ガラスの作成と洞窟探検
ゲームアナウンス『』
アイテム名〖〗
スキル名⦅⦆
職業【】
僕はベッドで目覚めると早速外に出てガラス用のかまど作りを始め,一時間ほどでかまどが完成した。今回のかまどの特徴は上層に溶けたガラスをため込む場所を作ったことだ。
早速かまどに薪をくべて魔法で火をつけた後、炭を入れて熱がこもるまで待つ。待つ間に少しスキルの習得をすることにする。
『⦅軽武器の心得⦆を獲得しました』
『⦅気功術の心得⦆を獲得しました』
『⦅水泳⦆を獲得しました』
⦅軽武器の心得⦆はナイフなどの軽武器装備時、スキルを使えるようにするスキルでそろそろ戦闘にスキルが欲しかったので獲得した。覚えた⦅スラッシュ⦆はMPを消費し相手に大ダメージを与える。
⦅気功術⦆は主に身体を強化する強化スキルで、もしかすると⦅夜目⦆もあるかもしれないから獲得した。覚えた⦅気功術⦆は一定時間筋肉を強化し移動速度、スタミナ、ジャンプ力、攻撃のダメージにボーナスを与えるスキルだ。
⦅水泳⦆は水の中にいる時移動速度や空腹度減少にボーナスが入るスキルで、海の中の探索が楽になりそうなので獲得した。
スキルを取り終わり、かまどの中を確認すると
「熱っ」
顔が焼けるほどの高温を感じた。確実に炭作成時より温度が高い。よし、シーガラスの花を入れてみよう。蓋をして少し放置したのちかまどの内部を見てみると・・・おおー、シーガラスの花が溶けて液体状になった。ガラス細工の作り方は事前に動画で予習して来た。
耐火性のあるアクアウッドで作った筒状の棒の先を液体化したガラスにつけて、棒を回しながら形を整えた後
フウゥー
と息を吹きかけガラスを膨らませた。さすがに一発では成功せず試行錯誤を繰り返す後に
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ガラスのコップ
ランク1
耐久度:20
解説:ガラスでできた透明なコップ。
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ガラスの瓶
ランク1
耐久度:20
解説:ガラスでできた持ち運びがしやすい小型の瓶。ふたには木のコルクを用いている。
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やっとできた、ガラス製品。これで液体が持ち運びしやすくなった。さてこの瓶に飲み水を詰めて、これで洞窟の準備は終了。さあ洞窟に行こう。
僕は昨日来た洞窟の前に立つ。右手にはたいまつ、左手にはサンドクラブの盾、防具はウルフの皮装備。洞窟内は人が3人ほど入れる大きさで、たいまつの光が照らされる場所以外は真っ暗で先は見えなかった。でもこれで進める。少し進むと
バサッバサッ
大きなコウモリが現れた。
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洞窟コウモリ
ランク1
解説:洞窟に住む巨大なコウモリ。鋭利な牙で獲物に噛みついたりする
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洞窟コウモリはこちらに気づくとすごいスピードで襲い掛かってくる。僕はサンドクラブの盾で受け止め、⦅気功術⦆をかけて洞窟コウモリを蹴り飛ばす。
「キューー」
洞窟コウモリは飛ばされ、僕は距離を取る。戦闘の邪魔になるたいまつを壁に立てかけて、サンドクラブのナイフを取り出し洞窟コウモリを迎え撃つ。
洞窟コウモリは再びこちらに近づいてくるので、その動きを見切り避けると新しく覚えた⦅スラッシュ⦆を使う。僕の攻撃は洞窟コウモリに大ダメージを与える。さすがスキル、普通の攻撃とは全然ダメージが違う。だけどMPを消費しているから気をつけなくっちゃ。そして洞窟コウモリの攻撃を躱しつつ倒すと
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洞窟コウモリの血
ランク1
耐久度:60
解説:洞窟コウモリの血液。調合などに使用可。入れ物がないと採取できない。
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RPGによくある魔物の血ですね。気になるのは最後の文。まさか入れ物がいるとは?でもよく考えると液体が瓶に入って出てくるっていうのはおかしいからね。ただ防御面から考えて一度たいまつを置かなければならないからどうしても1テンポ遅れてしまう。やっぱり⦅夜目⦆か光魔法が欲しい。
さらに進むと開けた場所に出てそこの岩壁はところどころ色が黒く変化したり茶色に変化したりしている。鑑定してみると
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石炭層
ランク1
解説:石炭がたくさん含まれた黒い層。
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鉄鉱層
ランク1
解説:鉄鉱石がたくさん含まれた茶色い層。
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やっと見つけた鉄。早速採掘しなくちゃ。
カンッカンッカンッ・・・・
て、鉄鉱層が固すぎる。石炭層からは石炭がとれるのにサンドクラブのナイフの固さでは採掘できない。でも今持ってる素材では最硬質なんだけどどうしよう。ふと鉄鉱層を見てみるとナイフの跡の他に何かかじられた跡があった。その跡を見た僕は近くの岩に隠れて⦅気配察知⦆を行う。何度か⦅気配察知⦆をしながら待っていると1体の魔物の反応が近付いてくる。
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ロックマウス
ランク1
解説:全身に岩を纏ったねずみ。その牙は鉄さえかみ砕く。
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鉄鉱層のかみ砕いた跡はロックマウスの歯だったんだ。あの歯でピッケルとか作れば鉄も採掘できるはず。僕はロックマウスが気付いていない後ろからサンドクラブのナイフで切りかかる。が
ガキン
ロックマウスの石の鱗に弾かれる。僕の攻撃に気づいたロックマウスは頭、尻尾を丸め球状になると
ドドドドドドドド
と音を立てながら転がってくる。僕はサンドクラブの盾で防御するが
ドーン
「うわぁ」
その衝撃に耐えきれず後ろに吹き飛ばされる。すぐに体勢を立て直すと盾や防具の耐久力を確認すると2割減って残り半分。やばい、後3発受ければ壊れる。ロックマウスは周囲を転がりながら僕に更なる攻撃を加えようとしている。さてどうなる?




