表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄とスライム  作者: ソマリ
魔王編
39/231

2章 第13話R 壊れ始めた心

「エリー! サラ! 二体は俺が持つ、残りを頼む!」


 そろそろ雨季が近付く六月の半ば、クーリオンの南に広がる森の中に少年の声が響く。少年の前にはゴブリンと呼ばれる身長120センチほどで緑色の肌をした人型の生き物が、錆の浮いた小剣を片手にゲヒゲヒと奇声を上げていた。

 ゴブリンは全部で四体おり、少年の前に二体、少年の後ろに立つ二人の少女の前にそれぞれ一体ずつ、攻撃の機会を窺っていた。少年は後ろの二人に声をかけ、目の前に二体いるゴブリンの片方を手にしたバックラーと呼ばれる小型で円形の盾で殴り、もう片方を手の甲に火傷痕の残る右手で握った剣で牽制していた。


「いいわ! 来なさい!!」

「……やる」


 エリーと呼ばれた明るい赤毛をツインテールにした少女は両手で槍を構え、錆の浮いた小剣を振り上げたゴブリンの右肩を突く。機先を制したエリーは即座に引いた槍でゴブリンの足を払い、地面へと転がす。

 サラと呼ばれた深い黒色の髪をショートボブに揃えた、ゴブリンよりもほんの少し背が高い程度の小柄な少女は、突きを放つゴブリンの小剣にメイスを振り下ろして叩き落すと、無防備になった頭部へとフードつきのローブの裾を翻しながら、メイスを横殴りに叩きつける。


「レイ!」


 エリーの呼びかけを受けた少年の足元には既に一体のゴブリンが首から血を流して倒れており、もう一体も体当たりを盾で受け流されバランスを崩していた。


「はあっ!」


 レイと呼ばれた少年の気合とともに振るわれた剣の一閃は、バランスを崩したゴブリンの延髄を叩き切っていた。エリーとサラもそれぞれの相手にとどめを刺し、三人で背中合わせに密集し周囲に注意を向ける。


「おかわりは無いようだな? エリーは警戒維持、サラは俺と魔石の回収だ」

「わかったわ!」

「ん」


 エリーが周囲を警戒する中で、レイとサラは腰から大振りなナイフを取り出すとゴブリンの胸を切り裂き、そこへ手を突っ込み小指の爪ほどしかない小さな魔石を穿り出す。そしてゴブリンの上部が少し尖った右耳を切り落とすと次のゴブリンへと取り掛かり、五分ほどで四体のゴブリンから直径1センチ級魔石と右耳を剥ぎ取る。


「エリー、こっちは終わったよ。次頼む」


 エリーはレイの言葉に返事を返すと腰に下げていた水筒を取り出して蓋を開け、二人の前でその水筒を傾ける。


「そろそろ手洗い用の水が少ないな、小川の方に移動しよう。水辺が近いと魔物も多くなるから気をつけろよ?」

「わかってるわよ! レイこそちゃんと見てなさいよね?」

「エリーが一番、注意力散漫……」

「サラまでそんな事言う~!」


 手に付いた血を洗い落としながら、他の冒険者が見たらおそらく呆れるか激怒するであろうほのぼのとしたやり取りをするこの三名は、冒険者となってそろそろ半年が経とうとしているレイアス・クロード、エリーシア・ライノ、サラ・ロットの三名からなる冒険者パーティーである。

 一般的にはまだまだ初心者と言える期間であるはずなのだが、三人は依頼を受ける際に入念な準備を行い、同時に収集できそうな薬草類や周辺の魔物・魔獣の情報を調べることで効率的に依頼をこなし、既にベテラン冒険者に並ぶほど稼いでいた。


 また戦闘面においても他の冒険者パーティーとは一線を画したものであった。何せ魔術師の人口は全体のたった2%、冒険者に限って見ても一割に満たないにも関わらず、レイアスたちは三人とも魔術を修めているのだ。しかも三人とも武器戦闘にも長けており、クーリオンの正規兵でも二体を一度に相手取るのが精一杯というゴブリンを相手に余裕を持って立ち回れるのだ。

 しかし逆に突出した能力を持つが故、レイアスたちとパーティーを組めるだけの実力を持つ者が少なく、いても既に他のパーティーに加入している等の理由から三人だけでの行動を続けている。


 そもそもレイアスたちのいるティニオン王国では魔物・魔獣の脅威は非常に少ないため、魔物との戦闘を主とするような冒険者は他国の冒険者と比べて非常に少なく、そのほとんどが採集や護衛専門のパーティーなのだ。しかもゴブリンから入手できる直径1センチ魔石の売却は銀貨五枚、討伐証明となる右耳で銀貨五枚とゴブリン一体につき金貨一枚にしかならないため、命の危険を冒すことと装備品の手入れや傷の治療費などの諸経費を考えると、安全な日雇い労働者をこなして一日に銀貨八枚貰ったほうがマシということになる。そのため戦闘を主とするパーティーはレイアス達の他に、クーリオンにはたった三パーティーしかいない。

