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『Wonderful Mystery Marvel Planet』  作者: アマテン
AI(アイリ・アイランド)編
20/723

デスペナルティの解除の間の工作

ゲームアナウンス『』

アイテム名〖〗

スキル名⦅⦆

職業【】


今の時間はちょうど昼の12時。死亡ペナルティの解除には12時間、今日が終われば解除されるから、残りはおとなしく生産業でもするか。


 以前までは⦅工作⦆のスキルレベルが低く、机の上以外でアイテムを作ることができなかった。しかしスキルレベルが上がったことにより、魔物と戦闘中以外ではどこでもアイテムを作ることができるようになっていた。


 まずは素材として木の棒とミルキーフライの上質な糸の塊を取り出す。ミルキーフライの上質な糸の塊には細かいチリなどのごみが付着しているためこのままでは使えない。更に塊状だと使いにくい為、水の張った木のボウルに入れ、糸の汚れを落とすと共に糸をほどいていく。

 

 そして糸を一本一本使いやすい用に木の棒に巻き付けていき、大きなまき糸ができる。


---------------------

ミルキーフライのまき糸

ランク1

重さ:100g

耐久度:150

品質:標準品質

解説:ミルキーフライの糸を使いやすい用に加工し木の棒にまいた糸

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 次に食事を作ろう。使う食材は今日浜辺で採ってきたシジミ、アサリ、ハマグリ、サザエの貝類。ハマグリとサザエは火で焼きたかったけど金網が無いからな。

 僕はかまどに火をくべ、水の入ったツボを温める。その中に先ほどの貝類を加え少し待つ。すると辺りにいい匂いが広がっていき、その匂いに引き付けられたのかワイルドベリーの茂みから4匹のミルキーフライの幼虫が出てきた。


「食べたいの?」


 僕が尋ねるとミルキーフライの幼虫たちはうなずく。貝を煮込んでいる内にミルキーフライの幼虫用に木のボウルを作り、できたボウルに作った料理を入れミルキーフライの幼虫達に差し出す。ちなみに料理名は


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貝のスープ

ランク1

重さ:100g

耐久度:50

品質:低品質

解説:様々な貝のうまみが解け出たスープ。だが一味足りない

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 となった。スープを飲んでみると貝のうまみはあるがそれだけだった。おそらく塩を入れるだけでも激変するだろうな。贅沢を言えば味噌を入れたい。具材である貝も木で作った箸で中身を食べてみるとプリップリッとした食感で美味しかった。

 ミルキーフライの幼虫たちは熱いのが苦手らしく最初少し冷ましたのち、貝は貝殻ごとムシャムシャ食べ、スープもごくごくと飲んでいる。あの子達噛む力強!そして食べ終わるとまだ食べたいらしく、皿を口で咥えつぶらな瞳をこちらに向けてくる。僕は自分の分も含めて全員の分をよそい一緒に食べた。


 次はナイフの強化だ。刃の素材はサンドクラブのハサミ。サンドクラブのハサミを牙のナイフで少しずつ削りナイフの形に形成し、持ち手の部分は木材を柄のように加工し、最後に刃であるサンドクラブのハサミ、持ち手である木材、留め具用のミルキーフライの幼虫のまき糸を合わせて


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サンドクラブのナイフ

ランク1

重さ:600g

耐久度:100

品質:低品質

解説:刃の部分をサンドクラブのハサミにしたナイフ。丁寧に加工されていることから頑丈で切れ味も鋭い

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 よし、牙のナイフより強いナイフができた。試しに木材を加工してみたが切れ味が鋭く加工がしやすかった。これならタコも切りさけるかもしれない。


 次に海の中で採ったシーガラスの花を加工してみよう。浅めのツボにシーガラスの花を入れて温めてみたが・・・うーん、溶けない。やっぱり火が弱いのかな。調べてみるとガラスが解ける温度は700℃ぐらい。薪の火の温度は100~300℃ぐらいだから全然足りない。まだ鉄の鍋とかなら熱がこもりやすいから温度は上がりそうだけど。とりあえずシーガラスの花はほっとこう。

 

 さて木製のひもより丈夫な糸もできたことから、遠距離武器の一つである弓を作っていこう。まずは幹の太い細長い枝を加工して一本の棒を作る。この時木材を使わず木の棒を使ったのはしなりがあるからだ。そして棒をしならせながら糸を結び弦を張る。すると


ポン


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木の弓

ランク1

重さ:300g

耐久度:30

品質:低品質

解説:木で作られた弓。専用の矢を打ち出すことができる

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 耐久力は低いけどしょうがないか。次は矢だ。〈サンドクラブの殻〉を加工して矢じりを作る。次に枝を細く削り先端にサンドクラブの殻でできた矢じりをミルキーフライの幼虫の糸で結んで付けて、最後に矢じりの反対側に矢を引くときに持つ持ち手を作ると


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木の矢

ランク1

重さ:5g

耐久度:10

品質:低品質

解説:矢じりにサンドクラブの殻を用いた矢。ただし持ち手の部分が木のため長距離の射撃はできない

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 矢ができた。でも矢羽がついていないから長距離射撃はできないようだ。魔法で代用できそうだが魔法には詠唱によるためがあるから弓矢も必要だろう。試しに木に向かって使ってみるが・・・当たらん。弓矢って難しい。でも運よく木に当たった矢は突き刺さっていた。威力は十分みたいだ。


 そして矢を射る時に大事な装備、矢筒を作った。


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木の矢筒

ランク1

重さ:300g

耐久度:30

品質;低品質

解説:木で作られた矢筒。最大で50本入れることができる。

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 僕は木で矢筒を作った後、木に向かってひたすら弓の練習をした。すると


《⦅投擲⦆が強化された》

《⦅投擲⦆が強化された》


 どうやら弓は⦅投擲⦆スキルに入るみたいだ。スキル画面を見ても⦅弓術⦆や⦅射撃⦆のような弓に関係するスキルは無かった。これは⦅投擲⦆の上位スキルか


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