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『Wonderful Mystery Marvel Planet』  作者: アマテン
初のワールドイベント『戦艦ホエールとの激闘』

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勉強会兼お泊り会③

僕達は次に農作物・畜産物部門の窓口に向かう。しかしそこでは一人のプレイヤーとファーラが言い合っていた。


「なんで俺が牧場エリアに入れないんだよ!」

「あんたには共存する魔物がいないからでしょ?あの場所は共存する魔物が2種類いなくちゃ入れないんだから」

「嘘つけ!俺にはリトルポイズンスパイダー(蜘蛛の魔物)とモウモウ(牛の魔物)がいるぞ」

「ちゃんと確認したの?」

「あ、何言ってんだ?確認も何も・・・!いねえ」


 ファーラの指摘でプレイヤーがステータス画面を確認して顔を青ざめ、その場に倒れる。


「嘘だろ、どうするんだよ、これから。あいつらの生産物を目当てにいろいろ計画してたのに。それに牧場の中にはたくさんのアイテムを保管してたんだぞ」

「ふーん、共存した魔物()のことは全く気にせずにアイテムのことばっかり気にするんだ」


 ファーラは普段のため口から丁寧な口調に変わりプレイヤーを見下ろしている。その額には青筋が浮かんでおり、その目は冷ややかだ。そしてその場でいくつか操作しそのプレイヤーの前にウィンドウが開く。


「これは?」

「本来なら次の使用者が出るまでに消滅するのですが、私の権限でここに取り出したあなたのアイテムです。これをあなたに返していいんですが条件が3つあります」

「なんだ?これらのアイテムが返ってくるなら大概のことはいいぞ」

「1つ目は農作物・畜産物部門窓口の使用禁止、2つ目は牧場内進入禁止、3つ目は【魔物牧場見習い】の強制削除です」


 おいおい、これって結構重要な場面に出くわしてるんじゃないか。入場制限や販売制限はいい。いわゆるマナーがなっていないお客がブラックリスト化されるようなもんだ。だけどジョブ消去は今までなかった。どうするんだろう、あのプレイヤー?


 周りのプレイヤーも注目している中、そのプレイヤーはすぐに


「いいぜ。どうせ【魔物牧場見習い】なんてサブ職業だったし」


そのプレイヤーはウィンドウを操作して表情を絶望→満足に変化させ商業ギルドから出ていく・・・いや、あのプレイヤーうかつすぎるだろ、まだ発売されて数か月なのに一つの販売所に出禁もらってるじゃん。もしこれから農作物・畜産物部門で何かイベントがあった場合どうするんだ?


 僕たちが窓口に近寄ると先ほどまでの怒のオーラを引っ込めてファーラが話しかけてくる。


「おう、ケンじゃん。久しぶり」

「さっきは大変だったな、ファーラ」

「ああ、最近あんなのが増えてるんだよな。共存する魔物をただの生産道具だと考えて雑に扱ったり、せっかく生産してくれたアイテムを自分では全く使わずにすぐ売ったり。そんなことばっかりしていたら魔物たちだって愛想つかすわ。で、ケンはどうしたんだ」

「ああ、新しく仲間になったオブシディアン・ビーとロイヤル・ピンク・ビーがくれたアイテムを持ってきました」


 僕はピンクの粉末が漂うはちみつをファーラに渡す。これは先日ロイヤル・ピンク・ビーがくれたはちみつで名前は『ピンクダストハニー』


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ピンクダストハニー

ランク:3

品質;高品質

解説: 様々な蜂により集められたはちみつをロイヤル・ピンク・ビーが魔力とともに練り上げた一品。液体中にはロイヤル・ピンク・ビーにより色が変色した花粉が漂っている

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 一度みんなでパンに塗ってハニートーストとして食べてみたけどすごくおいしかった。ファーラはピンクダストハニーをみると様々な角度から確認し


『ジョブクエスト:魔物の飼い方①をクリアしました』


「ねえ、ケン、今から牧場見学していい?」


『ジョブクエスト:魔物の飼い方②が発生しました』

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魔物の飼い方②

種類:ジョブクエスト

期限:なし

報酬:???

ファーラを牧場に案内する

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次は牧場の案内か。皆に確認するとこのまま進めていいみたいだから『はい』を選択すると、ファーラが一時的に仲間になった。そして


「へえ、ここがケンの牧場なんだね・・・であれが世界樹の樹ね。一体どうやって手に入れたの?」

「アハハ、それは秘密です」


 商業ギルドには世界樹関連の素材も流しているからここに世界樹の樹があるのは知られていた。でもさすがにどこで手に入れたかは教えられないよな


「で、これが精霊樹ね・・うん、精霊樹と世界樹のおかげでいい土ができてるわね。そしてアレはミルキー・パピヨンね。それも変異種、これは世界樹の樹の影響かしら」


 変異種?詳しく話を聞くとミルキーフライと良好な関係を続けるとミルキー・パピヨンに進化はする。しかし様々な条件が加われば変異種である属性持ちのミルキー・パピヨンに進化するらしい。


 さらにファーラはコッコやミルキーフライ達と戯れると世界樹の下に行く。そこではブラック・ヒルメーとホワイト・ヒルメーが寝ていた。ファーラはヒルメー達に近づくと顎を撫でながらその毛に顔を埋める。

 

 しばしそこで休憩したのち、最後にロイヤル・ピンク・ビーの住処に。ロイヤル・ピンク・ビー達は牧場の一角に木材と接着剤で作った六角形の家を作って生活していた。ロイヤル・ピンク・ビーたちの主食は花の蜜の他に果物や野菜も食べている。その住処の前ではオブシディアン・ビーが薪割りをしており、こちらに気づくと頭を下げてくる。


「ロイヤル・ピンク・ビーだけでも驚いてるのにオブシディアン・ビーもいるのね。滅多に出会えないわよ」


そして僕の農場を見学したファーラは


「ああ、大満足。ありがとう、ケン、これあげる」


お礼を言うと同時に僕に何かの魔道具を渡してくる。


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温度調整器

ランク4

品質:高品質

解説:設置した場所より一定範囲内の温度を調整する

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「この魔道具を使えば暑い・寒い場所に住んでいる魔物や作物を育てることができるんだ。ぜひ使ってくれ。じゃあこれからも頑張って」


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魔物の飼い方③

種類:ジョブクエスト

期限:なし

報酬:???

魔物15種と友好な関係を築く

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次は15体か。先は長そうだ。頑張ろう。


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