光の力
お待たせしました。
「シンとクロエに、乾杯!」
その言葉によって、みんなは和歌奈お嬢様に従って飲み物のコップを上げて、シンとクロエに祝い言葉を送った。因みに、みんなはジュースを飲んでいる、酒ではないぞ。
「お嬢様のおかげです」
「だがその拳、実に見事だ。聖殿騎士団成立以来、初めて拳だけで選抜戦を勝ち抜いた」
「それはどれくらい経ったのか?」
「聖殿騎士団の軍団長たちは五百年前、聖女様たち初めて聖臨した時、あの時の聖女守護者たちは初代軍団長として見られている」
「見られるだけ?」
「正式な軍団成立はその後、それに守護者たちは全員生きていた状況では無かったから、軍団長に就任した人が聖女たちが聖返したからの事だ」
「お嬢様、何かあったか?」
エド様の話を聞いた和歌奈様はいつのまにか涙が流れている。
「い、いいえ、大丈夫です」
「後で教えてやるから、今は黙って」
デゥカラガン様の声が頭の中で響いている?
直接僕たちの脳に話したか?
多分カミトたちも直接脳に伝えられたから、彼らも驚いた、そして、静かに頷いた。
そんな口を開ける難い状況を打ち破れたのはえりな。
「すみません、せっかくの祝勝会なのに、普通の料理しか作れなくて」
えりなは喜んで食べているみんなに謝った。
僕はちっとも謝るに必要な事を見えてないぞ。
「これは普通の料理?」
サファリアンは驚いた。うん、さっきの勇気が必要の顔はもう見えない。
「よろしければ、作り方を教えていただけますか?」
クロエも美味しそうな楽しいんでいる。
「いいよ、材料はこの世界でも集められるから、喜んで教えてやりますよ」
正直、えりなの腕がこれ程凄いだと思わなかった。専門のシェフにも劣ってない。
「私たちはまた訓練生の時、私の小隊の炊事担当はえりなだったよ」
「レイコさんから聞いた、それは支援兵科の仕事ではないが?えりなさんは確か、通信兵科ですよね」
和歌奈様が回復したようだが、珍しいその問題を聞いた。
「あの時、私たちの支援兵科の訓練生は料理した事はないから、戦場には良い物を食べられる方がいいってみんなに同意させたから、炊事の事はえりなに任せた」
「そのおかげで、俺はとても幸せな結婚生活ができたぞ」
カミトはえりなを褒めることのせいで、しばらく何も見えなかった。
そしてできればカミトを噛みたいくらいきが起こった。
「カミトの料理の腕前もなかなかだよ」
えりなの話に驚いたのも無理ではないと思う。
「ガーディアンスの誰でも多少できるよ」
そしてカミトと剣成と凛の目線が合った。どう言う事?
凛が頷いた、一体何の事に?
「アリス」
カミトは彼の鞄をテーブルの上に置いた、誰を呼んでいるかな?
「本当にいいの?」
カミトに答えたのは女子の声。
でもここにいる和歌奈お嬢様、クロエ、凛とえりな誰も口が動いてないよ!
一体…
その鞄は自ら開いてた、僕と同じくらい高さの女の子が出た。
ワーッ!
「みんなさん、初めまして、私はカミトの専用個人AI、アリスと申します」
「妖、妖精だ!」
サファリアンはアリスを見て、変な名詞が出た。
「和歌奈様、これは一体?」
エド様は和歌奈お嬢様に聞いたが、こっちでも見た事ないよ。
「説明してもらおうか」
シンはカミトたちに説明を要求した。
「私はガーディアンス認証と協力システム、主要任務はガーディアンスのメンバーの身分認証と情報や通信担当しています。PAWSを運用しているカミトたちは私たちAIを通って機体の操縦を行います」
「よくわからないけど、これは携帯パソコンのようなものとして理解すればいいよね」
「一番簡単に説明すれば、自ら動けるスマホです」
「スマホって何ですか?」
当然のようなクロエが問題を聞いた。ザッド人にスマホを知るわけないだろ。
「俺らアースの連絡用道具だけど、他にも沢山功能がある、詳しい説明は略とする、アリスは俺一人だけの支援者として理解すれば良い」
「ガーディアンスのみんなさんを持っていると言う事は、凛さんも持っている?」
「ああ、でも人形のような動けるのはカミトのアリスだけ」
凛は一つ小さい箱のような物をテーブルに置いた。
本当にスマホだな。
「あの、アリスさんを呼んでいい?」
エドが聞いた、その顔は情報が欲しいの顔だ。
多分アリスもそれを見抜いたから、どうするの視線でカミトに確認を求めている。
「別にいいじゃない?光子の情報を教えても利用されてしまうはずがないだろう」
カミトは適当に重要な情報を言ってしまった。
でもエドがそれを聞いた時、何かを決めたような顔を出した。
「聖女様、みんな、俺に付いてください。みんなに見せたい物があります」
シンと和歌奈様、そしてセラフィーブリンガースのみんなもいるから、恐る事は無かろう。
僕たちはこの月の聖殿にある秘密部屋に入った。
多分空気が怪しくなったので、シン、カミトと剣成、そしてサファリアン様は警備している。
