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英雄とスライム  作者: ソマリ
英雄編
124/231

3章 第60話N 縁があればまた会えるのじゃ

 ぱんたろーにまたがり風竜山脈を駆けていると、竜の叫びによって魔素が荒れ狂い、足場の障壁が維持できない箇所がいくつもあった。

 その度に地面に降りて走っていたが、ハイオークやら体格の良いゴブリンやら巨大な鳥や猪等に何度も絡まれ、その都度リオとダグが喜々として殴り飛ばし蹴り飛ばしていた。そしてやっぱり鑑定魔術の存在を忘れて名前を確認し損ねた。

 また何度か遭遇した下級ドラゴンは細身で首が長く、緑色の鱗と小さな翼がついていた。ここでようやく思い出して鑑定してみたら、ウインド・ドラゴンという名前がついていた。早速一体吸収すると、やはり風属性のドラゴンらしい。

 日が傾いてきた頃、ゴールである小川に到達したスライムたちを転移で戻そうと思ったのだが、この辺りの魔素の乱れのせいで転移がうまく働かない。仕方ないのでそのまま川に飛び込み流れに身を委ね、後で回収することにする。

 ちょうどその時、少し離れたところから大きな叫び声が聞こえてきた。


「ああ? 大物だな、魔素の乱れが今日イチででかいぜ」

「あっちには行けないね! 無視して古竜の方に行く?」


 その叫びが聞こえた方向へは、切り立った岩壁を超えなければたどり着けない。それにこれだけ魔素が乱れていては、自分ならともかくぱダグ達やぱんたろー達ではたどり着けないだろう。乱れた魔素の吸収はし続けているのだが、範囲は広いし次々と湧いてくるので全然間に合っていない。

 目的の方向からはズレているので放っておこうと思ったが、一応姿くらいは確認しておこうと上空から感覚転移見ておくことにする。


 感覚転移というよりは、魔力線で繋いだ感覚を風船のように飛ばして見る形になってしまったが、何とか揺らぐ魔素の中で感覚を上空に飛ばすことができた。そこからは以前ヒデオ達が倒した中級竜よりも二回りほど大きなウインド・ドラゴンが、一人の金髪ロン毛男を追い回している姿が見えた。

 谷の合間にできた森の中、金髪ロン毛は片手剣と羊皮紙を手に必死に木々を避けて駆けているのだが、ドラゴンは木々をなぎ倒しながら一直線に金髪ロン毛に向かっている。

 金髪ロン毛の持っている羊皮紙に描かれた魔方陣は、ちらっと見えた感じだと転移魔方陣だろう。さっきのドラゴンの叫びで周辺魔素が乱れており、逃げようとしたが転移魔術が起動しなかったといったところだろうか。

 仕方が無いなあ。


「な、おいナナ!」

「姉御! オレも連れてってよ!!」


 逃がすまいと抱きついてこようとしたリオをかわしてぱんたろーもその場に残し、単身切り立った岩壁を超える高さまで跳び上がる。


「すまんのう、二人はちょっとここで待っておれ。すぐに戻るのじゃ」


 周辺の魔素に乱されないよう分厚い障壁を作って足場にして空を駆ける。後ろから二人の叫びが聞こえるが、二人ともまだ自分ほどには安定した足場は作れないし、あれほど強いドラゴンが相手では少々荷が重いだろう。




 追いつかれた金髪ロン毛はドラゴンが振るった前足に弾き飛ばされ、地面を転がって勢いよく木の根元にぶつかっていた。なんとか息はあるようだ、頑丈な奴だ。

 ドラゴンは金髪ロン毛を食うつもりなのか、起き上がろうとして身をよじる金髪ロン毛に大口を開けて突っ込んでいった。その目の前に飛び込んでフレスベルグの羽根の力を使い、極端に圧縮して弾性をもたせた障壁を展開する。


『ゴガッ!!』

『ばいぃぃぃぃぃぃん』


 障壁に鼻先から突っ込んだドラゴンは痛そうな音を響かせ、よろよろと数歩後ろへと下がっていった。もし自分が同じ勢いぶつかっていたら、マジ泣きする自信があるほど良い音だ。ともあれ一瞬ドラゴンが白目を剥いたのが見えたので、しばらくは立ち直れないだろう。この隙に周囲の乱れた魔素をせっせと吸収しておく。


「かはっ……女神……? 俺様は、夢でも見てんのか……」

「現実じゃよ。それはそうと、おぬし一人か? 他には誰かおらんのか?」


 周囲の魔素も落ち着いてきて気配を探るが、この辺りには他に人がいる様子は無い。仲間はもう全滅か、遠くに逃げたのだろうか。


「一人で悪いかよ……げほっ、げほっ」

「ほれ、無理するでない。一人でこんな山奥に来るなど、正気の沙汰では無いのう」

「大きなお世話……何、痛みが引いて……てめえが……いや、あんたがやったのか?」


 金髪のボッチ発言に居た堪れなくなり、せめてもの情けと治療魔術を施しておく。それと「てめえ」から「あんた」に呼び方が変わったのは、この金ボッチなりの礼儀なのだろうか。


『GYAAAA! コロス! タタキツブシテ、クッテヤル!!』


 ようやくドラゴンが立ち直ったようで、叫び声を上げながら威嚇して……喋った!?


