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【1000万PV突破】『Wonderful Mystery Marvel Planet』  作者: アマテン
MMO本格化!惑星ファースト編

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冒険者ギルドマスターと副ギルマスと開拓者・素材収集家の歴史

ゲームアナウンス『』

アイテム名〖〗

スキル名⦅⦆

職業【】


 受付の女性は僕を冒険者ギルドの奥にある部屋の一つに案内した。そして扉をたたくと


「ギルマス、エルネアです。今よろしいでしょうか?」

「ああ、いいぞ、どうした?」


 部屋の中から返事があると受付の女性は扉を開け中に入って行く。僕も続けて中に入るとそこにはスキンヘッドのおじさんが座っていた。受付の女性はそのままおじさんに近づき一枚の紙を差し出し説明を始める。


「ギルマス、こちらはケン様。本日この街『センター』にきた星渡人で職業決めと冒険者ギルド登録をいたしました。それがこれです」


 『センター』はこの街の名前で『星渡人』とはプレイヤーの別名だ。ギルマスと呼ばれたおじさんは紙を眺めると目を見開きこちらを見てくる。


「マジか?エルネア?」

「はい。本当です。ケン様は〖開拓者〗〖素材収集家〗です」

「そうか・・・俺の名はザック、冒険者ギルドのギルドマスターをしている。ケンと呼んでもいいか?」

「はい」

「いきなり呼ばれて驚いただろう。ケンの〖開拓者〗と〖素材収集家〗なんだが、この街では有名な職業でな」


 ザックは説明を始める。〖開拓者〗は『始まりの開拓者 アイリ・バレンタイン』の職業だった。アイリ・バレンタインは300年前魔法の事故で一人だけでこの惑星『ファースト』に転移した。元々サバイバルに適したユニークスキル〖開拓者〗を持っていたアイリはこの惑星の探索を始め。そして転移してから5年後元の惑星にもどる方法を発見し帰還する。

 その後一部の者と一緒に『ファースト』に戻り開拓を始めた。今この街にいる地元民は全てアイリと一緒にこの星に来た移民の血族らしい。しかしアイリ以降〖開拓者〗を発現した者は現れなかった。


 〖素材収集家〗はアイリの夫であるクルス・バレンタインの職業で、世界中のあらゆる素材を集めるためのスキル。クルスは『ファースト』に来ると猛暑、極寒、暴風などのどんな悪環境でも無事で開拓に必要な様々な素材を集めてきた。ただし〖開拓者〗同様〖素材収集家〗も発現した者は居なかったらしい。


「長々と話してすまなかったな。申し訳ないんだが近いうちにここに行ってくれないか?この手紙を渡せばわかるはずだから」


 ザックは手紙を書くと僕の方に渡してきた。


『ジョブクエスト:開拓者の歴史が発生しました。受けますか?』

『ジョブクエスト:素材収集家の辞書が発生しました。受けますか?』

----------------------

開拓者の歴史

種類:ジョブクエスト

期限:なし

報酬:???

とある人物から話を聞こう

----------------------

----------------------

素材収集家の辞書

種類:ジョブクエスト

期限:なし

報酬:???

とある人物から話を聞こう

----------------------


 おお~、いきなりジョブクエストだ。ジョブクエストはジョブそれぞれにある特殊なクエストで、クリアすることでアイテムや経験値さらにはジョブの進化の条件にもなるらしい。ただ特殊なジョブほど難易度は高く、見つけにくいんだって。今回アハ〖開拓者〗〖素材収集家〗。

 しかしザックの話はここでは終わらない。


「それとな、残りのケンの職業なんだがこれもちょっと特殊な職業があってな。なるべく早く商業ギルドに向かった方がいいだろう。エルネア、連れて行ってやれ」

「わかりました。改めましてケン様。私の名前はエルネア。受付嬢兼冒険者ギルド副ギルドマスターです。これからよろしくお願いします」

「あ、はい。こちらこそよろしくお願いします。エルネアさん。あとケンでいいですよ」


 エルネアさんが突然頭を下げたので僕もあわてて頭を下げる。


「ではケンさんと呼ばせていただきます。では、早速商業ギルドに向かいましょう。表の入り口は目立ちますので裏口から向かいましょう」


 こうしてエルネアさんと一緒に商業ギルドに向かうこととなった。商業ギルドは冒険者ギルドの隣の大通りにあり結構距離が離れていた。道中エルネアさんに星渡人がどういう扱いかと聞いてみた。そこら辺は説明されてないからね。


