ゴロガ洞窟探索②崩れる壁とヒルメ―
ゲームアナウンス『』
アイテム名〖〗
スキル名⦅⦆
職業【】
周囲を見回すが何も怪しいところは無い。でも発見アイコンは反応しているんだよな
「お兄ちゃんどうしたの?」
僕の不審な行動にヒミコ達は首をかしげながら尋ねてきたのでイベントが隠されていることを話す。ヒミコ達も周囲に怪しいとこがないか確認を始めた。5分後、
「兄さん、この壁だけ音が違います」
シズクが壁を叩きながら報告してくる。シズクのいる場所の壁を叩いてみると他の壁ではコンだがそこだけコツンという音がした。マップ上ではこの壁の奥に何も無いがおそらくRPGの定番壊せる壁かもしれない。
ピッケルを取り出し壁に叩きつけると壁の土が崩れ始める。『WMMP』では現実世界と同じように特殊な加工がされていなければ全ての壁が破壊可能となっている。アップデート後の公開情報にもあるが仮に洞窟で壁を壊し続けると洞窟が崩壊し通れなくなり、近くの街で復興クエストを終えない限り洞窟は通れなくなる。でも採掘などがあるので洞窟を壊そうと故意に壁を壊さない限り洞窟は壊れないらしいが
壁を壊しつづけるとその先に新しい洞窟が見つかった。その洞窟を進むと巨大な門が現れる。これってシンソの森と一緒なんじゃ。僕たちは警戒しつつ扉を開けると大きな空間が広がっており中央に巨大な岩が鎮座していた。
僕たちが近付くと中央に鎮座していた岩に目が出現し周囲に魔法陣が出現する。
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マジックストーン
ランク:ボス
解説:魔力が溜まった場所に長年存在していたただの岩が魔物となった。動きは遅いが強力な魔法を使ってくる
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鑑定してみるとここのボスのようだ。マジックストーンは僕達(侵入者)に向けて巨大な岩の塊を放ってくる。僕たちはその岩の塊を左右に分かれ避けると戦闘を始める。ヒミコ、ヒビキ、僕はそれぞれ風刀:熊切、機構槌:涼風、風咆熊のガントレットを装備して近づいていき、シズクは後方で待機している。
マジックストーンは近づく僕達に向けて、魔法陣から小さい岩を連続で打ち付けてくるが、問題なく攻撃を躱し僕たちはマジックストーンに攻撃を加える。ダメージを一定以上与えるとマジックストーンの外側の岩が崩れ、少しずつ小さくなっていく。そしてある一定上の小ささになるとマジックストーンの周囲の地面に魔法陣が現れる。
「ヒミコ、ヒビキ魔法陣から離れて!」
二人に指示を出しながら、自分自身魔法陣から距離を取った瞬間、魔法陣から巨大なとがった岩が現れ、マジックストーンを覆った。様子を見守っていると10秒後、とがった岩が崩れマジックストーンに吸収され元の大きさに戻る。
「お兄ちゃん、これって」
「ああ、おそらくあのとがった岩が現れるタイミングで何かしないと戦いが終わらなそうだ」
もう一度マジックストーンに攻撃していきとがった岩を出現させる。今度はとがった岩に攻撃を加え壊していくとその中央には先ほどの大きさのマジックストーンが光を発していた。よく見ると岩の間からオレンジ色の水晶のような物が見えている。マジックストーンは僕らに向けて小さい岩の塊を叩きつけて追い出そうとしてくる。さすがにこの距離で留まるのは危険だったため、マジックストーンから距離を取りつつ
「ヒビキ、機構銃であの岩をはがして。シズクは岩が全部はがれたら魔法をぶつけて」
ヒビキはすぐに機構銃に換装すると先ほど壊したとがった岩の空いた隙間からマジックストーンを攻撃して最後の岩をはがす。そこへ
「⦅ツララフォール⦆」
シズクが放った氷のツララがマジックストーンの水晶の部分に当たり、水晶の輝きが止まる。そして
『イベントクリアおめでとうございます。報酬として『ランダムスキルロール』が送られます。このイベントは残り9回まで他のプレイヤーが挑戦できます』
シンソの森と同じアナウンスが出る。やっぱり入手できるアイテムは『ランダムスキルロール』なんだ。しかし今回は突然転移されることはなく普通に歩いて元の洞窟に戻った。
洞窟の攻略を進めていくと目の前に黒と白の羊が現れた。しかしその羊たちは襲ってこずにこちらの様子をうかがってくる。え?襲ってこないの?
「マスター、どうしましょう?」
ヒビキ達も困惑しているのか僕に指示を仰いでくる。とりあえず鑑定してみよう。
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ヒルメー
ランク:2
解説:山岳地帯に住む羊の魔物。鳴き声はメーだが山羊ではない。身にまとう羊毛は様々な加工品として重宝されている
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ヒルメー(黒)
ランク:2
解説:山岳地帯に住む羊の魔物。通常は白い羊毛だが黒い羊毛を纏っている
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これってまさか〖魔物牧場の主〗関連の魔物?。とりあえずいろいろな野菜を取り出し与えてみるが特に反応はしなかった。野菜じゃダメなの?だったら・・・とりあえず今持てる様々なアイテムを見せてみると野菜のスープに反応しムシャムシャゴクゴク食べ始めた。僕は食べるのに集中しているヒルメーの羊毛を触ってみる。モコモコとした良い触感に思わず顔を緩めてしまう。
ヒルメー達は野菜のスープを食べ終わっても移動しなかったので、いろいろ体を触ってみるとヒルメーは背中の辺りを触っていると気持ちよさそうに鳴いた。ここが気持ちいいみたい。僕たちはその部分を重点的にマッサージしてあげた。
30分ほどマッサージしてあげるとヒルメー達は満足したのかその場から去っていく。これは成功なのか?よくわからなかったが時間も時間だから一度マリーさんに情報を売った後今日はログアウトしようか




