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候爵の招待

お待たせしました

「スタウダマイヤ様〜これをどうぞ召し上がってください〜」


一人の女性使用人がロックオンの膝に座って、そのまま食べさせるつもりだったが、ロックオンに断った。


「リュウホウジ様、よかったらこれを、いや、是非私を〜ひゃー!」


「……」


こちらのクニミツも同じ事にされそうだったが、さすがにその目つきが凶悪すぎるので、女性使用人は逃げた。



みんなさん、こんにちは、ロサナです。



今私たちは先鋒候爵の一人、マヌガース候爵に招待されて、その候爵は使用人たちに「思い切りおもてなししなさい」って命令したから、使用人たち(主は女性の方)はロックオンとクニミツに積極的に進攻している。


「おい、ぼうず!これどう言う事⁉︎」


「さすがにこれは……」


多分これは私が初めてこの二人のこんな表情を見た。いつも凛々しく、余裕がある顔がこんな困るようにしているのは……失礼だとわかっているけど、これは笑えずにいられないことよ、はははは……!


もちろん心の中で笑うだけ、実際に声を出すわけにはいけない。


「言ったんだろ、お前は煌めき赤く鬼神と呼ばれる有名人だからな。あんな辺鄙な村はともかく、先鋒候爵なら知ってるのも当然であろ」


「それはいいとして、なぜこうなる?」


ロックオンは断ったとしても、依然何かをしようとしたいの女性使用人たちを指してロティマス様に質問した。


「いいか?この世界の連絡手段は限られているから、気に入った相手に己の想いを伝えないと、次に会えるのはいつかわからないからな」


「その暖かい目から、まさかこれはお前の通った道か?」


ロックオンの質問に、ロティマス様の視線は逸らした。


でも私は知ってるよ。ロティマス様は公子だから、上位貴族の屋敷にいる単身女性なら誰もその公子妃の座を狙った事があるのよね。


え?私もそうなのって?


確かに私は魔導軍団に所属しているから、並の人よりロティマス様の事を知っていると思うよ。でもだからこそその公子妃の座を恐れているよ。


公子妃、即ち未来の大公爵夫人、ファランディナ様とロティヴァン様の仕事振りを見ればわかるでしょ、それは決して楽にできるはずがない位置だから、遠慮させていただきたいです。


実際のところ、確かに昔、ファランディナ様は一度冗談の口調でそれを私に打診してくれたけど、ファランディナ様の裏話を気づいた私は丁寧に断った。


例え冗談でもそんな話を受け入れると、きっとファランディナ様に疑われるだろ。


はっきり言うと、貴族の子にとっては恋愛結婚は縁遠いの事、大公爵家なら尚更だ。つまり最初からロティマス様は政略結婚にするのは既定事項に決まっていた。


まさかそれがエイル王国の姫が来たのは予想外だけど。


「もう……だめだ……」


「……」


私が考えてる最中に、何かの衝撃声を聞こえた。そして私が見たのは、ロックオンとクニミツは食卓に倒れている。大丈夫⁉︎まさか料理や酒の中に何か!


え?アリスちゃん?大丈夫って……ああ、使用人たちが積極にお酒をお勧めた結果だけ?全くもう……余計な心配させちゃって……




==========




「ではアリスちゃん、あの二人の事は任せるわ」


はい、私に任せてください。


候爵の部下を頼んで、酔っ払ったロックオンさんとクニミツさんを用意してくれた寝室まで運んでくれた後、ロサナ姉さんとロティマス様は候爵様との会談があるので、二人の世話を私に任せてくれた。


私たちは候爵に招待された原因は、私たちはロックオンさんたちに改造された馬車で私たちの目的地へ移動する途中で、あの村への援軍と遭遇した。そしてその軍隊を率いる候爵本人に気付かれて、そのままロティマス様の身分が候爵様に見抜いて、悪妖(ゴブリン)の事を報告した結果、私たちは候爵の屋敷に招待された。


しかしロックオンさんとクニミツさんがここまで酒に弱いのは知らなかった。てっきり冒険者なら誰でもよく飲める印象だった……


まあ、さっき使用人のお姉ちゃんたちに何杯も勧められたからな。しかしそうやって飲むに夢中なんて……え?