「おお! もしかしてこやつは上級ドラゴンとかいう奴かの? 初めて見たのじゃ!」

「あんた、何でそんなに嬉しそうなんだよ……」

「しかし話が通じるのじゃったら、むやみに倒す気になれんの。どうじゃドラゴンよ、ここは引いてくれぬかのう?」

「GUAA! ニンゲン、エサ! コロシテ、クウ!」


 言葉は通じても、会話が成り立たない相手っているよね。ドラゴンの攻撃は全て圧縮障壁でばいいんばいいんと弾き返し、ブレスや叫びを上げようとしたら顎を蹴りやトンファーでかち上げて中断させ、振るわれた前足や尻尾を叩き落としながら、それでも根気よく三分ほど説得を試みた。


「なああんた、何だってドラゴンを説得してるのか知らねえが、そいつはたまに麓に飛んできては旅人や村を襲って人を食う魔物だぜ?」

「食事かのう……生きるために食うだけじゃったら、他を当たってくれぬかのう? 今後は人を襲わぬと言うのなら、わしにはおぬしを討つ理由が無くなるのじゃがの」


 自分もこれまでたくさんの人や魔物を食ってきたし、生物として生きるために他の命を奪って食うのは自然の摂理だ。流石に敵対行為を取られたり身内に危険が及んだのなら討ち取るが、人間もドラゴンも同じ命だ。食べなければ死ぬ。

 だからこそ会話で争いが終わるなら、今後人を襲わないと約束できるなら、見逃しても良いんじゃないかな。


「ニンゲンゴトキガ、エサノブンザイデ、フザケルナアアア!!」

「仕方が無いのう、人間の敵ならわしにとっても敵じゃ」


 周囲の乱れた魔素は吸収し終わったから、もう足場等の障壁を作るのに集中する必要は無い。荒れ狂うドラゴンの攻撃を回避しつつ肉薄し、その鼻先に着地する。

 振り落とそうとドラゴンが身をよじるよりも早く、トンファーを握ったまま眉間に正拳突きを叩き込む。

 ドラゴンの鱗のみならず頭蓋骨も突き破り、肘近くまで腕が突き刺さった。そのままトンファーを握る手に力を込め、内蔵した魔道具を起動する。


『ボゴォン! ボゴォン!』


 トンファー先端の銃口から、ドラゴンの頭蓋骨内に直接二発の散弾が放たれる。一瞬で白目を向いたドラゴンは、その目や鼻から血を垂れ流し、轟音を立てて崩れ落ちていった。

 それを丸ごと空間庫にしまうと、金ボッチが声をかけてきた。


「あんた、何だよその強さ……それに何で俺様を助けた」

「人助けに理由が必要とはのう、めんどくさい奴じゃ」


 人助けついでに素材も手に入れられるし一石二鳥のはずだったが、人を殺したときと変わらない嫌な気分を深い溜息とともに押し流す。

 だが見た以上は放置するのも気分が悪かったし、人助けはできたのだから良しとしよう。


「たまたま見えたから来ただけじゃよ。それより何か言うことは無いのかのう? ん?」


 金ボッチの目を見ながらニヤニヤしていると、ぷいっと顔を逸らされた。


「ちっ……助かったぜ」

「かっかっか、感謝と謝罪は素直に告げるべきじゃぞ? ん?」


 別に感謝を求めて助けたわけではないが、このちょっとひねくれた感じの金ボッチ、キューによるとレーネハイトを上回る戦闘力がある。とはいえヒデオどころかオーウェンにすら届いていないのだが、身内以外でこれほど高い戦闘能力を持つ人間を見るのは初めてだ。

 しかもこの男、頬がほんのり赤く染まっているが、髪だけではなく瞳まで金色だ。


「それで光人族がこんなところでボッチで何をしておったのじゃ? 近くに光人族の暮らしておる村や街でもあるのかのう?」

「……ちっ。……俺様は強くなるために、修行してんだよ。つーかボッチって何だ、馬鹿にされてる気がすんだけどどういう意味だ」

「強くなるために山篭りとはのう、よい心がけじゃ。かっかっか」


 光人族についてはスルーされたから、こっちもボッチの意味はスルーしよう。


「あんたみてえに強い奴にはわかんねえだろうけどな、どうしても勝ちてえ奴がいるんだよ。なああんた、教えてくれ。あんたはなんでそんなに強いんだ? 俺様もあんたみてえに強くなれんのか?」

