いざシンソの森へ
ゲームアナウンス『』
アイテム名〖〗
スキル名⦅⦆
職業【】
「マリーさん、昨日あれから色々この街を回ったんですけど色々あったんですよ」
「あら、教えてくれるかしら?」
昨日の出来事について色々話した。
「ワイズちゃんの話を聞いてみると、まだ細かい条件はわからないけど『WMMP』では【錬金術師】は⦅調合⦆を含む複数の生産系スキルと戦闘系のスキルが必要みたいね。確かにこの条件なら難しいわね」
「ああ。普通生産職は多くても3つぐらいの生産系スキルを覚えているんじゃ。ただどれか一つをメインにしてそれ以外はメインを完全に使うための補助スキル的役割でな。例えば儂なら⦅鍛冶⦆をメインにして、補助に鎧を作るために⦅革細工⦆、アクセサリーを作るために⦅彫金⦆という感じにな。ただ補助に取ったスキルはメインほどレベルを上げておらん。それに戦闘系スキルは1つ取っているが、これもそこまで上げとらん」
確かにVRMMOでは戦闘するにも生産するにも何か一つに絞ったほうがいいもんね。そう考えると確かに僕みたいなスキルの取り方は珍しいだろうな。
「⦅属性魔法⦆の情報はすごいわね。⦅属性魔法⦆というのはいくつかのスキルをまとめた統合スキルの一つで火、水魔法など属性魔法を一つのスキルにまとめたスキルよ。ただ【魔法使い】や【魔法剣士】などの魔法系のジョブに就いたプレイヤーしか覚えられなかったし、冒険者ギルドで100万Gっていう超高額で売られていたけどまさか取得方法があったなんて。けどこの取得方法は大変ね。大体のプレイヤーは『ファースト』が実装されると『魔法のスキルロール』で、魔法を覚えているから」
「⦅スキル統合:目》に関しては完全に初情報よ。目を使うスキルとして私が知ってるのは⦅見切りの瞳⦆ね。このスキルは【狩人】などの一部のジョブに就いたプレイヤーが覚えたスキルなのよ。今までは⦅属性魔法⦆みたいにジョブ専用のスキルだと思ったけど、他の取り方があるかもしれないわね」
「でも⦅発見⦆はすごい便利ね。ただあまり言いふらさない方がいいわよ。イベントの場所が分かるということが分かったら、へんなプレイヤーが近付いてくるかもしれないから。まあどっちみちそろそろヒミコちゃんたちの情報も流れるだろうから人は寄ってくると思うけど」
マリーさん達と話していると
『シンソの森エリアボス:エルダートレントが初めて討伐されました。討伐者は⦅ライア⦆⦅マリア⦆⦅タツヤ⦆⦅ユウカ⦆⦅ゴウ⦆⦅チヤ⦆です』
「あら、ライア達が早速倒したみたいね」
「マリーさんはこの人達を知っているんですか?」
「ええインフォ・プロダクトの常連客よ。バランスがとれたいいチームでいろいろ情報やアイテムを売ってくれてるの。もしかするとどこかで会うかもね。ケン君達はこれからどうするの?」
「そうですね。これから冒険者ギルドに行ったあと街の外に出るつもりです」
「何かあったら教えてね。情報料は払うから」
こうして僕たちはインフォ・プロダクトを出た後、冒険者ギルドでいくつかのクエストを受けて街の外のフィールドに出た。
ここで少しセンターの街の立地を話しておこう。センターの周りはシテン平原が広がっている。このシテン平原ではランク1の兎や狼、鳥、植物型の魔物が生息していたり、薬草、毒草などが群生している。シテン平原を北に行けばゴロガ山ゴロガ洞窟へとつながるゴロガ山道へ、そして南に行けば今回の目的地であるシンソの森に繋がっている。
「ここがシンソの森なんだ。島の森と変わらないね」
「ヒミコ、きちんと周りを警戒しといてくださいよ」
シテン平原では魔物と出会わず、シンソの森に着いた。シンソの森は『AI』で見た森とそう変わらない景色が広がっていた。しかし全てが一緒ではなく
「あ、これ新しい木だ。みんな採取するから周辺の警戒お願い」
ヒミコ達に声を掛けた後、僕は『鉄の斧』を持ち伐採を始める。そして数回鉄の斧を打ち付けると木は倒れ込んできた。
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マナの木材
ランク1
品質:低級
解説:魔力が含まれたマナの木の木材。これで杖を作ると初心者用の魔力の杖ができる
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へぇ~、これがシズクの作ってもらった『魔力の杖』の素材になるんだ。僕はその場でいくつかマナの木材を手に入れるために伐採していく。一定数手に入れると
「マスター、敵の反応です。数は10、そのうち一角ウサギが6体、未確認の個体が4体です」
ヒビキの索敵を聞き全員が戦闘態勢をとる。すると目の前の茂みから角が生えた兎と全体的に太っているリスが飛び出てきた。




