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英雄とスライム  作者: ソマリ
魔王編
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2章 第24話N 発見

 ナナがこの世界に生まれ直してから十五年目の三月、地上へと漸く転移したナナは自身がクレーターの底にいることに気がつく。また異界と時間の流れに差異が無ければ午前中のはずなのだが、闇の瘴気が黒い霧のように辺り一帯を覆い隠しているため、周囲の様子を把握しにくい。

 魔力視もあまり役に立たず、ナナは呼び出したぱんたろーの背にまたがると20メートルほどの高さまで跳び上がり、瘴気を吸収しながら辺りの様子を窺う。


「……これが、地上界じゃと……? まるで地獄ではないか……」


 ナナの目に映ったものは、半ば以上白骨化した無数のアンデットがうごめく薄暗い廃墟であった。見たところ異界の二大都市をはるかに上回る規模の都市であったと思われるが、現在は見る影も無く建物の多くは崩れ、生きる者の気配を全く感じられない。

 遠くにうっすらと見える廃墟の外周は石造りの壁で囲まれており、元は外敵から住民を守るためのものが、現在はこの住民たちを外に出さない役割を持っているように感じられた。


「……まさかこの瘴気は地下室の装置から溢れたものではなかろうな……しかしここまで多くは無かったはずじゃ。……増えておるのか? しかしゾンビというかほぼミイラじゃが、すごい数じゃのう……」


 地上からナナを見上げながら徐々に集まってくるアンデットの中に数体の子供の姿を発見したナナは、その姿をノーラに重ねてしまい怒りと悲しみが胸にこみ上げていた。


「逃げ出す間も、なかったようじゃのう……。ぱんたろー、向こうに見える広場の上空まで移動するのじゃ」


 都市中央らしき場所にある広場の上空へ移動したナナは、右手にスライム体を集めて狼の頭部を擬態構築能力で作ると、数度大きく遠吠えをさせる。声を聞きつけたアンデット達が周辺から続々と広場へと集まり、数分もすると広場を埋め尽くし溢れんばかりのアンデットが、あー、うー、と呻き声を上げつつナナの眼下にひしめき合う。ナナはそこで空間庫から三体のゴーレムを取り出し、広場へと降下させる。


「ぶぞー、とーごーは近接攻撃のみで広場内のアンデットの排除じゃ! ビリーは周辺よりアンデットを集めてくるのじゃ!!」

「「「はっ!」」」


 ナナの命令に空中で応える三体のゴーレムたちは着地と同時に蹂躙を始め、瞬く間にアンデットの数を減らしていく。ビリーは市街地を走り回り、アンデットを大量に引き連れて広場に連れて来てはぶぞーととーごーに処理を任せると、更なるアンデットを集めに市街地へと姿を消す。

 ナナは広場中央に自分の体の一部である巨大スライムを出現させると、スライムを使ってアンデットだった死体を次々と丁重に空間庫へと片付けていく。


 空間庫に入れた死体の数が一万を超える頃には、上空で渦を巻きながらナナへと集まる瘴気も、ビリーが連れて来るアンデットの数も、だいぶ少なくなってきた。広範囲を見渡し建物内や地下などに残された瘴気が無いか確認しながら、上空にある瘴気の渦の隙間から姿を現す太陽へと顔を向ける。


「……太陽、か……十五年ぶりじゃのう……おっと、今は感傷に浸っておる場合ではない。空も景色もヒルダとノーラと楽しむのじゃ、抜け駆けしては二人に悪いからのう」


 間もなく最後の瘴気の塊を吸い込み終わると黒い霧は完全に消え去り、廃墟の街全体にに太陽の光が降り注ぐ。一仕事終えた達成感以上に後味の悪さを感じていたナナだったが、視界の隅に武装した二十人ほどの人影を見つけ気を引き締める。

 その集団は虎に乗り空を飛ぶナナの姿に驚いている様子で、顎が外れんばかりに口を開けて呆然としていた。


「第一地上人発見、じゃな」


 ナナは広場中央のスライム体を消すと武装した集団へとゆっくりと近付いていく。すると全員が剣を収めて整列し、一番前に立っていた五十歳位の長身男性が兜を脱ぎ、小脇に抱えて一歩前に出る。

 やがてナナはその長身男性から少し離れた所にぱんたろーを着地させると、ぱんたろーから降りて長身男性と向き合う。すると表情の乏しそうな長身男性は突然片膝を着いて頭を垂れ、それに倣うように整列していた兵士らしき武装集団も、一斉に片膝をついて頭を垂れる。一糸乱れぬその様子は見事であったが、ナナは突然の事態についていけず、びくっと体を震わせると一歩退いてしまった。


