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『Wonderful Mystery Marvel Planet』  作者: アマテン
公式イベント『ファーストフェスティバル』
321/723

オリジナルダンジョン公開⑦遊園地シューティングとベネット探し

『白炎』が第3層に到達してから続々と第3フロアに到達するパーティーが増えてくる。おそらく『白炎』が掲示板に情報をながしたんだろう。しかし


「待てぇぇぇぇ」

「追いつけない」

「この、⦅ファイアソード⦆」

「あ、バカ」


ドドドドドドドドド


「あああ、スケープが・・・」


『タイムアップ。またお越しください』


 全てのプレイヤーがスケープを捕まえられず脱落していく。見た感じまだまだ繰りかかりそうだな。進展があるまで他のオリジナルダンジョンにでもいってこようかな。


『スタートまで残り10秒』


 僕はヒビキと一緒にジェットコースターに乗っている。僕達の手には銃をそれぞれ一丁装備している。このオリジナルダンジョンはランクB『ジェットシューター』。定員は従魔も含めて2名まで。ダンジョン内ではスキルは使えずプレイヤーは突入時プレイヤーは銃・弓・ブーメランを選びジェットコースターに乗り込みます。ダンジョン内には数種類のターゲットが配置されターゲットを破壊することでポイントが手に入り1000p獲得でダンジョンクリアです。


「ヒビキお願い」

「任せて下さい、マスター」


 シューティングならヒビキの十八番。僕はヒビキの撃ち残しを処理していこう。


『2・1、スタート』


 ジェットコースターが動き出します。もちろん最初はコースターのスピードは遅いのでターゲットを狙うのは楽だがスピードが速くなると風の影響で武器の標準を合わせるのが難しくなる。でも空をジェットパックで駆け回り銃撃戦を繰り広げるヒビキには問題なし。


ジェットコースターの速度も最高速、コースの先には最後の8個のターゲット。


「マスター、2つお願いします」

「OK」


 ヒビキはマガジンを打ち尽くし6つのターゲットを破壊する。僕は残りのターゲットを打ち抜く。今までのコースである程度コースター上での銃の扱いには慣れたので2つぐらいなら大丈夫。


『お疲れ様です。合計ポイントは・・・・1300ポイント パーフェクトおめでとうございます。ダンジョンクリアです』



次に来たオリジナルダンジョンはランクA『ベネットを探せ』。定員は6名(従魔は数にはふくまれない)、ダンジョンは巨大な洋館でスキルの使用は禁止・制限時間は30分、目的はダンジョン名はベネットを探し触ること。


「とりあえず2組に分かれて1F・2Fを探索してみる?」

「そうですね」


 今回のメンバーは僕・ナツ・へスト・アカリ・ハク・ウルル。洋館は2階構造なので1F (へスト・アカリ・ハク)、探索物が多い2F (僕 (ヒミコ・シズク・ヒビキ・アーシャ)・ナツ・ウルル)でベネットを探すことにする。


 このダンジョンだが6人いれば手分けして20分ぐらいで全ての部屋を見回ることができる。ならば簡単にベネットが見つかるかもしれない。だがまだこのダンジョンは誰もクリアしていない。


 なぜかというとベネットが何かわかっていないからだ。洋館内にはぬいぐるみや絵はもちろん動物のはく製・楽器・武器・甲冑などが展示されている。様々なプレイヤーが触れているがまだ誰もベネットを見つけていない。


「うーん、どれもベネットに見えるよね?」

「でも他のプレイヤーも見つけてそう」

「そうだよね。やっぱりまだ誰も見つけていないかくしべやがあるのかな?ケンさんはどう思います?」

「他の同じようなオリジナルダンジョンの情報も仕入れてみたんだけど隠し部屋とかじゃないかもしれない」

「どういうことですか?」


『ベネットを探せ』の様な目的物を探す探索型のオリジナルダンジョンはたくさんあるけど、ランクがAなのはここだけ。他のダンジョンは逃げ回るターゲットやたくさんある似たようなターゲットから目標の物を探すなどこのダンジョンに似ているがダンジョンランクはAランクには達していない。


「つまり他のダンジョンと何か違いがあるはずだと?」

「ああ。隠し部屋というわけでもないと思うんだよね」


 そんなことを考えながらふと壁に掛けられている絵画を見る。それには巨大な雲とたくさんの傘が描かれている。うん?何か違和感がある?だけどなんだ?


「どうしたんですか?」

「いや、何かこの絵に違和感を感じるんだ」

「うーん、そういえばさっきはここら辺に女の子がいたような」


 ウルルは絵の端の方を指さす。そうだ、確かに女の子がいた。でもいないということはいつの間にか切り替わった?いやこの場合は


「絵の中を移動している?」

「それよ」

「だったらいくつか確かめないと。すぐにみんなに連絡しよう」


 僕達は1Fを探索しているメンバーに連絡を取りすべての絵を確認する。するといくつかの絵がで女の子を確認するがすぐに別の絵に移っていく。これは正解じゃない?あとはどうやって追い込むかだけど


「ケン君、それらしい絵を見つけたわよ」


 お、へストが目的の絵を見つけてくれたみたい。となると


「じゃあ、その絵以外の絵を壁からすべて外そう」


 さっきから確認したけど最初に外した雲の絵には女の子は入ってこなかった。ということは


 僕達が1Fに集まりヘストが見つけた絵の前に集まる。その絵はこの洋館の主であろう高齢の女性が洋館を背景に一人描かれている。でもよく見るともう一人入るスペースがあるかも。

 

 すると女の子が絵の中に顔を出しキョロキョロ見ている。すると高齢の女性が手招きし女の子はそのまま高齢の女性の隣に収まり一枚の絵画が完成する。


『無事ベネットがおばあちゃんと出会うことが出来ました。ダンジョンクリアです』

 

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