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『Wonderful Mystery Marvel Planet』  作者: アマテン
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ユキと一緒にマシニクル・マキナへ②第一の首都:マシン・ファクトリーに

「ここが1つ目の首都:マシン・ファクトリー」


 僕達の目の前にはケーブルや電飾、歯車などが多数配置された近未来的な街並みが広がっている。ここは『マシン・ファクトリー』、現状プレイヤーがたどり着ける唯一の街。


 プレイヤー達が情報を集めた結果、惑星:マシニクル・マキナには三つの首都『マシン・ファクトリー』『ニュー・アクセス』『セミコン・フォートレス』がああり、これらの首都を中心に電磁フィールドで区切られている。現状プレイヤーが立ち寄れる首都はマシン・ファクトリーのみで、電磁フィールドを越えるための手段がなく現在調査中。


「あそこ、行ってみない?」


街中を歩いているとユキが一つの店を指さす。そこは的と銃が枯れた看板を立てかけた射撃場。挑戦者プレイヤーのみはハンドガン(2丁拳銃でも可)・サブマシンガン・ショットガン・スナイパーライフルの中から2種類選び射撃エリアに入る。この射撃エリアでは360°様々な方向から様々な大きさの醜状の的が多数出現し、一定時間以内に出現した的をすべて破壊すると新たに的が出現し失敗するまで続く。


「まずは私が挑戦しますね」


 ユキが2丁拳銃(1カートリッジ10発)とスナイパーライフル(セミオートで1カートリッジ5発)を選択し挑戦する。しかしケン達は知らないがこの射撃場はここ(マシニクル・マキナ)の住人を基準としていることを


最初に出てきたのは同じ大きさの的が横に10個出現。ユキは2丁拳銃を構え打ち抜いて、すかさず次の的が出る前にリロード(球の制限はない)する。次の出てきた的の数は20、ユキの周囲に展開される。距離的には全てハンドガンの有効射程距離なためカートリッジの弾を全て打ち尽くしクリア。次に出てきた的の数は20と変わりませんが的の大きさが変わっていたり(大きさによって数発当てないといけない)、エリア端に配置されていたり難易度が上昇している。ユキはスナイパーライフルを使用しつつクリア。次の配置は障害物である壁+移動する的。難易度はぐっと上がったがユキは移動しながらベストポジションを探しクリア。次は




「何、あの配置」


 コの字の壁に囲まれ一方向しか届かない的、エリア限界の高さに設置された的の下部分に壁が設置され横方向のから弾丸が届かない的など人では打ち抜くのに苦労する的が多数術幻。住人たちなら機械の身体なので飛んだり、腕を伸ばす・外して遠隔で操作も可能だがもちろんプレイヤーにはそんなことはできない。


 ユキは頑張ったがここでリタイア、サテライトも同じ結果に。でも店頭のランキングを見たら先に行っているプレイヤー結構いるんだよね。掲示板などで情報を探ってみると


「やっぱり無理」

「あんなの不可能よね?」

「ユキ・サテライト、どうやら必須スキルがあるみたい」


 興奮する二人に掲示板の画像を見せてあげる。どうやら体の構造が固定されているプレイヤー側は【銃術】で覚えることができる⦅ムーブショット⦆のスキルレベルを上げないといけないそうだ。⦅ムーブショット⦆は曲げたい方向に銃を振りながら発射することでその方向に曲げることができるスキル。しかし腕を振る速度・発射する角度などによって弾道の軌道が変わり、攻撃の威力が上がるわけではないのでほとんどのプレイヤーが鍛えていない。もちろん二人もだ。


「絶対スキルレベルあげて再挑戦するんだから」


射撃場を後にし街中を歩く。うーん、結構【発見】で引っかかるイベントアイコン多いけど職業限定が多いな。多分〖『機構使い』『機構技師』系だろう。この中のどれかが新しい街へのキークエストになるのかな?


 次に向かったのは大きいビル。中に入ってみると銃や機械のアーマー、手りゅう弾など今までの惑星では売っていない近代的なアイテムが揃っている。どうやらデパートのようだ。時折気になるお店に入ってみたりしてウィンドウショッピングを楽しんでいるとふと視界の端に何かのイベントマークが見えた。場所は店と店の間にある何の変哲もない行き止まり。条件は何かのギミックの解除。少し覗いてみよう。


「みんな、あの行き止まりに何かあるみたい」

「え?条件は何ですか?」

「何かのギミックのクリアだって」

「なんの話?」


 サテライトに第一陣では有名な〖開拓者〗について説明をしながら行き止まりにたどり着く。イベントアイテムがいらず、こういう行き止まりでのギミックって大体スイッチが多いんだよね。壁などを触ってみると


「あ、スイッチがありました」


 サテライトが壁に四角いスイッチを見つけたので押してもらった・・・でも何も起こらない。まだ足りないのかな?それから探してみるとさらにスイッチを発見。でもここにはさっき無かったよな?となるとさっきサテライトが押したスイッチで出てきたんじゃないの?


「みんな、こっちにスイッチがあったんだけどさっきは無かったはずなんだ。だからおそらくスイッチを押すとどこかに新しいスイッチが出現してそれを続けて押すんだと思う」


 それから繰り返す事10回目のスイッチをサテライトが押すと


パカッ


「えっ」


僕達は落下していく。

 

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