まさか演技?


「見破ったのか?」


私は試しにロックオンさんの頬を挟んでみた同時に、彼の胸に演技だよねの手話を書いた。


そしてロックオンさんの目はさっきの酔っ払い目と違って、それはもういつでも戦える目になっている。


ロックオンさんは静かに周りを一通り見た後、ゆっくり起きた。


「今ここでお前を褒めたいが、時間はないから、しっかりクニミツの後ろから離れないようにしてね」


「また俺かよ⁉︎先輩!」


クニミツさんもロックオンさんと同じ事をして、起きた。そして文句を言った。


「単騎戦闘はお前の方が下手だろ」


単騎戦闘?何それ?


「……わかったわよ。アリスちゃん、俺の後ろから離れないね」


はい。


何か起こしたのはわからないけど、私は装備を準備している二人にはい、わかったと示した。


「さてと、これからは滅多にない城からの脱出、勝利条件は他の隊員と合流し全員無事に脱出成功」


ロックオンさんは何を言ってのはわからないけど、雰囲気からのは危険な事だそうだ。


「アリスちゃん、ロティマスとロサナはどこへ向いたのは知ってる?方向だけでいい」


はい、多分ロティマス様とロサナ姉さんは候爵専用の会談室にいると思うよ、さっきロサナ姉さんが離れた時はそう言ったし、そして離れた時はこの部屋の右へ行ったから、多分そこにいるよ。


「凄いな、それだけの情報でここまで推測できたとは」


ロックオンさんは私の頭を撫ででくれた。


い、一体何か起こしたと言うの⁉︎


私の問題は答えをもらえなかった。ロックオンさんは静かにしろの手話を示してくれたから、クニミツは寝台の下に隠した。そして私も。


今気付いた、ロックオンさんとクニミツはわざわざ布団を使って二人はまた寝てるように偽装した。何この手練⁉︎


私たちは位置に着いた後、扉はゆっくりと開けられた。


「よし……また寝てる……」


本当に不審な発言が出た!まさかこれを予想したから、宴会の時からずっと演技したの⁉︎


「どんな凄いの冒険者だとしても、その量の酒を飲んだらこの様になるよね。あれ?ここには……酒の匂いがしてない?まさか⁉︎」


……


悲鳴をする時間すら与えない、ロックオンさんはその人を解決した。あれ?さっきの使用人の姉さんの一人ではない⁉︎


「クニミツ、寝台から出た後この死体を隠してくれ」


「了解」


クニミツさんと私は寝台から出て、引き換えてその使用人の姉さんをさっき私たちが隠したところに隠した。


「先輩、どうやらロティマスたちも」


「ああ、とりあえずさっきアリスが言った場所へ急ごう!」


そう言ったけど、ロックオンさんが部屋から出る時は慎重に探査した後、クニミツさんと私に安全の手話を示してくれた後、クニミツさんは私を連れて出た。


「え⁉︎なぜ貴様らは!」


先導するロックオンさんは出会った兵士や使用人たちを皆殺しした。誰も悲鳴をあげられなかった。強い、そして怖い。


「アリス!伏せ!」


はい!をまだ答えてないうちに、クニミツさんを私を押して伏せさせられた後、後ろに弩を射撃した。追兵はもう来たの⁉︎そしてそれを気付いて、逆に先攻できたクニミツさんも凄い!


「道は開いた!早く!」


「アリスちゃん、ダメ!俺の後ろから離れないって言ったんだろ!」


クニミツさんは射撃で追兵を阻止する同時に、行こうとした私に優しい言葉で阻止した。


「Fire in the hole!」


突然、ロックオンさんは私が理解できない言語で叫んで、クニミツさんは伏せて私の耳を塞いだ。


「口を開けろ!」


返事する時間すらない、追兵たちの方が大きな爆発が起きた。


「今だ!」


私はまだ反応できてない時に、クニミツさんはもう私を抱き上げて、ロックオンさんのところへ走り出した。


「そしてもう一発!」


クニミツさんと私が到着した後、ロックオンさんがもう一度射撃して、また大きな爆発が起きて、そして私が見たのは崩壊した廊下の天井が道を完全に塞いだ。


もう……大丈夫なの?