「わしも最初から強かったわけではないのじゃ。以前、家族をある男に殺されてのう……その時わしは、その男に勝てなかったのじゃ。それからわしは、二度と大事なものを失わないように強くなっただけじゃ」

「その男は、どうしたんだよ?」

「殺すつもりじゃったがのう、いろいろあって気付いたら死んでおったわ」


 そう言って肩をすくめたら、金ボッチはぽかんとした顔でこっちを見ていた。

 ヴァンによってヒルダとノーラが殺された時の光景は、今でも鮮明に思い出せる。その時感じた悔しさもだ。それからヴァンを打ち倒す力を手に入れたが、今ならばはっきりと解る。

 もしもヴァンを追うことだけを考え、リオやセレスを拒絶し、ダグやアルトを力で従わせていたならば、自分は間違いなくヴァンの元にたどり着いていなかっただろう。

 もし辿り着けたとしても、それは恐らく世界樹が破壊され、ヒデオも殺された後だ。


「おぬしは守りたい誰かはおらぬか? わしは守りたい者がおったから、強くなれたのじゃ。自分のためだけの強さを求めても、その先に幸せは無いのじゃ」

「いねえよ、そんなもん。……俺様は一人だ。他の誰かなんて、無駄飯喰らいの足手まといだ。あと幸せだと? 幸せってのは何だ?」

「おぬし……かわいそうな男じゃの。ほれ、腹は減っておらんか?」


 どうやら筋金入りのボッチらしい。かわいそう、の一言に反応したのか「ああ?」と唸りながらメンチを切る金ボッチの眼前に、空間庫から取り出したハンバーガーを差し出す。空間庫にはマリエルや使用人達が作り置きした料理が大量にある。ちょうどいい、ドラゴン肉の消費を手伝わせよう。


「何だこれ……パン? 挟まってるのは肉か?」

「ハンバーグという肉料理をパンで挟んだ『ハンバーガー』という料理じゃ。外で手軽に食えるでのう、こんな風にがぶっといくのじゃ」


 一つを金ボッチに手渡し、自分の分も取り出して大きく口を開けてかぶりつく。作りたてを受け取って空間庫に入れたから、焼いたパンは香ばしいままだし肉は熱々で肉汁が溢れて零れそうになる。

 おーいしーー。ちょっと運動もしたことだし、ビールが欲しいなー。

 でもジースで手に入れたビールもどきは苦味も泡も無い、フルーティーな甘みのある別の物だったんだよなー、おかげで今ビールが欲しくてたまらない。きっとプティングの国民が開発してくれると信じて待つもん。くすん。

 金ボッチは恐る恐る一口目をかじると目を丸くし、すぐに一心不乱にかぶりつきあっという間に完食していた。


「なんだよこれ……」

「美味いじゃろう? っと、肉汁が溢れて手がドロドロではないか。ふふふ、仕方が無いのう」


 空間庫からハンカチを出して金ボッチの手を拭いてやる。しかし僅かな間を置いて我に返った金ボッチが、ハンカチを奪い取って自分で手を拭いた。その顔は真っ赤だが照れてるのかな。


「こんな美味いモン、食ったことねえ……神様ってのは、いつもこんなもん食ってるのか?」

「わしは神様などではないのじゃ。それに今おぬしが食べた物も、普通の人が普通の調理法で、地上界の食材を使って作ったものじゃ」


 何やら重大な勘違いをしているようだから、そこははっきり否定しておこう。


「美味しいものを食べると嬉しくならんか? 美味い酒を飲んだり、美しい景色を見たり、歌や踊りを見聞きしたらいい気分にならんか? そういった心を安らかにしてくれるものを、誰かと共有することこそが『幸せ』というものじゃと、わしは思っておる。今この瞬間もまた、小さな幸せという奴じゃな」


