火事を放置したプレイヤーは・・・
ゲームアナウンス『』
アイテム名〖〗
スキル名⦅⦆
職業【】
ケン達が火事の後始末をしている時、火事の原因を作ったパーティーは森の中を走って逃げていた。このパーティーは大剣使いのアタッカー、タンク、魔法使い2、ヒーラー1のメンバーでウルフの群れとの戦闘時、魔法使いが放った⦅ファイアボール⦆が近くの木に当たり燃えてしまった。それを見た彼らはすぐに逃げ出してしまい今に至る。
「あそこで外すか?」
「うるさいわね。直前にウルフが動いたんだからしょうがないでしょ」
「水魔法位覚えとけよ」
「ふん!私の勝手でしょ。それにずっと火の魔法を使ってきたから〖炎の魔術師〗になれたのよ」
戦士と魔法使いがそんな言い合いをしてる時、一番後ろにいた僧侶が
「みんな待って!後ろ見てみて」
「なんだ、あれ?」
全員が後ろを振り向くと先ほどいた場所に巨大な氷の壁ができていた。更に氷の壁の中で巨大な水の竜巻が出現した後、煙は完全に消えてなくなった。その様子を見ていた彼らはその場で足を止める。
「誰かが消してくれたみたいね。よかった」
「これで証拠もないから俺らがしたなんてばれないな」
安心している彼等だが突然アナウンスが流れる
『称号:森の大罪人を獲得しました』
「はっ?何この称号?」
急いで効果を調べてみると
称号:森の大罪人
効果:フィールド:森に入ると常にステータスが×100した魔物に狙われ、森の中ではあらゆるアイテムを採取することはできなくなる。特定の種族の好感度低下(極大)。森の裁きを受けるがいい
彼らが称号の意味を理解した瞬間周囲の森から狼、兎、リス、猪、熊型の魔物が大量に現れる。そして
「「グワァァ」」
怒れる獣たちが攻撃してきて彼らは全滅した。
僕達はシンソの森で手に入れた情報をマリーさんに伝えるため『フェアリーガーデン』から戻ってきた。ちなみに『フェアリーガーデン』には森に生えている特定の巨大な木か『AI』の小屋からいつでも向かうことができる。
お店につくとマリーさんが受付をしていたので重要な話があると伝えると2階の部屋に案内してもらった。そこで僕はシンソの森で起きたいくつかの事について話し始める。すると
「そういうわけね。あの子達嘘を伝えたわね。ケン君、火事についてこちらからも話すことがあるわ。ケン君が来る前に一組のパーティーが称号の情報を売ってくれたの。その称号の名前は⦅森の大罪人⦆、教えてくれたパーティーは獲得条件が分からないって言ってたけどケン君の話を聞いたら彼らが森に火をつけた犯人ね」
「その称号は何か効果があるんですか?」
「森の中に入ると常にステータスが強化された魔物に襲われるんだって。さらに特定の種族の好感度低下(極大)とあったけど、おそらく森に関係ある種族のNPC例えば妖精、エルフとかね」
「ランダムスキルロールについては検証が必要ね。まず木の根をきるのに⦅伐採⦆スキルがいるのか?次に回数制限があるけど人数制なのか、挑戦回数なのかも調べないと。検証はこっちでするから情報は広めていいかしら?」
「いいですよ」
マリーさん達に情報を伝えた僕は一度『AI』に帰り今日は休むことにした。
ケン達が帰るとカオリとガイウス、バイロンが部屋に入ってくる。
「ケン達はなんだって?」
「また新情報ですか?」
ガイウスとカオリの質問に私は情報の重大さに内心頭を抱えつつ
「ええ、それもとても重大な情報よ」
私はさっき教えてもらった情報を伝える。聞いている内に驚きすぎて皆の顔が真顔になっていくわ。そりゃそうでしょ普通イベント一つ見つけるだけでも大発見よ。なのに今回ケン君が発見したのは条件有の珍しいタイプ。それに報酬が貴重なランダムスキルロールよ。
更にヤバいのは火事の話とフェアリーガーデンの話よ。フェアリーガーデンの話はそういう場所があるとか行くにはアイテムがいるとかぐらいしか流せないけどそれでもこの情報は売れるわよ。そして最後に火事について
「で、どうするんだ?」
「プレイヤー名のさらしはしないわ。だけど様々な掲示板にプレイヤー名を伏せて書き込むわ。と言っても称号を持ってるプレイヤーはすぐにわかるかもね。私はこっちに集中するからライア達に連絡とってくれない?ランダムスキルロールの件で手伝ってもらいたいの」
「わかった」
さてがんばって書き込みしましょうか
⦅森の大罪人⦆の称号の情報を売った彼らは今回消耗した武具を修理してもらうためにセンターの街のNPC鍛冶屋のもとにむかった。武具の修理だがプレイヤーの鍛冶師もできるが、値段を自由設定しているプレイヤーよりNPCの鍛冶師の方が安いためお金がないプレイヤーはNPCに頼んでいる。ちなみにプレイヤーが修理すると防具関連のジョブを持っているとたまに耐久度が割り増しで回復される。
「武器と防具を修理してほしいんだけど?」
「いらっしゃい。どれに・・・」
「どうした?これなんだけど?」
「出て行ってくれ。お金をもらってもあんたらの防具を修理する気はねえ。二度と来るな」
彼等はNPCから門前払いをされる。
「なんだ?今のNPC?他の所行こうぜ」
しかし彼らの防具、武器を修理してくれるNPCはどこにもいなかった。仕方なくプレイヤーに頼み修理してもらい、次に消費アイテムを買おうとしたがNPCは誰も売ってくれない
「何なんだよ一体?」




