ゲーム大会を多く感じる僕であった
投稿遅れてすみません。
少年は美女に声をかけられ大会へと進んでいく…
僕が目を覚ますとそこには見たこともない美女が僕に顔を近づけていた。思わずびっくりして体を引くと彼女はその口をゆっくりと開いた。
「ふふ。ごめんなさい。驚かす気は無かったのよ。ただ、あなたにちょっと用があって。今時間ある?」
僕らは近くの喫茶店に入ると早速話を進めた。
「実はあなたにある大会に出場してほしいの。」
僕はよくわけもわからず口をぽかんと開いていると彼女は慌てて説明するもその時から彼女はガラリと雰囲気を変えていた…。
「あ、ごめんなさい。紹介が遅れました。私2年生で管理委員会の安藤遥と申します。今日はあなたのゲームの腕前を見込んで大会への出場。お願いしたいのです。」
「えっと…。その大会というのは…?」
「はい。5人1組となって戦うトーナメント戦です。勝ち続ければ全国へも行けます。もともとは管理委員会のメンバーで出場する予定だったのですが運営側からの急なルール変更で1年生しか出場不可と言われてしまいメンバーを探していたのです。」
「なるほどね。でもそこまでしてどうしてその大会に出たいのですか?」
「はい。この大会は先輩たちが代々目標にしてきた大会だからよ。ですから是非あなたと私とあと3人を足した5人で大会に出場したいのです。もちろん、あとの3人はあなたに任せるわ。」
少年は顎に指を置き考え込みしばしの沈黙の後、少年は答えた。
「うん。いいよ。その大会には出場させてもらうよ。」
「本当!?ありがとう!!じゃあ日時などは追って伝えるね。残り3人に関しては決まり次第私に伝えて。」
「いや、もう決まってるんだーーー」
そして翌日、僕、英夜、舞さんに後鳥羽は安藤さんに管理委員会が所有する特別指導室に呼び出されていた。
「今日集まってもらったのは他でもないあなたたちが出場する大会の説明をするためよ。ルールは単純なカードゲームよ。自分のライフは100。その場で大量に用意してあるカードの中から40枚を選択してデッキを組むの。攻撃をして相手のライフを先に削り切った方が勝ち。このゲームには敵の攻撃を防ぐ守護的存在はないから完全にスピードで押し切るしかないわ。とりあえずこれがそのカードゲームよ。作戦をたてておいてね。私はあなたの作戦に乗るわ、今野淳。」
そして当日。設備が整っているらしくGr高校の体育館とは思えない広さの体育館で僕らは最初一番近所の高校のゲーム研究会と戦う。彼らはこの大会で相当数の実績を持ち、去年は僕らGr高校を負かして全国大会に出場した強豪らしい。第1試合は僕が出場する。相手はキャプテンらしき敵の中心人物。ゲームがスタートすると彼は低コストのカードを場にたくさん広げて攻撃を放ってきた。1.2ターン目に何もできずあっという間にライフが50になる僕。僕は3ターン目にカードを出すも相手の除去カードにより粉砕。僕のライフはあっという間に20にまで削られた。敵が勝負を確信したのか僕を煽ってくる。
「おいおいどうしたんだ〜?名門校の秀才君。君はかなりのゲームの実力を持っていると聞いたんだけどなぁ?また去年と同じく我々には勝てずに終わるのか?全く、何も言い返せねえのかよ。だからいつまで経っても俺のライフを1もけずることが出来ないんだよ。」
そのセリフに相手チームが嘲笑していると、僕は1枚のカードをステージに放った。そのカードの効果はこのカードの攻撃力の2分の1の攻撃力に満たない相手のカードを破壊する、である。当然低コストのカードばかりの相手のステージにはカードが残らず、そこから僕の猛攻が始まった。このカードゲームはスピーダーという能力を持つカード以外、ステージに出たターン中に相手のライフを削ることは出来ない。敵は前半にそのカードを大量に使ってしまったためもう残っておらず除去してはこちらのカードで攻撃するを繰り返す。ターンを跨げばまたぐほど相手は不利になっていく。その結果、僕は見事勝利を収めた。
「なんていうかあなたが滑稽すぎてコメントも出てきませんが一言言わせていただきます。ほんと、残念でしたね。人柄から結果まで。」
僕が席に戻るとみんなが引いているのが見える。英夜が耳元で「お前って結構煽るのな。」と言って彼は出番に行った…
最後まで読んでいただきありがとうございます。次の話でゲーム大会を終わらせる予定ですのでお楽しみに…