 その金ボッチはというと、手を拭いたハンカチを見つめながら何やら呆然としている。何となくハンカチ返せと言いづらい雰囲気だが、たくさんあるから別にいいか。

 それにダグとリオを待たせっぱなしだ、そろそろ戻るとしよう。


「ではわしはそろそろ行くのじゃ、仲間を待たせておるでの。わしと幸せを共有し、より大きな幸せを感じさせてくれる大事な仲間なのじゃ。おぬしは一人で帰れるかの?」

「え? あ、ああ……って、子供扱いすんじゃねえよ」

「ふふふ、おぬしが幸せを理解すれば、きっともっと強くなれるじゃろうよ。悩め悩め。かっかっか」


 頭上の羽根付きスライムをぴょんぴょん動かすと、金ボッチがびっくりした顔で口をぽかんと開けた。飾りだとでも思っていたのだろうか、くすくす。

 最後に笑顔で手を振って、障壁の足場を作って空を駆け上がる。


「ちょ、待てよ! あんた名前は!!」

「ナナじゃ! ではの!!」


 地上界にも光人族が暮らしていた。探せば魔人族も見つかるかもしれない。今度時間を見つけて探してみるのも良いかもしれない。

 というか忘れていたが、光人族って千年前の光魔大戦で魔人族をはめた連中だったか。今生きている光人族がまともで話が通じる相手ばかりだといいな。




 ダグ達のところに戻ろうとしたが、魔素の乱れが消えたことに気付いてこちらに向かっていたようで、ぱんたろー共々合流できた。

 しかしダグに叱られ泣きそうなリオにしがみ付かれ、以降はぱんたろーにリオと二人乗りで移動することになってしまった。


「えへへ、何かこれ、新鮮だね」


 いつものノーマル義体ならリオに自分の後ろから抱き着かれる形で二人乗りをするのだが、ヴァルキリーだと翼が邪魔をしてそうもいかず、いつもと逆に後ろからリオに抱き着いて二人乗りである。

 筋肉質だがしっかりと女の子らしい柔らかさもあるリオの体は、スライムで触れるのと手で触れるのではやはり気分的なものが大きく違うせいか、密着している間ちょっとだけどきどきした。心臓無いけど。


 あれ。そういえば義体は心臓無いのにどきどきしたり、恥ずかしいとかの感情に合わせて顔が熱くなるのはなんでだ。

―――マスター:ナナ の思考・感情に合わせて血流を調整しています


 ……


「あ、姉御! 突然手を離したら危ないよ!!」

「お、おおう、すまんのじゃ。ちょっとキューちゃんから聞いた話に驚いてしまってのう、つい力が抜けてしもうたわい」


 ぱんたろーの上でひっくり返りそうになったが、寸前でリオに腕を掴まれたおかげで難を逃れた。飛べるけどそんな落ち方したらびっくりするよね。

 というか自分がびっくりしたよ、うん。他にもキューはいろいろやっていそうで、聞くのが怖いな。

 でももしキューが余計な事しなければ、自分はクールビューティーな大人の女性に……うん。無理だ、似合う気がしない。ありがとうキューちゃん。


―――マスター:ナナ の血流調整を解除します


 いやあああ待ってキューちゃんいやキュー様! これまで通りでお願いします!!


―――了


「ん? どうしたの姉御? 何か変な顔になってるよ?」

「ううう、キューちゃんに弄ばれたのじゃあぁ……」


 ぱんたろーの上で首だけ向けたリオが、不思議そうな顔で軽く涙目の自分の顔を覗き込んでいた。この涙もきっとキューの仕業なんだろうな、くすん。




「おいナナ、そろそろ気ぃつけろ。この先に……いるぜ」


 谷を抜けた先にある森の向こうに意識を向けると、確かに相当強力な何かが存在することがわかる。感覚転移で上空からその姿を確認して、無理にでも一人で来るんだったと後悔した。

 そこにいた深い緑色の鱗を持つ巨大なドラゴンは、人の身長ほどもある大きな瞳で『こちら』を見ていた。感覚だけ飛ばした空中を、である。

 そしてさっき倒した上級竜は、戦力値にして約十二万。しかしこのドラゴンは戦力値が百万近くもある。自分の知る限りでは人類最強のダグとアルトですら、戦力値は六万程度なのだ。まともにやったら人間が勝てる相手ではない。

 しかもレーネハイトが持っていた『竜の力』という物を、このドラゴンはとんでもない量を保持している。これが無ければ戦力値は五十万を切るのだが、竜の力についてはまだ不明な部分が多く、数値をそのまま信用する訳にはいかない。

 まさかここまでの存在だとは思わなかった。ぶぞーととーごーが全力で戦っても届かない存在がいるとは、世界は広いと改めて痛感するな。


「万が一戦いになったら逃げるでのう、そのつもりでおれ」

「あんなもん人がどうこう出来る相手じゃねえってことぐらい、俺にだってわかるぜ。ナナてめえ、ぜってえ下がれよ?」

「話をしにきただけだよね? 姉御?」


 自分なら古竜の戦力値を越えられるが、魔石が負荷に耐えられるほんの短い時間だけだ。考えうる最大の戦力を出せば勝てるかもしれないが、そうなるとダグとリオを守る余裕はきっと無い。

 だから万が一の際は戦わずに逃げよう。それくらいの時間なら稼げる。


「そうじゃ。もう向こうには気付かれておるからのう、正面から行くとしようかの」


 茜色に染まりつつある空から、転移させた感覚を戻してぱんたろーを前に進ませる。


 さて、レーネハイトの祖先と関係のある、話が通じる相手なら良いのだが。

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