「私はティニオン王国、都市クーリオンの騎士爵ファビアン・クロードと申します。この都市アーティオンの瘴気を消し去りし、神の御使いにお尋ねします。ここには大量のアンデットが巣食っておりましたが、それらも貴女様が消し去られたのでしょうか?」

「……は、え?」


 完全に想定外の言葉をかけられたナナは、数秒固まると間の抜けた声を出してしまい、耳を真っ赤にさせていた。



「ではナナ様は、この都市アーティオンを壊滅させた魔人族を追って、異界というところからいらっしゃったのですね」

「うむ、この都市が壊滅した時期が六年半前となると、間違いないじゃろうな。ヴァンが地上界へ逃げたのも六年半前じゃ」


 ナナはぱんたろーにまたがり、ファビアンと兵士達を伴い中央広場へと向かっていた。ファビアンたちは突然聞こえた狼の遠吠えに驚き、隊長のファビアン主導で偵察に訪れたとのことだった。その際上空で瘴気を吸収しているナナを見つけ、隊員の誰かが『白き聖獣を駆る神の御使い』と呟いたことにより、ナナに対し失礼の無いよう振舞ったとの事であった。

 ナナはファビアンに『神の御使い』などという仰々しいものではないから普通に話して欲しいと言うが、ファビアンの口調は完全に目上の者に対するものから変わる事はなかった。


「ところでナナ様、無知である事をお許しください。『異界』と『魔界』は同じところなのでしょうか。我々は魔人族がやってきたのは『魔界』という認識なのですが……」

「こちらでの呼称については知らぬが、ヴァンとわしが同じ世界からこちらへ来た事は確かじゃ。異界は千年前の光魔大戦の際に作られたと聞いておるのう」

「では同じ場所のようです。長い時を経て名称が変わった、または変えられたのでしょう、失礼致しました」


 間もなく中央広場に着くと、ファビアンたちはビリー達の存在に驚くもののナナの配下であることを説明すると警戒を解き、感無量といった様子で辺りを見回していた。


「ああ……また太陽に照らされたこの地を拝める日が来るとは……ナナ様、本当に感謝の言葉もありません……私も以前、この街に住んでいたのです……」


 そう言ったファビアンの視線を追うと、それはちょうどナナが出てきたクレーターがあった方角であった。


「そうじゃ……ファビアンよ、わしが排除したアンデットとなった遺体は全て空間庫に入れてあるのじゃ。あとでまとめて火葬しようと思うとったが、遺品の回収など必要であれば全て渡そうかのう?」

「っ! ぜひお願いいたします!! ……兵も喜びます、ここで生まれ育った者もおりますゆえ……」


 ナナは了承し空間庫から一万を超える遺体を取り出すとビリー達に命じ広場へ丁寧に並べていく。ファビアンは部下に命じ壁の外にいる者達を呼びに行かせると、自身も遺体の整理を手伝い始めた。

 幸いというべきか大多数の遺体は水分を失いミイラ化しているため腐敗の心配は少ないが、ナナは念のため周囲に魔術で何本もの氷の柱を作り出し、ナナの制御から離れた瞬間に消滅しないよう固定化の術式を使う。それを見てまた頭を下げようとするファビアンを制し、ナナは本題へと入る。


「ファビアンよ、二つほど頼みがあるのじゃ」

「はっ、何なりと」


 ファビアンは畏まり頭を垂れると、一語一句聞き逃さぬよう耳を傾ける。


「一つはこの先にクレーターがあるのじゃが、わしはそこから出てきたのじゃ。じゃから埋め戻したりせぬよう保全を頼みたいのじゃが良いかのう? 帰る際は同じ場所からの方が安全じゃからの」

「はっ、承知致しました」

「それと六年半前にこの街を襲った者、ヴァンについて知りたいのじゃ」



 ナナは都市防御壁の外側に作られた詰め所の一室で、ファビアンから話を聞くことになった。そこでヴァンの行き先である小都市国家群についてと、その都市のいくつかが既に壊滅しているらしいこと、魔物を操る魔人族に対抗するため世界樹の街アトリオンに軍が集結していることを聞かされる。

 またファビアンが同行すれば東にある都市クーリオンで領主から詳しく話が聞けると提案されたが、ぱんたろーに乗って跳んで行く為却下する。


「では……冒険者をしている私の息子『レイアス』が、そのアトリオンで兵に魔物との戦い方を教えています。レイアスを通し軍から話を聞ければ、ナナ様が追う魔人族の居場所もわかるのではないかと思います。それとナナ様、大変申し上げにくいのですが……その『ぱんたろー』殿に乗ったまま街へ降りると不要な混乱を招きお手を煩わせてしまうやもしれません。都市外壁の正門をくぐってアトリオンへ入るのが良いと思われますが、ナナ様はこちらの貨幣はお持ちでしょうか?」

