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水無月学園生徒会は、どんな世界でも最強なのです!  作者: 葉月 都
第一章 水無月学園生徒会は、チュートリアルに向かいます
1/68

1,私立水無月学園

おはこんこん!葉月都です。

本来なら、夏休みぐらいに投稿しようと思ってたミナガクのを、ちょっと早めにあげました!


でも、ドラすくが少し遅れ気味なので、ちょっとずつ不定期で出してきます。

今度こそ、削除は阻止したい…………



私立水無月学園



それは、伏見町という町の隣にある、意外に都会的な町【亜南あなん町】の、とある小高い丘の上にある全寮制の中高一貫校である。


制服はなく、私服での登校が許されており、お昼はお弁当持参or食堂の学食の、絵にかいたような町の小学生アコガレの学校。



だが、その学校に入れた"普通の人"は、いまだかつて誰もいない。




それもそのはず。






実は、この私立水無月学園は、【超能力】・【異能力】と呼ばれる、非科学的な力を持つ中高生を"保護"するための学校なのだから。





だから、普通の人たちが学校に入ろうとしても、大学生でも解くのが必死な超難関の受験を受けなければならない。

もちろん、そんな受験テストに合格するものはほとんどいない。



もし、稀にその受験テストに合格すると、その人も色々な意味で【超能力者】と認定され、学校に入ることができる。その時は、この水無月学園の秘密を話され、それでもこの学校にいると本人が言った場合、正式な生徒となる。





水無月学園では、普通の学校のように授業をするが、それと並行して、自らの能力の向上・抑制を促進させる。


そういう意味では、この学校は、【保護所】でもあるが、【養成所】でもあるのだ。






そして、今から約二年前の春。

この学校に、ある女生徒が入学してきた。


名前を、



望月日葵もちづきひより



という。



彼女は、いつも笑顔を絶やさず、誰にでも親切にして、勉強の成績も運動の成績も良好。

俗にいう、【優等生】である。


だから、周りの者も日葵を頼った。

もちろん、日葵を妬ましく思う者もいたのだが…………………そこはノーコメントとしよう。



だが、周りの者は、日葵を不思議に思った。



「彼女は、何の異能力サイコパワーを持っているのだろうか。」



と。


なぜなら、彼女は人前で自らの力を使わなかったからだ。

そして、同じように人々が思ったことがあった。


それは、彼女の右耳に光る銀色のイヤリングである。


楕円形をした銀色の円盤に、不思議な印が刻まれているそのイヤリングは、彼女が肌身離さず付けているものであった。


数人が、彼女に一時期その二つのことについて問いただしたことがあった。

その時の光景は、いまだ人々の記憶に焼き付いているであろう。



問いただした瞬間。

彼女の顔から、表情が消えてなくなる。

そして、一瞬、問いただした者達を、ライオンでも熊でもひるむほどの殺気を放つ。


だが、すぐにそれは消え去り、さっきと一転、瞳から大粒の涙をこぼし始めたのだ。



それ以来、「彼女の能力について聞く」ことは、学校内の禁止事項の重要ランクSになった。







そして、彼女が二年生になり、日葵は、学年選挙投票によって、水無月学園の生徒会に入り、副生徒会長となった。

日葵は、二年生になったことで、ますますクラスの仲間たちと親しくなり、信頼も厚くなった。





この物語は、ここから、始まる




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