「さすがにこんな派手にやってしまったから、全城の軍隊がここに到着するのも時間の問題だけだろ」


そ、そんな……!


「俺とクニミツを舐めるなよ。光神信使(ルーズブリュナーク)最高級戦闘兵(ランクレッド)の実力、見せてやろうぜ!」


多分これは私がロックオンさんと出会った以来、一番恐ろしい表情だろ。


でもその表情は私の心配を全て吹き飛ばしたのも事実だけど。


「とりあえず、もうすぐぼうずたちがいる場所だ、急ごう!」


「ああ!」


クニミツさんは自然に私の手を握ったけど、その不自然なベトベト感、私は嫌な予感しかしてない。


「ヒ!」


クニミツさんの手から私の手に流れて来た赤色の液体、私の嫌な予感を現実だと証明してしまった。


「クニミツ、流れ矢でも当たられてしまったのか?」


まさか、さっき私を押された時⁉︎


「ただのかすり傷だから、そんな顔をするなよ」


だって……!私のせいで……!


「私たちは弱者の盾となれ、そして世界を導け」


え?なに?


「安心しろよ、アリス、これはあくまで俺たちの日常に過ぎないから。それにあの程度の傷、後でちゃんと治せるから」


本当に⁉︎


クニミツさんも微笑んでロックオンさんの話を同意した。


「とは言え、応急処置は必要だ。クニミツ、お前はここでアリスと一緒に陣取って籠城して俺とぼうずたちを待ってろ」


ロックオンさんがそう言った同時に、繃帯をクニミツさんに投げ渡した。


「先輩、そちらは大丈夫か?」


「大丈夫だ、問題ない。では行ってくる」


ロックオンさんがそう言った後、姿がすぐ消えた。


本当に大丈夫なの?さっきはなんか言ったけど、それの意味は全くわからない。


「なあ、アリスちゃん、これから俺は敵を注意しないといけないから、君が考える問題を答えられるかどうかわからないけど、まあ、俺の独り言だ」


私を安心させられるためにかな?クニミツさんは勝手に何かを言い始めた。


「今まで君に教えてなかったが、俺と先輩はこの世界の住人ではなく、はっきり言うと、君にとって俺と先輩は異世界人だ」


ええええ⁉︎


突然それを教えてくれたから驚いたけど、今までいろんな疑問が解釈できた。


でも、本当に大丈夫なの?


「そしてさっき先輩も言った通り、俺たちはアースの守護者(ガーディアンス)に所属している、最強の戦闘兵であるから、こういうのはあくまで俺たちの日常のはそう言う意味だ」


クニミツは精確な射撃で五人ほど倒した後、独り言を続いた。


「だからさっきの事、君が謝る必要がない、俺はそうしたいからそうしただけ。おっと、さっきの崩落はもうすぐ片付けられそうだから、これはもう一度崩落させる方が良さそうだな。アリス、さっきと同じだ、耳塞いで口を開けろ!三、二、一!」


クニミツさんが秒読みを終わった後、もう一度さっきと同じ爆発を起こした。まさかそのままこの城を潰す気なの⁉︎


「確かに単騎戦闘は先輩の方が上手い、しかし陣地防衛戦ならは俺の独擅場だ!」


クニミツさんが言った事は全く理解できないけど、敵は全く接近できないから見れば、きっと凄いの意味だろ!


「頭を出すな!バカ!」


私は少し状況を見たいに頭を掩体から出そうとした瞬間、クニミツさんが私を押さえた。


「あく!」


低い声だけど、私は確かに聞こえた。え?え⁉︎まさか!

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