「街に入るのに金が必要なのじゃな? となると何か金目のもので代用するかのう、これくらいあれば足りるか?」


 そう言ってナナは3センチ前後の魔石を三つ取り出すと、無表情なファビアンの顔に驚愕した様子が浮かび、慌ててナナに魔石をしまうよう促す。街へ入る際に税金として金貨一枚払わなければいけないのだが、ナナの出した魔石はそれ一つで金貨数百枚になる代物であるとのことだった。とはいえ2センチ以下の小粒な魔石は一つも持ち合わせていないナナは代わりに何を出そうか考えていると、ファビアンは懐から五枚の金貨を取り出しナナへと差し出す。


「わずかばかりで申し訳ないのですが、どうぞお持ちください。アトリオンに入ったらレイアスを訪ね、冒険者ギルドへ行って魔石を換金するといいでしょう。それとナナ様に協力するよう息子に書を認めます故、少々お待ちください」

「好意に甘えるとするかのう、何から何まですまないのじゃ」

「この程度ではナナ様から受けた恩に報いるには足りませぬ。ナナ様は神の御使いではないとおっしゃられましたが、瘴気を消し去り万を超えるアンデットを倒すなど、並の人の成せる業ではございません。ナナ様が開放してくださったアーティオンの民に代わり、重ね重ねお礼申し上げます」


 そう言って頭を下げるファビアンに対し、ナナは弱弱しく首を横に振る。


「違うのじゃ……わしがヴァンを逃さず仕留めることができていれば……この都市に住む人々の命が消えることもなかったのじゃ。じゃから礼を言われるようなことでは無いのじゃ……」


 ファビアンは大きく首を横に振り、それでも開放したのはナナ様です、と重ねて礼を告げると、羊皮紙を持ち出しレイアス宛ての書を認め始める。ナナはその羊皮紙を受け取ると大まかな地図と都市の位置情報を聞き、異界と同じ地形であることと世界樹都市アトリオンが異界の魔導都市に近いことを確認する。他にも地上界の常識や魔物について、そして一般的な兵士の強さなどを聞くとファビアンに礼を言い、ビリー達を回収するとぱんたろーにまたがり東へと飛び立つのであった。



「これは急がねばならんやもしれんの……」


 キューに測定させた正規兵の指揮官であるファビアンの戦力値は、驚くべきことに拳王都市にいたゴロツキたちよりも低かった。兵士ですら異界の一般人より多少マシという程度であったことから、地上界の戦力がナナの想像より遥かに低いことが予想でき、下手をすると数千人集めたところでヴァンを疲弊させることがやっとであろうと思われた。

 またこれは異界も同じだが、都市間の距離が異常なほど離れているため情報伝達速度が遅すぎるのだ。世界樹への攻撃が始まっていないことを祈りつつ、ナナはぱんたろーを急がせ日の暮れ初めた空を駆ける。




「こんな所にゾンビの大軍じゃと……?」


 それはナナがアーティオンを立ち二日半が過ぎた早朝であった。眼下の草原には三千体ほどのアンデットが、非常に遅い速度で南に向けて行進していたのだ。その向かう先は異界であれば魔王都市のある場所であるが、地上界では何があるのかわからずもう少しファビアンから話を聞いておくべきだったかと後悔する。排除すべきか思案していた所に、ナナは隠れ潜みアンデットの行進を見守る一つの人影を発見する。ファビアンから聞いた『ティニオン王国』の者かヴァンの手下かわからないナナは、とりあえず気付かれないように真上まで移動し、ぱんたろーから降りて静かに降下を開始する。


「のうおぬし、ティニオンの者か? それともヴァンの手下か?」


 潜んでいた人影に気配を消し近付いたナナの突然の問いかけに、潜んでいた覆面男の返事は緑色の液体が塗られた黒い刃の小剣を振るうことであった。その小剣は迷うこと無くナナの首筋目掛けて振るわれた殺意の乗った一撃であったが、ナナは難なく回避すると覆面男が小剣を持つ右腕をへし折る。


「ご丁寧に毒を塗っておるな、ご挨拶じゃのう。ヴァンの手下と思って良いな?」


 ナナは覆面男の落とした小剣を確認し空間庫へ放り込むと、覆面男はその隙を狙ったのか無事な左手の袖から小さな刃を取り出し、ナナに斬りかかる。しかしそれより早く急降下してきたぱんたろーの一撃を受け、白目を剥いて昏倒する。ナナは六年前ヴァンの手下にしたように情報を聞き出そうと久しぶりに直刀を取り出し一歩近付くが、その瞬間覆面男に橙の魔素が急激に集まり、ごうっ! と音を立て覆面男の体から炎が吹き出し辺り一面に広がった。


