶すぎて、今でも夢だと思っていた。


けど、和歌奈様の悲しみの顔、これまでの事は紛れもなく事実だったと理解した。


「そう言えばカミトと剣成が演習をすると聞いたが」


デゥカラガン様がその事を聞くどうする?


「はい、剣成さんは今日の午後で行う予定と言いました」


疑問があるけど、僕は素直に答えた。


「では行こう、彼らと異種の戦いを見たが、それは本気だと思わない。つまり今度カミトと剣成の演習は彼らの本気を見えると思う、聖女たちもそう思っているはず」


デゥカラガン様の話、シアンシャズ様も頷いた。それはつまりカミトたち実力はそれほどみんなが気になっている。


正直僕もだ。


「デゥカラガン様、シアンシャズ様、ご無沙汰です。私の事、覚えていただければ幸いです」


僕たちが聖殿のゲートで一人の女と出会った。


「確かに、シヴァ二公国の?」


「はい、シヴァ二公国騎士団長シェルフィー・ヴァン・ホッソンの妹、同じ公国騎士のシルベリアでございます」


シヴァ二公国?確かに会議の時、一人の初老の男が大公での国だね。その騎士団長は女だったか?


「私たちこれからはセラフィーブリンガースの演習を見に行く、おそらく聖女たちも既にそこにいる」


「ではよろしければ、私にも同行させていただきたいです」


「それは構わんが、もう彼らと会ったか?」


「それはまだです、実は、今日の伺うもその為です」


「そうか、では行こうか」


「はい」


この女は腰まで越えた長さがある銀白色の髪が持っているから、鎧を着かなかったら、騎士だと想像できない。そして言いたくないが、今まで見た女の人間の中には一番綺麗な人と言えるほどの外見を持っている。


「あら、この方は?」


突然シルベリアは僕を見て聞いた。


そして僕は見てしまった。


シルベリアの瞳色は剣成と同じ火が燃えているような赤色。


「この子は新任月の聖女軍団長のお付きだ、失礼はせんぞ」


デゥカラガン様は僕のことを最低限でシルベリアに紹介した。まあ、今の僕は何もできないから、それも無理がない。


少しだめ息をした。


「はい、よろしければ、その新任軍団長さんにも引見いただければ幸いです」


「私たちにそんなに謙遜しなくていい。作られたとはいえ、ヴァルキュリアであるあなたは神の代行者でも言えるじゃないか?」


「ヴァルキュリア?」


「それは神から作った代行者、この星の聖武具を使える強力な存在。神との関係は聖女より近いので、もし私たち神龍がいなかったら、ヴァルキュリアは聖殿騎士団の指揮を取れる。そうしなかったの一因はエドが月の聖女軍団に入ったから。ヴァルキュリアと比べたら、世界を救ったの英雄エドの方が上だ。そしてシェルフィーもそう思ったから、聖殿騎士団に関われたくないと示した」


僕の考えまでも聞こえるか?シアンシャズ様は僕の心にある疑問を答えた。


「作られたのはどう言う事ですか?」


そこまで答えられたから、僕は続きを聞いた。


「どうやら到着したのようだ」


僕は周りを見て、確かに大聖殿艦の演習場に来た。


「デゥカラガン、ヴィク、こっちよ。」


和歌奈様が僕たちを呼んでいる、誰かに通報されたのか?


「ちょうど間にあったよ、今からはカミトと剣成の一対一演習よ。」


「失礼ですが、他の人は?」


どうやらデゥカラガン様には興味があるのはカミトと剣成だけじゃないようだ。


僕はこの場の観客を見て、かなりの数だ。


「桜さんはロックオンさんを勝った、剣心さんは麻美さんを、そして激戦の後、剣心さんは桜さんを倒した。」


剣心はレッドすら勝てる桜を勝った、説明をもらったが、この二人はレッドに入ったはずだと思う。


「つまりレッドの真の実力はこれからだ」


デゥカラガン様はとても真剣な顔で場の中に立てる二人を見ている。


あ、二機の方が正しい。


でもそこにいるのは守護聖剣(エクスカリバー)貫雷魔剣(グラム)ではない、見たことないのPAWSだ。そして一機は赤色、一機は銀色。銀色の方が長い髪をしている。あの、それロボットですね。


「それは放熱用のよ」


突然、一人の女が僕らの隣に座った。えど、確かにどこかで会ったことあるよね。


「技工兵科長の大井奈美です」


「覚えていますよ、あの時の案内、ありがとうございます」


「まあ、今私がしていることもあの時と同じからな」


つまり案内だね。


「その機体はWMAK-S01A『雷光剣(ライトニングソード)』よ」


え?ガーディアンスのPAWSは武器で命名するのはわかるけど、その雷光剣(ライトニングソード)の意味は?