 レイアス達も始めのうちこそ採集を主に行っていたのだが、他の採集を専門に行うパーティーの縄張り争いにうんざりして早いうちから魔物との戦闘を主とする方向へとシフトしていた。しかし都市の周辺はせいぜい少数のゴブリンが出る程度であり、稼ぐためには泊りがけで深い森の奥へと入り込む必要があった。


 レイアスたちは三日かけて森の奥へと入り、そこで熊や狼の魔獣を狩った帰りであった。熊からは2センチの魔石を一つと毛皮、狼は1.5センチの魔石を三つと毛皮三枚、ゴブリン十二体の魔石と討伐証明を三人で分けて運んでいる。小川を経由するも特に何事も無く、一行はクーリオンへとたどり着く。




「今回も凄い稼ぎね、レイアス君。ゴブリンは魔石と討伐証明十二体分で金貨十二枚、狼は魔石が1.5センチだから五枚が三つ、毛皮は……それぞれ金貨一枚・十枚・二十枚ね。前にも言ったけど多少切れても良いけど、燃えちゃうとね~……あら、2センチの魔石じゃない。これは金貨二十枚で買い取るわ。熊の毛皮は金貨三十枚、合計で金貨百八枚ね。熊はできればお肉も回収して欲しいのだけれど……人数的にきついわよね」


 冒険者ギルドについて買い取りカウンターに向かい、挨拶もそこそこに三人それぞれが戦利品を置くと、胸元の大きく合いた上着を着た受付の女性はささっと査定を済ませて買い取り金額を提示する。


「ああ、百八枚だな。それでいいよ。あと熊は重いのもあるけど、南に三日行った奥での討伐だからな、クーリオンに着く頃には傷んでるよ。それでも良いなら今度持って来ようか?」


 女性から手渡された買取同意書にサインをすると、百八枚の金貨を受け取りパーティー用の財布として使っている革袋に金貨を放り込むレイアス。


「……冬季にお願いするわ」


 そう言うと受付嬢はわずかに前かがみになり、レイアスを下から見上げるような態勢へと替えた。


「それにしてもレイアス君、みるみるうちに名が売れてきたわよ? 有望株の成長を見るのって素敵ね。良かった今度成功のコツなんかを食事でもしながら」

「ほら、もう終わったわね、レイ! さっさと行くわよ!」

「エリーの屋敷、行く」


 受付の女性に威嚇するような目を向けるエリーシアとサラに引っ張られながら、一行は慌しく冒険者ギルドを後にする。


「レイったら、鼻の下伸ばしてるんじゃないわよ!」

「の、伸びてねえよ!」

「……覗き込んでた。レイ、あーゆーのが好み?」


 レイの後ろをフードを目深にかぶって小走りで追いかけるサラは、自分の胸をさすって悲しげな表情を浮かべている。


「いや、そうじゃなくて、好みだから見たとかじゃなくて不可抗力だからな!?」

「じゃあどんなのが好みなのよ! ……あ、あ、あたしのサイズなら……」

「言えるか! ほら、家に着いたぞ! マルクさんはまだ授業中だろ、応接間に行くぞ!」


 自分の胸に手を当てたまま固まるエリーシアを置いて、家令に挨拶をするとさっさとマルク邸に逃げ込むように入っていくレイアスであった。




「みんなおかえり。怪我は無いかい? ……また今回も随分稼いだようだね、一週間でそれだけ稼げる冒険者なんて他にいないんじゃないかね?」


 マルク邸の応接間で報酬を分配しているとエリーシアの父であるマルクが顔を出し、テーブルに十枚ずつ積み重ねられている金貨を見て目を丸くしていた。


「マルク先生、ご無沙汰してます。ちょっと待ってくださいね……エリー、サラ、各三十枚ずつの分配でパーティー資金に十八枚貯めるぞ?」


 レイアスは二人の了承を取ると十枚の金貨の山を三つ、まずは自分の右手側に座るエリーに、ついで左に座るサラへと渡し、自分の財布にも三十枚とパーティー用の財布に残りを入れる。この五ヶ月で各々三百枚程の金貨を稼ぎ、パーティー資金には百二十枚の金貨が溜まっていた。一般的な労働者の年収が金貨三百枚、騎士爵で金貨四百八十枚であるため、ティニオン王国の駆け出し冒険者としては異常とも言える成果であった。