 『ファースト』に移住し魔獣と戦いながら開拓をして来た地元民。星の調査を進めるといくつかの遺跡を見つける。それと同時に『センター』の街の中央に巨大な神殿が現れた。しかしいかなる手段を以てしてもその神殿の中には入れなかった。しかし最近地元民の頭の中にこの惑星の神である『ナンバー』の声が聞こえてきた。

『もうすぐ私の試練を乗り越えた星渡人が神殿から現れます。彼らの活躍によりこの惑星に新たなつながりが生まれ発展していくでしょう』

その声を聞いた後、突然神殿の扉が開き内部には大きな魔法陣が描かれていた。そして星渡人が現れる・・・。


「と、話はここまでですね。つきました。ここが商業ギルドです」


 話に夢中で気づかず、突然目の前に白いレンガで建てられた巨大な建物が現れた。エルネアさんの後を追いかけ中に入ると、内部の構造は冒険所ギルドとは違っていた。大きく分けて3つのブースがあり、1つは野菜や果物が積まれたブース、1つはポーションや、武器、防具が積まれたブース、1つは魔物がたくさん置かれたブースだ。

 

 エルネアさんは真っすぐポーションや武器、防具が置かれたブースに行くと受付にいる女性に話しかける。


「アズチちゃん、マイラさんはいるかしら?」

「エルネアさん。ギルマスなら部屋にいると思いますよ」

「だったら案内してくれない?緊急の用事なの。あとファーラとシータちゃんも呼んでほしいわ」

「いいですけど、えーと後ろの方は・・」


 受付の女性は周りにいる職員に話しかけると僕の方を見ながらエルネアさんに尋ねた。


「この人は今日来た星渡人のケンさん。ケンさんもつれていきたいの」

「!初めまして、ケン様。私は商業ギルド職人担当部長兼副ギルドマスターのアズチと申します」

「初めまして。ケンです。アズチさん。ケンで大丈夫ですよ」

「わかりました。ケンさんと呼ばせていただきます。こちらへぞうぞ」


 アズチさんの案内で2階のとある部屋の前に向かうと部屋の前で2人の女性が待っていた。


「どうした?エルネア?急用だって」

「クンクン、かすかに魔物の匂いがする」


 1人はエルネアに話しかけ、1人は僕に鼻を近づけてクンクン匂ってくる。


「その話はマーラさんも踏まえてね」

「ギルマス、エルネアさんが用事があると」

 

 アズチさんが扉を叩き部屋の中に話しかけるが特に返事はなかった。扉を開け中に入ってみるとそこは本がたくさん積まれており一部は崩れており、その崩れた本からは2本の脚が生えていた。それを見たエルネアさんに話しかけていた女性は頭をかきながらため息をつき足に近づくと片手で引っこ抜く。


「また本に埋まっていたのか?ギルマス?」

「えへへ。ありがとファーラ」


 そこから現れたのは紫のローブを着た女性だった。その女性は周辺を見渡すと本に埋まっているとんがり帽子をかぶりエルネアさんと僕の方を見る。


「えーと、エルネアちゃん何の用?隣の子に関係してるの?」


 その女性は何かに気づいたようだ。エルネアは紫ローブの女性に先ほどザックさんに渡した紙を差し出すと僕の説明を始めた。


「こちらの方は本日来た島人のケンさんで、職業は〖開拓者〗〖素材収集家〗〖???の錬金術師〗〖異質なテイマー〗〖魔物牧場の主〗を持っています」


 それを聞いた女性たちは


「ええええええええ!」


 絶叫した。


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