表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄とスライム  作者: ソマリ
幼少期編
26/231

1章 幼少期編 人物紹介

異界側


島津義之 / ナナ

 地球では幼少時より原因不明の病気(魔力過多症)に悩まされ、三十歳を目前に控えた西暦2010年の年末に癌で死亡。生前は空手とボクシングをやっており厳つい外見をしていたが、実は可愛いものが大好きでお菓子作りも嗜む隠れ乙女系男子で、それを知る一部の友人から『女子力の高い野獣』と呼ばれていた。他人の目を気にしてやりたいことができない事にストレスを感じていたが、ヒルダにより性別の無いスライムに転生させられたことでタガが外れ好き勝手に生きることを決める。

 言葉を覚えるためのサンプルがヒルダとノーラであったため老人口調で話す。幼少期編の最後に身長120センチの少女型ボディを入手し人の形をとって旅に出る。


ヒルダ

 本名はエルメンヒルデ。異界に住む魔人族で、人工魔物を創造する研究を行うノーラの母。従魔の魔石に知的生命体の魂を定着させる術の実験を行い異界にナナの魂を呼び込んでしまう。研究を好み争いを好まないが、降りかかる火の粉は払う。大量のゴーレムやアンデットを指揮して戦う姿に「不死の魔王」という二つ名がつけられている。背中まである赤銅色のストレートロングヘアー、外見年齢は二十代後半、肉付きのいい魅惑的な身体で胸元の大きく開いたドレス系の衣服を好む。威厳を保つため老人口調で話していたが、ノーラだけではなくナナにまで口調を真似され老人口調を止めた。


ノーラ

 本名はレオノローラ。ヒルダとヴァンの娘。空間属性魔術の適性を持ち、ナナを異世界から転生させるきっかけを作ったと思われる。六歳のときナナに命を救われて以降は、ナナを姉のように慕うようになる。ツインテールで桃色の髪、ナナの作ったリボンとワンピースを好む。口調は○○なのじゃー等、ヒルダ譲りの老人口調で話し、「わらわ」という一人称はナナが人形劇で見せた童話のお姫様の口調をマネしていた。


ヴァン

 本名はヴァレリアン。ヒルダとノーラを殺害し、その魔石から取り出した魔力を用いて地上への転移を果たした。青色の髪をオールバックにした五十歳くらいの外見で、金色の瞳は光魔術で幻影を作り紅く見せている。剣と光魔術を得意とし、生命魔術も使える。現時点での行動原理は不明。



メティ

 ヒルダ邸のメイド。


キュー

 ナナが元々入っていた魔石に現れた人格。ナナは第二の頭脳として扱っているが、記憶力も計算能力も本体であるナナをはるかに上回る。この記憶力が無ければ技能魔素の発見・操作は成功していない。基本的に聞いたことには答えるが、自分の意思による発言は確認されていない。


ぱんたろー・かりん・もっちー

 パンダ型ゴーレム・ネコ型ゴーレム・ウサギ型ゴーレムで、ぬいぐるみボディのため戦闘力は皆無。ナナによって認知機能を高められており簡単な会話が可能。


クザス

 集落の男性、代表者がヴァンの手によって殺されたため代理で集落の代表となった。


キーパー

 ヒルダが三体作った高性能ゴーレムの一体。高い剣技と自己メンテのための回復魔術をインストールされており、ヒルダ集落の防衛を任されている。


ダグ

 拳王。ヒルダ集落の東にある拳王都市から半年かけて単身ヒルダ集落を訪れ、配下のゴーレムを倒してヒルダの姿を見るなり踵を返したという逸話のある、拳王都市の王。


アルト

 魔道王。拳王都市のさらに北にある魔道都市の王。拳王ダグとは仲が悪いらしい。


熊と蜜蜂

 蜜蜂は蜂蜜と引き換えに熊に巣を守ってもらいながら、今日も蜜集めに飛び回っています。


グレゴリー・ノーマン

 光魔大戦以前に存在した魔術師で、生命魔術と空間魔術の生みの親。他にも様々な術式の第一人者で魔力視持ちと言われている。



地上側


相馬英雄 / レイアス・クロード

 地球では幼少時より原因不明の病気(魔力過多症)に悩まされ、十八歳を目前に控えた2010年の年の瀬に交通事故により搬送先の病院で死亡。異世界に転生するが赤子の体に憑依するという、自分の自由意志が全く無い状態に戸惑うが、五年もすると慣れて体の持ち主であるレイアスと仲良くやっていた。