「……証拠隠滅とは、えげつない真似をするのう……」


 暴れる炎は覆面男から半径5メートル程を薙ぎ払うと間もなく消え去り、そこには消し炭となった覆面男と、無傷のナナとぱんたろーが立っていた。ナナは炎が吹き出したその瞬間に空間魔術で結界を張り自身とぱんたろーを炎から守っていたのだ。しかし炎によってゾンビの集団はナナの存在に気付いてしまい、進路をナナへと変えてあー、うー、と呻き声を上げながらゆっくりと近付いてきていた。

 ナナは空間庫からアサルトライフル型魔道具を取り出すと、グリップ横の切り替えスイッチをビームに変えゾンビの集団へ向けて構える。ギリギリまでゾンビを引きつけ、あと1メートルほどの距離まで迫った辺りでようやく引き金を引くと、そのままアサルトライフルを横薙ぎに振るう。

 音も無く銃口から放たれた光は、直線上にあるゾンビを上下真っ二つに断ち切り炎上させ、肉の焦げる匂いが辺りに充満する。それを三秒ずつ二度行うと、もはや活動可能なゾンビは十数体まで数を減らしていた。ナナはそれらと地面に転がるゾンビたちに橙の魔素を集めて火を放つと、アサルトライフルをしまい両手を合わせ、しばらくの間成仏を願い拝んでいた。


 火葬が済むとゾンビの足跡を辿り北へとぱんたろーを走らせ、昼過ぎに一つの城塞都市へとたどり着く。ヴァンがいるかと思って来てみたが、そこには大量のゾンビと一人の覆面男しかおらずアテが外れたと落胆するナナ。今度は問答無用で覆面男の後ろから一撃を加え昏倒させるが、前回同様炎を吹き出し自決されてしまう。しかし今度は魔力視で魔素の動きをしっかりと見ていたため何が起こったのかを理解できた。


「自決用魔道具のようじゃな、気絶がキーとなって発動するようじゃ。厄介なものを作りおって……」


 そしてぶぞー達を空間庫から取り出すとアーティオンと同じ方法でアンデットを殲滅し、都市の外で火葬を済ませると南東にあるはずのアトリオンへ向け空を駆ける。



「やはり世界樹近くまで来ておるな、ヴァンめ……もうすぐじゃ、もうすぐ……終わりにするのじゃ……」


 夜が明けて少し経つと、天空の雲を突き抜ける太い大樹の姿が見え始めた。その枝葉には魔素の塊かと思うほど大量の光の粒子がまとわりつき、空へ向け少しずつ放出されている。その様子を見る限り世界樹で間違いないと判断したナナは、顔をそらし世界樹の根本にあるという都市と、ヴァンまたはヴァンの軍勢を探して周囲への警戒に集中する。しかしそこにヴァンとヴァンに関する者の存在はなく、昼を回った辺りでアトリオンへとたどり着くのであった。


「お嬢ちゃん一人かな? どこから来たんだい? アトリオンは今危ないよ、悪いことは言わないから帰った方が良い」


 アトリオン近くの森でぱんたろーから降り、空間庫にしまってアトリオンの防壁に取り付けられた門にたどり着くが、衛兵らしき若い男性に止められてしまう。しかし想定内であるため慌てず入門税の金貨一枚を手渡し、レイアスを訪ねに来たことを話すと屋敷の場所を教わる。ファビアンから聞いたとおりレイアスはかなり有名な冒険者らしく、屋敷の場所も有名なのだそうだ。冒険者ギルドを経由する手間が省けたと、ナナは衛兵から聞いたレイアスの屋敷へと足を向ける。


 屋敷まであと少しというところで、ナナは足を止めて空を見ていた。レイアスの屋敷は視界に入っているのだが、その屋敷の中から一本の魔力線が北へと向かって伸びているのが見えたのだ。纏わりつく魔素の色から生命魔術に関するものらしいと判別できたが、詳しく見ようとする前にその魔力線は掻き消えてしまった。直接行って確かめようとレイアスの屋敷に近付くと、ちょうど屋敷から二つの人影が出てきたところだった。ナナはその人影の一つに見覚えがあった。というより、魔石視の仮面の力により、その存在が何なのかを一目で理解した。

 その人影は、腹部に魔石が収納されていたのだ。


『グシャッ!』


 反射的に見覚えのある人影の背後に転移しその背中へと右手を突き刺すと、腹部の魔石を鷲掴みにして魔力神経を切断する。


『ザッ』『ドサッ』


 右手は勢い余って腹部を貫通していたが、気にすること無く掴んだ魔石を引っこ抜き『ヴァンがヒルダ邸から盗んでいったはずの高性能ゴーレム』を完全に停止させる。


 漸く直接ヴァンにつながる手がかりを見つけた。ナナはその思いからヴァンに対する殺意を剥き出しのまま、ゴーレムと一緒にいた男と屋敷内にいる二人の男へと問いかける。


「おぬしら、これとどういう関係じゃ」

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