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水無月学園生徒会は、どんな世界でも最強なのです!  作者: 葉月 都
第二章 水無月学園生徒会は、ステータスその他も色々チートでした
17/68

17,新たな仲間!!

あらすじのところに、不定期でキャラのセリフ?コメントを載せました。というか載せてます。

ランダムで変わっていくので、ぜひ見てください!なのかな?


契約…………………………………!!


私はキラキラと目を輝かせると、首を大きく縦に振り、妖精さんたち二人に言った。



「もちろんです!こちらこそよろしくお願いますっ!」

『『わぁーい!!!』』



パッチーンと、私の言葉が終わるか否かぐらいで、二人はハイタッチを交わす。

その表情は、なんだか初めて遊園地に来た小さな女の子みたい。


すると、突然水色髪の妖精さんが、私の目の前に何かを差し出した。


どうやら、銀色をしたロケットペンダントみたいだった。

表面には、星と妖精の羽が合わさった文様が刻まれていた。



『これは、精霊と契約した人に与えられる精霊石という契約石が入ったペンダント【精霊水晶エレメンタル・ロケット】です。

これを着けていると、神の加護と一緒に精霊の加護も入ります。それに、契約している精霊とコンタクトをとることもできます。

どうぞ!』



その小さな白い手から、私はペンダントをとる。



ピロリン♪

水精霊ウィンディーネ光精霊ライテイリアと契約しました



ピロリン♪

精霊から、精霊魔法道具を受け取りました



ピロリン♪

精霊魔法が新たに追加されました




おお、なんかいろいろ通知が来たねぇ。

それより、精霊魔法ってなに?



『精霊魔法っていうのは、自然の力を使って出す魔法のことです。』

『神の加護と精霊との契約がないと取れないスキルなんだよー!』



水精霊ウィンディーネちゃんと光精霊ライテイリアちゃんが、にっこにこの笑顔で教えてくれた。


へぇー、そうなんだぁ。


私はふんふんとうなずきながら、もらった精霊水晶エレメンタル・ロケットを首にかけようとして、その手を止めた。




………………………あ。




私の目線の先には、創造主と名乗るあの人から貰った別のロケットが光っていた。

そこに刻まれるマークを見て、私の表情が凍った。



『?どうしたの、マスター。』

「…………………あの、これってネックレスじゃない形に変えることは出来る?」

『はい。ブレスレット形態とカチューシャ形態への変形が可能です。』

「じゃあブレスレット形態にしてくれる?」



そう答えると、水精霊ウィンディーネちゃんの体の周りで青白い光が乱舞し、私の持つロケットペンダントへと集まる。


パアッとペンダントが光ったと思ったら、銀色のペンダントは青と黄色の紐が交わり、銀色のロケットがその二本の紐に通ったブレスレットに変わっていた。



「……ありがとう。」



ヒマリは彼女達に淡く微笑む。

その顔は、少しでも触れてしまえば儚く散ってしまいそうなほど寂しげだった。


だけど、すぐにヒマリの表情は元に戻り、にっこりと向日葵のように微笑んで精霊二人に言った。



「これってさ、契約したNPCには名前とかつけられるの?」

『はい!もちろんです。』

『いちおー、私には【ライ】、こっちの子には【ウィン】っていう名前があるけど、マスターに決めてもらった名前がいいなぁ!』




へぇ、一応名前はあるんだ。

でも、せっかくならオリジナルで名前つけてあげたいよね!


名前かぁ~何にしようかなぁ~

私は、色んな名前を脳内で流していく。


リズとか、ミオーとか、ヒロンとかー、ユキコとか、ヒカリンとか、水ちゃんとか?


………………どれもイマイチかも。


じゃあ、二人の前の名前をかじらせてもらおう!

脳内会議を集結して、私はポンっと浮かんだ二つ名前を口にした。



「じゃあ、水色髪の子は【ウィル】で、金色髪の子は【ララ】にしよう!」



【契約精霊の名前を変更します。

水精霊ウィンディーネ  ウィル

光精霊ライテイリア   ララ


以上の内容に変更しますか?(なお、後での変更は設定欄より可能です。)】

YES NO




私は、目の前に表示されたテロップの選択肢のYESをぽちっとタップする。




【変更完了しました。】




『わぁーい!これで、マスターと契約できたぁ!』

『よかったね、ララ。………マスター、これからよろしくお願いします。』




テロップが表示されるより速く、光精霊基ララが歓喜の声をあげた。



「こちらこそ、これからよろしくね!私はヒマリだよ。

………………あ、あと、マスターじゃなくって、普通にヒマリって呼び捨てで呼んでくれていいから……………」



な、なんかずうっと「マスター」って呼ばれてたんだけど、私、そんなたいしたことできないし。


チュートリアルのことを思いだし、はあっとため息をつく。



『えええ……………よ、呼び捨てはさすがに…………じゃあ、“ヒマリ様”って呼ぶのはダメ?』

『うん…………契約主の呼び捨てなんてさすがに、ね。私も“ヒマリ様”って呼びます。』

「ちょ、ちょっと二人ともぉ~!」

『『これで万事解け「解決してないからぁ!!」』』



私の止めも消え、勝手にヒマリ様呼びが始まってしまった。


はあああああ………………


がっくし、と肩を落とした私。

でも、精霊術師としての私のゲームライフがやっと始まったんだよね!


目の前ではっちゃける二匹の新たな仲間を見つめながら、私はぽつりと思った。




ーーーーーー


二人との契約も終わり、いつのまにか消えていた皆を探して市場を歩き回っていると、どこからかここより大きな歓声が聞こえて来る場所があった。



「………なんだろう?」

『ああ、たぶんPVPではないでしょうか?』

『ヒマリ様、行ってみますか?!』



といいつつ、ララが一番行きたそうなんだけど。

キラキラと輝く黄色の瞳を見て、わたしはそう直感する。


でもちょっと気になるかも!



「よぉーし、じゃあ行ってみよう!ウィル、どこかわかる?」

『もちろんです。道は、この次の通りを右に……………』



私達は、ウィルの案内で何やら大きな広場らしきところにでた。

でも、チュートリアル終了後に出てきた噴水広場とは違うようだった。



『ここは、始まりの国の東部にある【流れ星広場】です。夜になると綺麗な星がたくさんみえる場所で、この国でも屈指の絶景ポイントなんです。けど…………………』



Oh………すごい人の数……………始まりの国にいるプレイヤー半分は居るんじゃないかな?


東京ドーム0.8個分ぐらいの広さの広場の辺を、まるまる人が覆っていた。

私はひとごみをかきわけどうにか様子を見ようとするけど全然見えない。



すると、突然空気を揺るがす鋼と鋼のぶつかり合う快音が響き渡った。



ちょい番外#1

(日葵がウィルとララと話しはじめた辺りです)

シノ「………………俺、ちょっと買い物してきます。」

ナイト「じゃあ僕も。」

ヒナタ「同意する!」

ミネト「…………もう、僕達空気じゃない?」

ヒロ「では、先輩方にはチャットで連絡をしておきますね!」

シノ「よろしく」

ヒナタ「空気やだぁ………(泣)」

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