放課後の旅人(原詩)
ここから遥か遠く
ただ一つに溶けたなにもかもの果て
きっと君なら出かけてくれるだろ
放課後の旅人
屋上でただ一人
ただ一つを手に入れるために
ダイヤよりもプラチナよりも硬い青空を君は殴るのだ
青空の向こう ぼんやりした宇宙
痛む拳に怯んでも
殴るのだ 放課後の旅人
ベランダの彼方に見えたのは
なにもかも一つに溶けた水平線
それから歩き出す 彼方へ消えて行く
目指したのは永遠の放課後
あなたなら彼方ならたどり着いて見せるんだろ
放課後の旅人
表も裏も右も左も上も下も
小さな空き缶に詰めて君は夕暮れへ蹴飛ばした
夕日の向こう 広がりすぎた世界
どこへ飛んで行ったのか
放課後の旅人
名前は溶けて消えた 言葉すらも懐かしい
言い残した愚痴も君は一緒に溶かしてしまった
言葉の彼方 美しくイメージ
何から始めよう
放課後の旅人
ベランダの彼方に見えたのは
なにもかも一つに溶けた水平線
それから歩き出す 彼方へ消えて行く
目指したのは永遠の放課後
あなたなら彼方ならたどり着いて見せるんだろ
放課後の旅人
ここから遥か遠く ただ一つに溶けたなにもかもの果て
きっと君なら出かけてくれるだろ
放課後の旅人
タイトル通り、前upした「放課後の旅人」の原詩。
これは、架空パンクにとっての最高傑作らしいです。