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『Wonderful Mystery Marvel Planet』  作者: アマテン
初のワールドイベント『戦艦ホエールとの激闘』

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勉強会兼お泊り会①

 『WMMP』をログアウトした翌日の土曜日、今日は1週間後に迫った1学期の期末テストに向けて土日の2日間、立夏、美冬、智秋と僕の家で勉強することになっている。ちなみに学力としては智秋が学年1位を取るほど頭がよく、僕と美冬は上位に入るかどうか、立夏も同じ感じ。


時刻は午前9時50分、自宅のインターホンがなる。


「兄ちゃん、お願い」


 僕が玄関ののぞき窓からのぞきドアを開けると


「いらっしゃい、美冬」

「おはよう、険人」


 美冬が入ってきた。今日の美冬の格好は水色のブラウスに膝丈の白いスカート、背中には大きなカバンを担いでいる。美冬は慣れたようにリビングへ向かう。


「美冬姉、おはよう」

「おはよう、立夏」

「その服似合ってるね。どこで買ったの?」

「これはね・・・」


 リビングでくつろいでいた立夏は美冬が入ってくるとすぐに近寄っていき服の話で盛り上がっている。立夏の今日の格好は薄赤色のブラウスに紺のジーンズを着ている。ちなみに僕は赤に黒いチェック柄がついているワイシャツに長ズボンを着たゆったりスタイルだ。


 それから10分後再びインターホンが鳴る。再び僕が対応してドアを開けると


「いらっしゃい、智秋」

「お邪魔しますね、険人君」


 白いワンピースを着た智秋が立っていた。智秋の手には旅行カバンが一つ。さて美冬も智秋も勉強会にしては大きな荷物を持っているがこれには理由がある。二人はこれから3日間この家に泊まるからだ。もともと美冬の両親が仕事で火曜まで家を空ける→僕の両親が美冬はウチに泊まればいい→智秋も泊まりたいということになりこの勉強会兼お泊り会が決まった。


「兄ちゃん、ここわからないんだけど」

「あー、ここは・・・」

「智秋、ここの英訳が分からないんだけど」

「この英文はこのThatがこちらの内容をあらわしていて」


 僕たちはリビングに置いてある円形テーブルに僕、立夏、美冬、智秋の順に座り、それぞれ勉強したい教科を勉強してわからないところがあれば聞くいつものスタイルで始める。僕達の学校はテストの形式がある程度決まっており、授業で教えた箇所90点+先生オリジナル問題10点。この先生オリジナル問題が曲者で社会だと時事問題、数学だと頭を使って解く激ムズ応用問題、国語なら言葉の意味やこの詩の感想などが訊かれる。これは学校側の簡単には100点取らせないという意志と学生に応用性、調べる力など普段の学園生活で身につきにくい能力を伸ばす意図が感じられる。


 そして時刻は12:00


僕たちは勉強をひと段落させ昼食の材料を買うために近くのスーパーに向かった。カートにかごを載せスーパー内を進んでいく。


「お昼は何作ろうか?」

「険人、お昼は私たち女性陣に任せて」


ということで僕は荷物持ちとして皆についていくことにする。予算は昼食やお菓子代などを合わせて3000円。智秋たちは食材の値段を見ながらかごに食材を入れていく。人参、キャベツ、マイタケ、豚肉、そして中華麺。どうやら今日の昼食は焼きそばになりそうだ。さらにかごには各種お菓子やジュースを詰め込みお会計へ。そして帰り道


「険人君、本当に持たなくて大丈夫?」

「ああ、このぐらいの距離なら大丈夫さ」


 僕は両手にビニール袋を持ちながら帰り道を進む。さすがに重いけどこれから料理を作ってくれるみんなには持たせられないからね。


 家に帰り僕が休憩していると立夏たちがエプロンをつけて調理を始める。20分後テーブルの上に焼きそばが盛られたお皿が置かれていく。ソースのかおりが食欲をそそる。


「「いただきます」」


 さっそく麺をすする。もちもちとした麺の食感に一かみするごとに香ばしいソースの味が口中に広がっていく。野菜や豚肉もアクセントになっていい感じ。


「うん、うまい」

「でしょ。皆で作ったもの。やっぱり粉末のソースを使うよりとんかつとウスターソースを混ぜたほうがいいわね」

「でも、簡単に作るなら粉末の方が楽だよね」


 昼食を終えた僕達は再び勉強を始める。そして16:00になると


「ただいま」


 母さんが帰って来た。今日母さんは元の就職先であったゲーム会社に頼まれて今まで手伝いをしていた。母さんは買い物袋を持ってきていた。


「母さん、中身冷蔵庫に入れとくよ」

「ありがとう、険人ちゃん」

「「明日香さん、お邪魔してます」」

「いらっしゃい、美冬ちゃん、智秋ちゃん。月曜日までよろしくね。今から夕食作るんだけど立夏ちゃんと一緒に手伝ってくれない?」

「「はい、喜んで」」


今日の夕食は何かな?

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