 しかし魔力過多症の後遺症でレイアスの魂がいなくなってしまったため、体を借りてレイアスとして生活するようになる。

 レイアスは眠っているだけだと信じレイアスを起こす手段を探すため、冒険者を目指して日々研鑽を重ねる。しかし人より多い魔力しか特徴が無く戦いの知識等も皆無であるため、バランス感覚と柔軟性を鍛えるため日本で映画や漫画から得た知識による修行を使うなど地道な努力を重ねていた。冒険者登録を行った十三歳時で、剣の腕前は騎士の小隊長を勤める父ファビアンに迫るほどの成長を見せていた。


レイアス・クロード

 騎士の三男として生まれた礼儀正しい子供。憑依している相馬英雄と共存していたが、五歳で発症した魔力過多症の影響で生死不明となる。


エリーシア・ライノ

 レイアスの幼馴染で男爵位を持つ魔術師マルクの娘。六歳時に父の元に来たレイアスに親の愛情を取られたと勘違いして衝突するが、誤解が解けた後は弟のように構い倒す。負けず嫌いで、強くなるため努力するレイアスに負けまいと訓練についていき、その姿に恋心を抱く。明るい赤毛が特徴の元気な少女。母ニネット譲りの槍を片手に炎魔術も使いこなす中距離バランス型の戦闘スタイルである。


サラ・ロット

 冒険者であるカイルの娘で、黒髪が特徴。黒は魔人族に関わりのある色だとされ敬遠されてきたが、髪を綺麗だと初めて褒めてくれた異性であるレイアスに懐く。母が地人族と野人族のハーフで、サラはクオーターである。メイスを片手に土と金と闇の属性魔術を駆使して支援系魔術を主に使用する。



ファビアン・クロード

 レイアスの父で騎士爵位を持つ、寡黙で実直な剣士。剣の技量も周囲の信頼も高く小隊長として任に当たることが多い、領主コーバスの直属の部下。


オレリア・クロード

 レイアスの母。真面目な夫を支え、子の勉強を一手に教えていた。レイアスの出来が良すぎるせいで兄二人より教える時間が短くて実は少し寂しい。


モーリス・クロード

 レイアスの長兄。長男としてファビアンの跡を継ぎ騎士になるため見習いとして修行中。


オラース・クロード

 レイアスの次兄。役人目指して修行中。婿入りの話が出ている。


ノーボ

 クロード家の家令。五十歳前後でタルサの夫。


タルサ

 クロード家のメイド。五十歳前後でノーボの妻。


マルク・ライノ

 男爵位を持つ魔術師でエリーシアの父親。魔術師として高い能力を持ち領主コーバスの直属の部下だったが、引退しコーバスの援助も受け教師として私塾を開く。


ニネット・ライノ

 元騎士爵の槍使いでエリーシアの母親。母親業の先達であるオレリアと仲がよく、子育てについてよく相談に乗ってもらっている。


カイル・ロット

 サラの父親で長身痩躯の曲刀使い。亜人差別の強いプロセニアからの移住者。マルクの後添えで準騎士となりロット家を名乗る。


ミラ

 サラの母親で地人族のハーフ。プロセニアを出る際に大河に飲まれ命を落としている。


カーリー・アレクト

 子爵の娘で、サラを魔族と勘違いして騒いだ少女。レイアスのふりをして生きる英雄を挑発し、英雄の生き方を変えるきっかけになった。


コーバス伯爵

 アーティオンでは子爵。伯爵としてクーリオンへ赴き、アーティオンには第二婦人との間にできた次男を時期領主に就かせた。しかしアーティオンの壊滅で第二婦人も次男も失ってしまい、原因として報告された魔人族に対する恨みを募らせている。


オーブリー・ブザール

 子爵位を剥奪され男爵家に降格されたブザール家の嫡男。度重なる不祥事によってブザール家はクーリオンへ移住する貴族から外され、アーティオンと運命を共にした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