素材収集家の辞典
次の日
さて今まで【開拓者】【復活の錬金術師】【異質なテイマー】【魔物牧場の主】の4つの職業のイベントは進めていった。だがまだ触っていない職業がある。そう、【素材収集家】だ。
【素材収集家】は素材収集家の辞典の図鑑がキーアイテムとなる職業みたい。早速素材収集家の辞典を見てみる・・・どうやらアイテムを消費することで辞典にそのアイテムの新しいページが更新されていくらしい。そして一定以上のアイテムを登録することで特定のアイテム(ランクアップアイテム)が要求されるようになり、そのアイテムを登録することで素材収集家の辞典のランクと【素材収集家】のレベルも上がり新たなスキルを覚えることがあるらしい。条件として登録するアイテムは自分が倒した魔物からのドロップ、自分で作成したアイテムなど自分の手で入手したアイテムに限る。
早速手持ちのアイテムを次々登録していくがハウル・フォレスト・ベアーの素材を登録しようとすると
『今のジョブレベルでは登録することができません』
と警告された。どうやら(素材収集家の辞典より)高ランクの素材は登録できないようだ。ハウル・フォレスト・ベアーの素材のランクが3だから登録は当分先になりそう。そして気になっていた図鑑の説明だが、鑑定した時と比べて結構違いがあった。薬草についてみてみると
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薬草
ランク1
品質:標準
解説:食べるとHP、満腹度を回復する。生える場所により性質が変わり新種が生まれる
効果:HP回復
採取地
・AI
・シテン平原
・シンソの森
・etc
作成できるアイテム
・低級回復ポーション
・
・etc
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解説文が追加されており、採取地、作成できるアイテムが記載されていた。これってすごく便利じゃない?それに標準品質の薬草を登録すると他の品質(低品質、高品質、最高品質、幻想級、伝説級)の薬草も登録されていた。さすがに採取地は公開されていなかったが、品質によって作成できるアイテムの種類に違いが有った。これって同じ素材でも品質が違うと別のアイテムが作れるってことだよね?
いくつか登録していると素材収集家の辞典の1ページが光りだす。そのページを開けると
『ランク2のアイテムを登録してください』
これが【素材収集家】のランクアップの仕様か。要求されたアイテムはすでに持っていたので登録してみると
『新しく⦅サーチ⦆を獲得しました。素材収集家の辞典が⦅マップ⦆と連携しました』
新スキルの前に連携って何?もう一度辞典の薬草のページを開いてみると隣に平面の地図(AI)と球体の地図が現れ、平面の地図では森の部分が点滅し、球体の地図ではシテン平原とシンソの森の部分が点滅している。どうやら地図上の採取場所がわかり易く点滅するらしい。
次に⦅サーチ⦆だが使った時、周囲の採取、伐採、採取可能な場所が分かるようになるらしい。試しに森の中で使ってみると採取可能な物は緑のアイコンが、伐採可能な物は茶色のアイコンが現れた。これは使えるのか?わからん
とりあえず今登録できるだけのアイテムは素材収集家の辞典に登録して生産作業するために小屋の外に出る。
「おはようございます兄さん」
「おはよう、シズク。皆は?」
農作業をしていたシズクに朝の挨拶をしながらみんなの居場所を聞くと、ヒミコは陶芸用に作った小屋で食器を作っており、ヒビキは⦅機械工房⦆で作業中らしい。僕はヒミコの様子を覗く前に昨日植えた世界樹の苗木の様子をみにいく。世界樹の苗木は栄養が必要だろうと思い、錬金術で作った栄養土を用いて専用の土壌を作りそこに植えた。見に行ったがさすがに一日じゃ何も変化がないね。
次にヒミコの様子を見に陶芸用の小屋に行ってみると、ろくろで何かの器を作っていた。ヒミコは最近⦅陶芸⦆のスキルを覚え様々な食器を作ってくれている。『WMMP』では食器も料理の重要なファクター(要因)で食器によっては料理の効果が強くなる・・・ん?ろくろ?どこで手に入れたの?
「あ、お兄ちゃん。おはよう」
「おはよう、ヒミコ。そのろくろどうしたの?」
「ヒビキが作ってくれたの」
「はい、私が作りました」
ろくろの話をしているとヒビキが⦅機械工房⦆から出てきて話に加わる。ヒビキに詳しく話を聞いてみると、センターの街で読んだ本の中にろくろの事が載っており、街の露店で買った雷の魔石で作れるようになったそうだ。このろくろはMPを消費することで一定時間回すことができ、回転速度も流すMPにより変化する仕様だそうだ。
生産作業を終えた僕たちはセンターの街に転移しフィールド探索に出る。今日はゴロガ山にあるゴロガ洞窟へと向かうことにする。シテン平原を歩いていくと巨大な山が見えてくる。山へ近づいていくと少しずつ緑がなくなっていき傾斜が上がっていく。そしてフィールドは変わりゴロガ山道に入った。




