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第一次運営イベント⑱ 試練攻略②

第一の試練は殲滅戦。シズクの範囲魔法で攻略とか考えましたが、ここは対策アイテムがあることを紹介したかったのでアカリに活躍してもらいました。

だい2の試練ですが、実はナツの⦅空歩⦆はこの試練の天敵スキル。はっきり言えばナツ一人でクリアできます。

イベント6日目


紋様の遺跡第1の試練 ウィン・アカリ


 私は再び試練に挑戦しようとしている。今回のパートナーはアカリだ。前回は敵の数に対処できずに失敗してしまった。でも今回は


「アカリ、準備はいい?」

「はい。任せて下さい」


 アカリは準備を済ませうなずく。アレ?盾使わないんだ。普段は小型の盾を構えて攻撃を受けたり躱したりしていたんだけど、今のアカリは片手にナイフを持っているだけです。とりあえず始めてみよう。私が中央の宝石に触れると参加プレイヤーの選択肢が出ます。私が従魔のメイとアカリを選択すると私の身体は半透明になります。この状態では従魔に指示することはできるが戦闘に参加することはできません。


 私の眼下では早速体に1と書かれた赤い敵がアカリたちの正面から少しずつ出てきます。この敵は武器でもスキルでもとにかく1ダメージでも与えれば消滅するので、メイとアカリはそれぞれ攻撃を加え撃破していきます。


 最初の赤い敵の群れを倒すと次に攻撃を5回当てなければいけない体に2と書かれた青い敵が現れる。青い敵を全部倒すとダメージを与えると3秒後に爆発する緑の敵があらわれる。前回私達はここまではクリアできた。しかし問題は次。


 緑の敵をすべて倒すと全方向から今度は赤、青、緑全ての敵が大量に出てくる。うまいこと⦅挑発⦆を使わないと前回と同様に数で押し切られちゃう。ある程度敵が出てくるのを確認してメイに指示を出そうとすると、アカリがポーションを取り出して敵に投げ始めた。


 アカリが投げたポーションは敵の頭上で破裂すると周囲に白い煙を展開していく。その煙が敵に触れると赤は消滅、緑の敵は点滅して爆破していく。さらにこの煙は広範囲、具体的に言うと一方向すべてを覆っていく。


 何あのポーション?青以外の敵は全滅してるんだけど?


「今のはミステリーアイランドの素材で作った〈ミステリーホワイトポーション〉。効果が広範囲の敵に1ダメージを与えるんです。さらに」


 アカリは別のポーションを今度は青の敵が固まっている場所に投げる。同じようにポーションが割れると今度は青い液体が青の敵にかかる。すると青の敵はその場で動きを止め消滅する。


「これが〈ミステリーブルーポーション〉。この液体が触れると瞬時に1ダメージを連続で5回与えます。〈ミステリーホワイトポーション〉と同じく作った時は使う場面があるのかわかりませんでしたが第1の試練の内容を聞いてこれが対策アイテムだと思ってたんです」


 アカリがどんどんポーションを投げていくと、ポーションの範囲内に入った敵はバンバン消滅していく。対策アイテムがあるだけでこれだけ違うなんてね。これなら簡単にクリアできるかも。



紋様の遺跡第2の試練 ナツ・カオリ


 さあ、がんばろうかな。この試練っていわゆる弾幕回避ゲームでしょ。だったら空中での移動ができる私や動きが速いカオリさんに任せて。それに私には秘策が一つあるの


 早速試練が始まる。制限時間は120秒。私やカオリさんに向かって白、赤、青、黄の野球ボールぐらいの大きさの球体が襲ってくる。それぞれの球の特徴は


白・・・一般的なスピード。武器やスキルではじくことができる。

赤・・・スピードが速く、弾くことはできない

青・・・スピードが速く、武器やスキルではじくことができる

黄色・・・スピードは遅く、弾くことはできない


私達はこの特徴を頭に入れて向かってくる球体を避けたり躱していく。前回挑戦したマリーさんとバイロンさん曰く30秒ごとに向かってくる弾のパターンが変わってくるんだって。


~30秒・・・白→赤→青→黄色の球が向かってくる

~60秒・・・2種類の球が同時に出てきて一定時間で切り替わる

~90秒・・・3種類の球が同時に出てきて一定時間で切り替わる


 マリーさん達は90秒がクリアできずに失敗。私達は無事クリアして未体験の時間帯に突入。ただこれまでの流れからおそらく


「やっぱり」


 私たちの目の前には4種類の球がひっきりなしに現れ向かってきます。うわぁ、ヒョイ、これは、ヒョイ、一種類増えただけだけど、ヒョイ、めっちゃ難しい。


「「きゃあ」」


 私とカオリさんは同じタイミングで球に当たり試練失敗。一種類増えるだけでここまで避けるのに苦労するなんて。ただ一つ気づいたことがあるの。


「カオリさん、もう一回大丈夫?」

「ええ、大丈夫よ。体が覚えているうちにもう一度しましょう」


 私達は再び挑戦し残り30秒球が4種類出るパターンに突入した。よし、例の作戦を実行しよう。


「きゃあ、ナツちゃんどうしたの?」


 私は近くにいたカオリさんをお姫様抱っこで抱え上げ、そのまま空中に駆けあがる。さっきの挑戦で気づいたけど⦅空歩⦆で上空に移動しても球は現れなかった。つまりあの球は一定範囲内の標的に向かって発射されるようで、上空は範囲外らしい。だったら穴を掘ればいいのではと思うけどこの試練の空間の壁は非破壊オブジェクトで剣を突き立てるぐらいしかできない。


「ナツちゃん、これからどうするの?このままじゃ落ちちゃうよね?」


 カオリさんの言う通り私の⦅空歩⦆の持続時間は20秒に伸びてるけど残りの10秒はよけきれない。でもそこも計算済み。


「こうするんだよ」


 私は天井まで駆け上がるとカオリさんを片手で支え、もう片方の手で剣を天井につきたてる。これで残り時間は稼げる。

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