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『Wonderful Mystery Marvel Planet』  作者: アマテン
ギルド『星降る銀河』設立

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167  ギルド『星巡る銀河』

僕が報酬を選び終わると


「ケンさん、少しいいですか?」


 アカリが話しかけてくる。ちなみにイベント報酬は明日以降届けられるそうだ。で、アカリの相談だが錬金術の生産道具についてだ。僕の≪復活の錬金術師≫では交換制限は無いがアカリの≪見習い錬金術≫では初期型抽出増幅器、成分保管装置、ガラス大全が交換できる。しかし生産道具については1種類しか入手できないそうだ。


「あら、どうしたの?」


 報酬を選び終わったマリーさんも会話に入ってくる。マリーさんも錬金術には興味があったからこの話に混ざったほうがいいだろう。マリーさんにアカリの相談の内容を話すとやっぱりマリーさんも<見習い錬金術師の証>を手に入れたそうだ。


「うーん、単純に薬品を強化したいなら初期型抽出増幅器、ただ可能性を求めるなら成分保管装置じゃないか?」

「可能性?」

「ああ。これはできるかどうかわからないんだけど、成分が保存出来て他の薬品の合成時に使えるなら、もしかすると麻痺+毒のポーションみたいに複数の効果が付いたポーションができるかも」

「確かに・・・」


僕のアドバイスを聞いたアカリは考えたのち成分保管装置に決めた。


「ねえ、ケン君、アカリちゃん。今の情報売ってもいいかしら?もちろん情報料は払うわ。あと他の交換アイテムやptについても教えてくれない?」


詳しく話を聞くとどうやらプレイヤーの職業、スキルによって交換できるアイテムも変わっているので、今後のイベントのためにある程度情報を集めたいそうだ。周りを見るとナツたちにも他の『インフォ・プロダクト』のメンバーが聞き込みをしている。僕とアカリもマリーさんに話すことで僕は報酬として100,000Gもらった。



そして全員が報酬を選び終わるとマリーさんが話し出す。


「改めて今回のイベントお疲れ様。みんなのおかげで大成功よ。特に個人的には見習い錬金術師の証を手に入れたのはすごくうれしかったわね。あとたくさんの情報ありがと。うふふふ、これで資金もガッポガッポよ」

「マリー、言い方」

「あら、失礼」


 カオリのツッコミで笑いが広がる。


「これでイベントパーティーは解散だけど、何かあったら声をかけてね。みんなでWMMPを楽しみましょう」


マリーのあいさつが終えると僕たちはインフォプロダクトから出ていく。するとナツが話しかけてくる。


「ねえ、兄ちゃん。ギルド作ろうよ」

「いいんじゃない?これから活動するのに『AI』以外の拠点も必要だろうし」


 僕はナツのお願いを聞きつつウィン、ヘストを見ると二人もうなずいてる。すると


「「私もギルドに入りたいです」」

「え?いいの?『夢色テイマーズ』とか『マジックアカデミー』に誘われてたよな?」

僕達の話を聞いていたヴィオラとアカリがギルド加入を申し出てくる。でも二人とも他のギルドに誘われてるみたいだけど。詳しく話を聞くとイベントでの生活で僕達の雰囲気が気に入ったみたい。僕は2人も加えギルドの詳細な話をするため『AI』の小屋へ向かった。


「さて、まずはギルマスと副ギルマスから決めましょうか?ギルマスはケンでいいわね」

「「ええ」」


え?何その一体感。それにみんなの視線が怖いんだけど・・・はぁ、しょうがないか


「わかったよ。僕がギルマスになるよ」


そう言った瞬間、全員から拍手が聞こえる。副ギルマスだがアカリ以外がやりたいと言い出しなかなか決まらなかったので最終的にくじ引きで決めた結果


「じゃあ、副ギルマスはヘストで決定。次はギルド名を決めようか」


 ただここからが長かった。なかなかいい名が決まらない。もしゲーム特有のテンションで変な名前を付けてしまうと・・・「今回のランキングトップはギルド『最強番長』ケン」みたいな感じで恥ずかしい名前が発表されるかも。とりあえず方向性を決めよう。


「『WMMP』にもじって星関連の名前にしようか?何かない?」

「うーん、星座・・天体・・プラネタリウム」

「月・・太陽・・宇宙船」

「流星・・隕石・・地球儀」

「銀河・・星降る」

「それだ」

「「え?」」


みんなが星関連の名前を上げていくとピタッと来る言葉があった。それは


「星巡る銀河ってどう?」


僕がギルド名を言うとみんなも気に行ったようで特に反対の意見は無かった。よし、次は商業ギルドに行かなくちゃ。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 虹色テイマーズ?夢色ではなかった?色々と設定ガバガバすぎません?
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