「普通の武器で命名した一般機と伝説武器で命名した光子を使う機体の間に名をつけさせた、つまりそれは何の意味があるよね」


デゥカラガン様の推理、奈美さんが頷いた。


「それはアース産の光子動力PAWSよ。でも性能はあの両機と比べたらまだ遠い。それでもエース級のパイロットだけ操縦の許可を得られるほど強さを持っているよ」


守護聖剣(エクスカリバー)貫雷魔剣(グラム)があるのに、あの二人が雷光剣(ライトニングソード)を乗る必要がないじゃないの?」


いつのまにかこっち側に来た玲さまが聞いた、そしてシアンシャズ様は静かに玲様の隣りで座った。


守護聖剣(エクスカリバー)貫雷魔剣(グラム)が真剣に戦ったら、この世界の終わりになるよ」


それもそうだ…つまりあの二人は真剣にやりたいって事か?


「それに雷光剣(ライトニングソード)はあの両機より皆んなに実力を見せられます。ちなみに演習装備が装備していますが、あの二人が戦う時激烈すぎるので、今は映像だけみんなに見せます」


それは理解できる。


そしてあの両機が立っている地面には草が植えているのも理解出来た。


「あの二人の勝率は?」


「近距離は剣成が圧倒的の9割、遠距離はカミトが上の7割。最後の一撃はよくカミトが行うけど、カミトまで認めているよ、剣成こそ私たちのエースって事。」


「その超限反応能力と熾紅の瞳が合わせたから、実にルール違反レベルだな」


デゥカラガンがだめ息をした。


「あの、つまり今場にいる一人が熾紅の瞳を持っている事ですか?」


今まで黙っていたシルベリアが聞いた。それを聞いてどうする?


「和歌奈様、これはシヴァ二公国のシルベリア・ヴァン・ホッソンです。」


デゥカラガン様は和歌奈様にシルベリアのことを紹介した。


「月の聖女様、ご無沙汰しておりまして、シルベリア・ヴァン・ホッソンでございます。」


「覚えていますよ、聖槍のヴァルキュリアですね」


「はい。」


聖槍?


「他には聖剣、聖弓、聖刀、聖槌、聖盾、そして聖杖がある。」


デゥカラガン様が僕に答えた。


「でもなぜ七つですか?」


神龍は十二だから、てっきり神は六人だけと思った。


「聖杖はニンザスのものだから。」


「あの邪悪神の?そんな神もヴァルキュリアを作ったの?」


「自分のヴァルキュリアは自分の命令をさえも聞けなかったから、ヴァルキュリアと対抗するために、ニンザスは死の騎士を作った。」


「それはエドですね。」


「エドは三代目の死の騎士。最初の死の騎士は骨だけの化け物に過ぎない、二代目は少し肉が付いているが、依然化け物の類を越えてない。ラヴェンダーを始めとして三代目死の騎士は魔剣を使える強大な魔物になった」


「ラヴェンダーは?」


「死の騎士でありながらクラナイド皇家騎士団の団長を担当していた、エド以上の強さを持つ最強の騎士と言われた男でした」


シルベリアが答えたが、その口調は少し怨みを感じられる。戦ったか?


「それも興味深い話だけど、いよいよ始めますよ」


奈美は今の状況を教えた。


映像だけとは言え、等身大だから、迫力満々だ。そしてよく見れば、あの二人は違う場所にいる。


「あの二人のスタートポイントは乱数で決めたので、勝敗は少し運に任せた。」


パー


開始の信号のような声が鳴いた、両機が同時に動き出した。


どうやらカミトは既に剣成の居場所を特定できたので、射撃が始まった。


一体どうやって判断できたのかよ?僕は和歌奈様の顔からそう見えるようになっている。


なのに、命中はできない。命中される前に、剣成が避けた。


「今二人の距離はおよそ3キロメートルくらいかな」


射撃から命中までの時間で計算したの?短時間で計算できた奈美も相当凄い。


でも三キロメートルって、カミトには無難の距離なはずだ。それを避けられた剣成はどれほど強いってことを理解出来た。


瞬間、剣成の距離に入った。


カミトは狙撃ライフルを放棄し、拳銃二丁を構えている。


まさか接近戦をするつもりか?カミトにとってそれは絶対劣勢じゃない?