「今回は熊を狩ってきたけど狼は三頭しか狩れなかったから、これでもいつもより少ないのよ?」


 エリーシアの言葉にうんうんと頷くサラ。その様子を見てこめかみを押さえながら首を振るマルク。


「以前父さんが大怪我を負い、ファビアンが苦戦した狼を、いとも簡単に狩ってくるとはね……何か複雑な気分だよ」

「父さんから教わった剣技とマルクさんから教わった魔術のおかげですよ。……それで、話というのは?」


 姿勢を正し、マルクと向き合うレイアス。今回の冒険の出発時に、戻ったら話しがあるから訪ねるようにとマルクに言われていたのだ。マルクはレイアスの正面の椅子に腰掛け、レイアスの右手側に座る娘エリーシアへと視線を注ぐ。突然の視線に首を傾げるエリーだが、マルクはそのままレイアスへと視線を戻して突然深く頭を下げる。


「レイアス君、私はまず君に謝らなければならない。私は君の力について、貴族の義務として王家へ報告を行った。先日その件で返答が届いたため、君に打ち明けることにしたのだ」

「え、ちょっとマルクさんいきなりやめて下さいよ、というか俺の力って何ですか? 報告されるような力に覚えが無いんですけど?」

「お父さん、王家への報告って何? どういうこと!?」

「……」


 驚くエリーシアと、無言でマルクをじっと見つめるサラ。マルクは頭を上げて姿勢を正し、レイアスの目を正面から見つめる。


「レイアス君。君は、そして君の周りにいる者が、どれだけ異常な速度で成長しているのか自覚はあるかな?」

「確かにエリーもサラも凄いなー、俺も負けていられないなーとか思ってましたけど、そんなに異常なんですか?」

「そうだね、はっきり言って異常だ。何より魔力量だが、君達三人が術式について学ぶ前に魔力と適性の測定をしたことは覚えているね?」

「ええ、もちろん。冒険者になる直前にももう一度測定しましたよね? そういえばその二回目の測定結果を見せてもらってないような……?」


 マルクは懐から二枚の羊皮紙を出し、机に並べる。その羊皮紙を読む三人は、驚きに目を見開いていた。


「わかるね? まず魔力量の上昇度合いが異常だ。いくら成長期の子供は伸びるのが早いとはいえ、魔力量も魔術適性も生まれつきの素質に左右される。魔力量ならエリーシアとサラ君は、せいぜい一般的な魔術師よりも少し高い程度で落ち着くのが普通なのだ。そして一番の問題は、サラ君に闇の魔術適性が増えていることだ。これこそ本来であればありえないことだ。そしてこれらの理由は……レイアス君。恐らく君にある」


 へ? という間の抜けた声を上げて固まるレイアスに、左右と正面からの視線が集中する。


「ここからは推測でしかないのだが、体内で作られた魔力が溢れると、魔素となって周辺に散り自然魔素となる。これは以前教えたとおりだが、私はそのレイアス君が作り出した自然魔素に何らかの原因があるのではないかと踏んでいるのだ。そうすると君の近くにいるだけで誰でも強くなる可能性があるのだよ。そしてこの件を万が一王家に叛意のある貴族に知られれば、君は一生幽閉されてしまうかもしれない。そして報告せずにいた場合、知る可能性のあった私とファビアンは何らかの罰を受けることになる。だから王家にありのままを報告させてもらったのだ……これまで隠していて、本当にすまなかった」


 マルクは深々と頭を下げるが、レイアスは慌てて頭をあげるよう頼み込んだ。


「いえ……驚きましたが、言われてみれば納得ですね。ただ自分では人一倍努力しているつもりで、その結果得られた強さではなく、意図していないことが理由と聞くと複雑な気分です。ところで王家が俺を攫って幽閉するという可能性は無かったのですか?」

「もちろん、それは無いと確信しているからこそ報告したのだ。今の王イゼルバード・ティニオン陛下は卑怯な振る舞いを嫌っておられる。陛下がまだ幼い頃、陛下の父君であらせられる前王の王位継承時に、陛下が人質に取られるという事件があったそうだ。当時加担した貴族は全て処分され、以降貴族の陞爵と降爵が頻繁に行われるように……と、これは関係の無い話だな。とにかく王家は信頼の置ける方々であることは理解して欲しい」