「変な挙動すみません、これは他人に知らせられない事だから」
エドは彼の剣を出した。
僕たちを殺すじゃないよね。
「和歌奈様、デゥカラガン様、まずは謝らないといけない事があります。それはこの剣はもう当初デゥカラガン様からいただいた「月の裁き」ではない物になってしまいました」
「御覧になってください」
エドは両手で剣を真ん中に持って、祈りのような言葉を言っている。
その祈りと共に、剣の刃は二つに割れた。その中から、強烈な光の刃が生まれた。
「聖女様たちが聖返した後、俺はもう一度邪悪神ニンザスと対決することになりました。俺が敗れそうな時、月の裁きはこの様子になってしまいました」
「それは光子だな」
剣成はその光の刃を見てカミトに聞いた。
「確かに光子だ。まさかザッドも光子に触れたとは」
「神すら斬られる剣、それはどれ程危険な物である事、説明の必要性はないと思います」
「お前は俺たちも光子を駆使できるの話を聞いたから、この事を俺たちを教えるに決めたのか?」
「そう言う事です」
「だがカミト、そのまま強烈な光子を放したら、以前のザッドはわからないが、今の状況なら」
剣成の話と共に、ガーディアンスのみんなから大きな警報音が鳴いている。
「カミト、剣成さんの予想通り異種が出たのよ」
アリスだけはその警報音を説明した、そこでアリスと他のAIの差別を見えた。
「なにそれ?」
「剣成、カミト、行ける?」
情報を求めているクロエに対して、凛は冷静に命令を出した。
「アリス、グラムを聖殿の前に」
「了解!」
「俺は光子防御力場を使うぞ」
剣成はその宣言の後、自分のAIに何かを命令した。
僕たち他の人はカミトと剣成に付いて聖殿の前に来た。グラムは既にそこでカミトを待っていた。
片膝で跪いているとは言え、およそ五メートル高のコックピットの位置を簡単に登ったカミトには素直に凄いと思った。
「剣成、お前は?」
「相手は翔天機龍型一機だけ、カミト一人は大丈夫だ」
あの空を飛んでいる影か!
エドとサファリアンの表情から見ると、彼らは初めて異種を見たようだ。
「あの速さ…本当にカミトは大丈夫か?」
「三十万キロメートルまで命中できるの実力、しっかりその目で焼ければいい」
剣成は誰よりもカミトを信じている口調で言った。
翔天機龍は乱数で空を移動している、しかも僕は追いかけられない程の速さで、本当にカミトは大丈夫か?
「いいえ、それは本当の乱数ではないよ」
えりなが僕の心を読んだのか。
「でもどう見ても乱数しか見えないぞ」
シンがえりなに聞いた。
「機龍と言う機械生命体は私たちアースでよく使っているプログラム行動のような運動方式で動いている、つまりその乱数の規律を解明すれば良い」
「すれば良いって、スーパーパソコンでもかなり時間をかかるくらい程じゃないか?」
「これでよし!カミト、資料を受け取って」
シンが疑っている時、えりなは解明できたようだ。そのAIはパソコンとして使用できるのも驚いたけど、その乱数を解明したは更に驚いた。
「昔からずっと資料を集めていたから、その結果を出すだけ」
凛は説明した。
それもそうだ。この人たちは初めて異種と戦うではないからな。
「その巨大なゴーレム一体何物だ?」
エドの疑問で気付いた、ザッドの人にはどうやって説明すれば良い?
「俺が説明しよう」
剣成はいつのまにかここに来たエクスカリバーを指して言った。
自動操縦までできるの?
「しかしその前に、先ず空を見てください」
剣成の言う通りに空を見上げたら、そこにはカミトの圧勝を見えた。
「俺の剣と同じ力をそんなに容易い使えるなんて」
エドの呟き、死の騎士である彼も驚いたら、他の二人も同じだろ。
射撃戦こそカミトの長所だから、グラムが持つ凄ましい火力は彼にぴったりと思ったが、まさかただ一回射撃であの機龍を撃ち落としたとはさすがに想像しなかった。
「サンキュー、えりな」
それはカミトがそのまま僕たちの前に着陸して機体から降りたからの言葉。
「あれは一体なんなんだ?」
サファリアンは肝心な問題を聞いた。クロエと他のここに集めたザッドの人もそれを聞きたいって騒がしている。
「まあ、ご覧の通りあれは化け物、純粋な悪意で行動する化け物。その裂隙の中にやつらの母星がある、それは俺たちが観察したからの結論だ」
確かにそれは化け物だけど、その化け物を圧勝できるお前とカミト、いいえ、聖剣と魔剣も充分な化け物だと思う、つまり化け物と戦うには化け物が必要な事だな。
剣成と凛は現場にいる人に簡単すぎるの説明をしただけ、エドとサファリアンはすぐそれを察した。
「詳しくのは対策会議で」
カミトはこっそりまた聞きたいエドとサファリアンに告げた。
対策会議?ああ、この世界の各国要人を集めた会議だな。
僕には参加できるかな?




