13,運営さんを呼びませんか?
7人のステータス、紹介しまーす
その後、私達は昼田先輩基リョウ先輩の司会進行の元、今後の行動予定とか二学期の計画立案とかっていう、このゲームと一切関係ない、完璧な学校での仕事を始めた。
そして、定例会終了後、私は翔基シノにあることをすすめられた。
「ステータス?」
「ああ。フレンド登録すれば、いつでもそのフレンドのステータスが閲覧できるんだ。試しに見てみたら?」
あ、そういえば確かに皆のステータスは見てないなぁ………………
なんか、すごい気になる!
私はシノに笑顔でうなずくと、画面を操作し7人のステータスを発見した。
◇ ◇ ◇
シノ Lv25
種族 天龍・氷精霊
職業 飛行術師
属性 風・氷
HP 500
MP 150
ATK 400
DEF 1600
INT 180
DEX 300
AGL 200
SP 150
称号 龍王子
スキル 飛行 調理 幻想弾幕 絶対結界創造能力 氷操作
◇ ◇ ◇
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「シノ。あっちの能力って、こっちに引き継がれるの?」
「…………………………ん。」
絶対結界創造能力。
翔の持つ特殊能力、異能力である。
能力での攻撃でも、身体的攻撃でも、どんな攻撃でも防ぐことができる結界を創りあげる力だ。
時に、神の力をも。
「てか、シノくんの能力って、」
「チート、だよな。」
いつも間にかやってきていた蓮君基ヒナタくんと、園崎先輩基エン先輩が、コーヒー片手に翔にツッコむ。
「あのですね、俺だって困ってるんですからね。」
ムッとして言い返すシノを見ながら、私はついでにヒナタ君とエン先輩のステータスを見ることにした。
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ヒナタ Lv18
種族 リス(半人)・草精霊
職業 商人
属性 草・風
HP 250
MP 160
ATK 300
DEF 280
INT 180
DEX 150
AGL 300
SP 150
称号 自然に愛された者
スキル 変化 錬金 転移 複製能力 対話
備考 ノーカウントパス
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エン Lv28
種族 大魔法使い・花精霊
職業 魔術師
属性 草・氷
HP 520
MP 170
ATK 450
DEF 450
INT 190
DEX 300
AGL 160
SP 110
称号 生物鑑定師
スキル 弾幕 調理 飛行 鑑定 読心能力 対話 魔法
◇ ◇ ◇
私は、あまりのことに瞬きも忘れ肩を落とす。
「ヒマリ、大丈夫か?」
シノの声が遠くに聞こえる。
ね、運営さん。
ちょっと言いたいことがあるから顔を見せてほしいんですけど。
半ばぐったりとしつつ、私は今度はリョウ先輩とナイトのステータスを検索した。
だが、この選択は私のライフを削るもう一つの要因となってしまった。
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リョウ Lv30
種族 ジャックフロスト
職業 弓術師
属性 闇・火
HP 550
MP 180
ATK 500
DEF 500
INT 180
DEX 120
AGL 150
SP 170
称号 魔王
スキル 黒炎矢 飛行 時間操作 炎操作
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ナイト Lv45
種族 狼(半人)・風精霊
職業 錬金術師
属性 闇・風
HP 670
MP 190
ATK 800
DEF 900
INT 200
DEX 270
AGL 120
SP 170
称号 氷騎士
スキル 変化 ハッキング 契約者 錬金術 完全記憶能力 風操作
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………………お願いします。
どういうことですかこれは。
あ、明らかにナイトのステータスやばすぎでしょ!ATK800とかないよ!
しかもスキル:ハッキングって…………………意味わかんないよ。
そしてリョウ先輩のだけど、絶対にこの中で一般的なんじゃないの?
でも……………500はない。
つまりは、リョウ先輩の攻撃と同じ打力かそれ以上でリョウ先輩に攻撃しないとHP削れないってこと?
それに、時とめられたら最高じゃない?チートじゃない!?
久々にヒマリのつっこみが炸裂蹴りしているのを見て、シノは思った。
(トラウマ、忘れてるじゃん…………………しっかり、笑えてる。)
ふっ、と小さく微笑むと、シノは奥のキッチンへと向かった。
次回は湊基ミネトと水樹基ヒロのステータスを出します。




