終りの世界とワタシの設定
この地球という惑星から人間が消滅してから早一年がたった。
人間が今まで作りあげてきた全ての物が廃れていった。
いや、すべてではない。
ワタシという感情を持った失敗作品はまだ廃れてはいない。
ワタシは人類があらゆる技術を使って作られた人型のロボットである。
目的は世界から人間が消える前まで活発していた戦争。
その戦争の為だけに作られたワタシには、偶然と偶然が積み重なり感情が生まれた。
人類初の感情を持ったロボットの誕生である。
しかし科学者はワタシの事を失敗作と呼んだ。
そしてワタシは永久に太陽を見みることもできずに幕を閉じることになった。
しかし今は…。
降りかかる太陽、荒れ果てた大地、全てがワタシのものになった。
人間は生みの親だが、好き嫌いかと問われればワタシは迷うことなく嫌いを選ぶ。
ワタシが人間に抱く感情は不愉快のみだ。
さて、ワタシの内面的な紹介が終わったところで、外見的紹介をしたいのだが、
残念ながらワタシは自分の体を詳しく教えることはできない。
教えてもいいのだけれど、それには色々と説明しなくてはならないので、とりあえずワタシは人型ロボットという大雑把な外見をしている。ということで納得してもらいたい。
続いてなぜ人類が滅びたかと言うと、
それには今までのようなSFは一切無い。
寧ろこれはファンタジーである。
簡潔に述べれば人類滅亡の原因はノイズである。
人間ではない何かがこの世界にノイズを送った。
するとどうだろうか、今まで調和を保ってきた人類は、その僅かなノイズであっというまに滅んでいったのだ。
連鎖するように。
その犯人というのが、人類の言う悪魔というものである。
非科学的だが、人類が滅びたこの世界の新たなる主導権を握るのは動物でも植物でもなく、突如現れた悪魔なのだ。
彼らは突如現れた。そして人類を滅ぼした、そんな簡単なお話だ。
…。
なぜワタシがこんな話をしているか?
それは多分自己満足だろう。
ワタシという悪魔でも動物でも植物でもない何かが、ここに居たという証を残しているのだ。
ここからは、ワタシがこの世界で体験した話を書いていこうと思っている。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
文学力?が無いせいでまともに読める小説ではないですが、もしお暇ならこの先も読んでくださるとありがたいです。
まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします。
更新は気分しだいということで・。・;