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切なくやるせない気分になる時の雑多な記述  作者: 夜霧ランプ
きっかけ1~夏のある日の発作的な始まり~
10/100

首輪を無くした飼い犬のように

 このエッセイには原点になるやつが居ます

 それは

 切なくやるせないミスターアセロラです

 ある日僕が

 本当に

 「精神的に苦痛である」という意味で

 「切ない」は使えるのかとか思って

 辞書で調べたんですね


 したらば

 「切ない」は「心が締め付けられるような感じがする」的な意味で

 ついでに「やるせない」という言葉も当てはまると書いてありました

 なので

 「やるせない」も調べてみました

 「やるせない」は「気持ちを晴らす事が出来ない」的な意味で

 「切ない」という言葉も当てはまるらしいっす

 で

 ループする間柄なんや

 と言う事が分かったんですね


 でもって

 切ないとやるせないを使って「精神的に苦痛である」と言う例文を作る時に

 ミスターアセロラと言うキャラクターを作ったんです

 二秒くらいで


 一度ミスターアセロラの人物像を作って

 こいつ嫌いだわって思って消してから

 ミスターアセロラについて宙ぶらりんだったので

 この度

 ちゃんとキャラクター設定を作ろうと思います


 ミスターアセロラはシングルファザーです

 子供達が眠りに就いた後

 手酌で酒を飲んで夜を儚びます

 お父さんの休日が得られた日は

 近所にあるバーのママに時々愚痴を言います

 バーのママの名前はミセス・クランベリーです

 ミスターアセロラが弱音を吐くと

 ミセス・クランベリーは「莫迦な男ね」と言って

 ハイボールを奢ってくれます

 そして言います

 「良い?

 あなたはこんな風に

 『お父さんの休日』を認められて

 堂々とお酒なんて飲める夜があるんじゃない

 浮世の夫人達が

 毎日朝起きてから眠る時まで子供に付き合わされている世界で

 そして家では

 あなたの子供達が良い子で待っているのよ?

 一番愛されているのは誰か

 気づても良いんじゃない?」と


 ミスターアセロラは男泣きをして

 「言ってくれるね ママ

 そうさ

 俺だって分かっているさ

 だけど

 甘えている事を理解したくないって言うのが

 男ってもんなんだ

 常に

 自分は何者にも負けない偉大なる男であると

 自惚れていたいのさ」

 と述べます


 外では暑さが引いて

 乾いた風が吹いています

 その空っ風の吹く中を

 首輪を無くした飼い犬のように

 ミスターアセロラは帰って行きました


 そして僕は思うのです

 何この寸劇(コント)

 と


 とりあえず

 ミスターアセロラは時々バーに通ってるらしいっすね

 で

 ミセス・クランベリーママを相手に

 大人のお酒を楽しんでいる

 だけど奴は常に

 切なくてやるせない気持ちを

 抱いているので

 アルコールの力を借りても

 幸せにはなれないようです

 そんなミスターアセロラに

 光が射す日は来るのでしょうか



 さて

 眠ろう

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