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２．本当の目的は何？

　星造(スターメーカー)：『VR ゲームを完遂させる事が目的では無いなら、本当の目的は何？』

　ドラコ：『この世界の本当の危機は、絶滅危惧種になったドラゴンの事です。余りにも強くなり過ぎて、番(ツガイ)相手が居ないため緩やかな滅びを待つのみ。これではいけないとこの世界の管理権限を取得して、強い意志を持った主人公を召喚し、相棒ドラゴンとの絆を育み、次世代を担うドラゴンの卵を生み出すシステムを魔法で作った。だけどもう良いのだ。これだけ長い間共に居て、何も進展が無かったのだから。さあ日本へ送り返そう。』

　星造(スターメーカー)：『俺を送り返した後はどうなるんだ？』

　ドラコ：『多分、バッドエンドからの巻き戻りで、新人のチュートリアルからに成ると思う。』

　星造(スターメーカー)：『そんなのは嫌だ！　それはドラコが別人になるって事じゃないか！』

　ドラコ：『嫌って言われても、裏設定を知った以上、もうどう仕様も無いでしょ。』

　星造(スターメーカー)：『暫く(シバラク)、暫く待ってくれ。』

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