「あの二人にとっては、自分の弱さを超えなければならないと言う考えだから、多分今は喜んでいるかな」


奈美の説明によって、なんたかあの二人がニヤリしていると想像できようになった。


「さすがレッドと言うわけか?」


「言ったでしょう,あの二人はランクレッド エクストラよ」


守護聖剣(エクスカリバー)貫雷魔剣(グラム)を任せたパイロットとしてはもちろんの事だと思う。


あの二人の戦闘はかなり激しくなっている。


剣成はできる限り接近したいが、カミトの連射はしっかり牽制している、もっと近くに入ったら紛れもなくカミトに全弾命中されるはずだ。


「それはカミトだから、接近されないことができるのよ、他の人だったら、既に勝敗が決めたのよ」


奈美からの説明、なんて頭が自然に近距離で弾丸を華麗な避けられた剣成をイメージした。


弾丸を避けながら少しずつ接近出来たから、やっと近距離の交戦になった。


剣成はバトルナイフを連続攻撃して、カミトはその近距離でも拳銃で反撃している。


ガードしながらの反撃射撃、避けてながらの反撃刺撃と斬撃、二人はどの技も変化自在、ロボットの動きを思えない動きだ。


キャンキャンキャンの叩き声とバンバンバンの銃声は止めずにずっと響いている。


「これこそあの二人の真の実力か?武術までできるのかよ?」


やっと来たシンは信じられない顔で見ている。


「最高級戦闘兵の科目として訓練されたものだ」


奈美は答えた。


今あの二人は明らかに武術を使っている、でもどの流派はわからない、多分実戦の為に簡潔していたから。


今は挨拶の時ではないと判断しているかもしれない、和歌奈様とデゥカラガン様、そしてシンも挨拶してない、ただあの二人の戦闘を専念に見ている。


まあ、僕もその気だから、シンを無視した。


突然、カミトは僕でも見える程大きな破綻が出てしまった。剣成はそれを好機として、トドメを刺すつもり大きな動きを出した。


カミトは地面に転んでしまったが、剣成は動き止めた。


どうしただろう。


「今日のどこらは引き分けだな」


カミトの声。


「そうだな」


剣成の声。


地面に横になっているカミトは依然拳銃を剣成を狙っているが、剣成なら無難に勝てるはずだ。


「銀白色人型の後ろにある物は何物?」


シルベリアは聞いた、そして僕も見えた、剣成の後ろに四つの射撃子機が剣成を狙っている。少しでも動いたら、瞬間に剣成を撃ち落とすだろ。


「まさかシステムウイングをずっと隠していたとはな。


「おまえと接近戦をするなら、そんな物を操縦できる余裕はねえぞ」


「久しぶりの接近戦で敗北…おまえはしっかり俺に勉強させられたぞ」


え?さっき引き分けと言ったな。


「剣成にとって、接近戦が引き分け事は敗北と同じだ。そしてカミトの射撃も同じ事だ」


「ガーディアンス本当にあの二人に及ばれる人がいるか?」


シンは奈美に聞いた。


「日向清英と言う人は一番近いの人だ」


「兵科長、自分の彼氏さんを言わないてください」


ガーディアンス制服を着ている男が奈美の横で言っている。


「清英もセラフィーブリンガースの元メンバーだよ」


「それはいつの事ですかね、。兵科長よ」


「う。」


「失礼、俺はグレイド、セラフィーブリンガースの技工兵科所属、桜隊長の副手だった」


男が僕たちの方向に向いて、挨拶をした。僕は覚えているぞ!その狙撃兵科の麻美の彼氏だな!


「桜隊長?」


和歌奈様は気がするところを聞いた。


「軍士訓練学校の時、こいつは私の副隊長だっただけだ。グレイド、もう隊長を呼ばないって言ったよね」


ここに来た桜が言った。


「すみません、つい」


グレイドは素直に謝った。けど自分の兵科長には敬語を使ってないのに、桜に使うのはどう言う事でしょう。


「グレイド、後のメインテナンスは宜しく!」


「兵科長!時雨さんと赤城さんの機体はどれほど面倒なのはおわかるでしょう」


「だから君に任せた」


「でも父さんたちの機体はいつも奈美姉さんが自らやっているじゃん?」


姉さんって、奈美はカミトの同輩だろう。


「面倒だから、今日は休む。グレイド、あの二人に満足できるまで頑張って」


「本当に申し訳ありません、大井兵科長様」


その華麗な態度転換、アースを代表できる最強部隊もなかなか楽しんでいるな。


「でも…ロックオンを勝ったとしても、父さんにはまだ遠いな…」


「僕もそう思っている。レッド歴史以来最高位天才のお父さんとの距離はこんなに遠いなんて。」


剣心は桜と一緒にだめ息をした。



戦いについて、考え出来たら修正する予定ですが、今年も宜しくお願いします。


少し修正しました。

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