「そうですか……ではその件で返答が届いたとのことですが、それが今打ち明けている理由ですか? 一体王家はなんと?」


 そのレイアスの問いに対し、マルクはにやりと口の端を上げる。


「それがな……『前代未聞であり荒唐無稽。調査に値せず』だそうだ。これは私が考える限りでは最高の回答だったのだよ」

「つまり『報告の義務は果たした』『何かあったら責任は王家』ということですか?」

「はっきり言うなあ……まあ、そういうことだ。実は万が一も考えて、君が逃げられるような他国も調べていたのだがね。無駄になってほっとしたよ」


 そう言って深く息を吐くマルクだが、レイアスの隣に座るエリーシアは一人首を傾げていた。その様子に気付いたレイアスは、エリーシアの方へと向き直る。


「つまりマルクさんは、俺と、俺の家族と、マルクさんの家族、つまりエリーシアを守る為に俺のことを王家に報告したんだ。たぶん王家の返答として考えられたのは、俺を王都へ送るよう指示をするか、誰かを調査に来させるか、今みたいに相手にしないかのどれかだったんじゃないかな。ここで重要なのは、『報告をした』という事実が残ることなんだ。そうすれば俺にどこかの馬鹿貴族が手を出してきたとしても、王家に対して救助を願い出ることも簡単にできる。報告を受けたのにそれを無視した王家に非があることになるよな? そうすれば王家は非を認めずに無視するか、責任を取って行動するかの二択になる。信頼の置ける王家という話だから、この場合無視という選択は取らないだろうね。しかも誰からもちょっかいをかけられなければ、今までどおりってことだ。……そうですよね? マルクさん」

「ああ、概ねその通りだ」

「ありがとうございます、マルクさん。エリー、俺達の為なんだからマルクさんを怒るんじゃないぞ?」

「な! わ、わかってるわよ……ありがとう、お父さん」


 エリーシアのその言葉を聞いて、とたんに機嫌がよくなるマルク。レイアスは、そういえば話し始める直前に躊躇うような感じでエリーシアを見ていたことを思い出し、恐らく娘に怒られ嫌われるのが怖かったんだろうとマルクの胸中を察する。


「それにしても王家か、王都まで竜車で一ヶ月と少しでしたよね」

「そうだ。四十万人もの人が暮らす、ティニオン王国最大の都市だ。……つまり私の手に負えない爵位の貴族が君に目をつけた場合、救助まで最短でも二ヶ月半はかかるということだ。そうならないよう、注意して欲しい。……残念だが、今のコーバス伯爵様にも知られるわけにいかないのだ」


 そう言って先ほどまでと一転し、苦虫を噛み潰したような顔をするマルク。レイアスは自分の左に座るサラの頭に手を回し、優しく撫でつける。エリーシアが少し羨ましそうに見ているが、サラの表情を見て何も言えなくなっていた。


「アーティオン壊滅で息子と第二婦人を失って以来、コーバス様は変わられた……遺体や遺品の回収もできない、犯人は行方不明。唯一わかっている情報が、犯人は魔人族という事のみ。アーティオン壊滅からしばらく経つが、少しでも瞳に赤みが見られただけで職を失ったりクーリオンを追い出される者が後を絶たん。……黒髪排斥の声も増えてきたな……」


 ここ最近、サラは外出時はローブについたフードを目深に被って出歩くようにしていた。黒は不吉で魔族に関わりのある色であると言う事実とは異なる迷信を未だに信じている者は少なくないため、そうした声から身を守るための処置であった。



 マルクからの話は以上ということであったので、明日は休養日として明後日の朝ギルド集合を決めて、サラを送り届けるとレイアスも帰路に着く。

 およそ一週間ぶりの我が家だが、父ファビアンと長兄モーリスはアーティオンから魔物が出てこないように見張るという仕事を半年交代で行っており、一年の前半が担当である二人は十一月の半ばから八月の半ばまでアーティオンとそこを往復する竜車で過ごす生活を続けていた。

 次兄のオラースは婿入りが決まり家を出ているのだが、そのオラースの結婚相手は以前マルクの塾でサラを魔族呼ばわりし、レイアスが『地』を出すきっかけとなったカーリー・アレクトの姉であった。レイアスが地を出して以降は良好な友人関係を築いていたこともあり、親類になると知った時はお互いに嫌な縁だな、と笑いあった。

 そしてレイアス自身も冒険者としてほぼ家にいない生活をするようになると、母オレリアも家令とメイドを連れてアーティオンへと向かい、アーティオン近くの仮設集落に居を構えていた。


「……ちっ、そういや誰もいねーんだった。屋台でも行くか、レイアス」


 レイアスは『英雄』として、自身の中で眠っているであろう『レイアス』に声をかけると、家を出て屋台のある大通りへ向け歩き出す。


「いつもの鳥の串焼きで良いよな?」


 一人の時間がこれまでの比ではない位増えたレイアスは、いつしかこうして『英雄』としてレイアスに語りかけるようになっていたのだ。食事を終えて戻った英雄は家に入る気になれず、そのまま一人レイアスに話しかけながら庭で長時間鍛錬を行い、日が完全に落ちる頃にやっと井戸からくみ上げた水を被って汗を流し、誰もいない家へと入り装備品の手入れを済ませると眠りにつくのであった。

以降しばらくR話は暗めの話が続きますが、解消までお付き合いいただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