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驚いた。いつもとは全く違う雰囲気のアルベルクさんがいて目を離せない。


「チーム32、剣を使います!カロルです!よ、よろしくお願いします‼︎」

カロルの裏返った声で現実に戻った。

リンリーさんもジンさんも続けて自己紹介と挨拶をしていってみんなの目線が私を見ている。


「えっと、、「こいつシックスって言います!俺と同じ剣を使います!酷い人見知りなんです!」

カロルさん!?

急な私の紹介に私が驚いた。


「仲間思いなのは分かるが自己紹介くらい出来ないと騎士団では通用しないぞ〜。今度からは自分で出来るようにな。」

「はい。」

隊長さんに言われてしまった。思わず地面をみる。


「さぁ、そろそろ出発しよう。君達は壁の外の討伐戦は初めてだから今日は我々の戦闘を後ろで見学してもらうよ。魔法訓練と違って外では魔物のランクなんて関係ないから常に気を引き締めて行くように。一応、俺も報告書を書かないといけないから問題だけはおこさないでくれよ〜。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


見上げると首が痛くなるくらい大きな門をくぐると平地が広がっていた。空はどこまでも青くて綺麗だった。


「おい、たらたらしてないでさっさと歩けよ。」

「ごめんなさい。」

「もうカロルー、そんな言い方しなくたっていいじゃないね。」

「さすがにシックスさんも緊張してるんでしょう。」



緊張といか驚きのほうが強い。アルベルトさんと図書館以外で会うなんて思ってもいなかった。それになんだか雰囲気がいつもとは違う気がする。



■□■□■□■□■□■□

「前方に魔物二体発見!!!」


前から声が聞こえた瞬間に空気が一気に引き締まった。

「アルとマルスは先行して攻撃!ジルは俺と挟み込むぞ!学生らは後方から援護を!!」

キール隊長の声と共に配置についた。


「「はっ!」」

隊長の指示は的確で私達は見ているだけだった。気づくとアルベルトさんとマルスさんの剣は魔物の血で染まっていた。鮮やかな戦闘で格の違いは明らかだった。


すぐに討伐は終わって、カロルさんが興奮しているのをみんながなだめているの眺めていると背後からなにか気配を感じた。

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