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架空パンク・リリック  作者: 架空パンク
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独りぼっちのジョージ

月から吹きおろす風の下

独りぼっちのジョージはキセルくわえ

追い風も向かい風も吹かない大地

ただ 地面に押し付ける風


世界は滅びるようにできている

きっとそれは最低な結末で

アルマゲドンを望む気持ちも

わからないでもないけれど


別に僕、独りぼっちを悔いてはいない

仕方がないから独りでいるんだ

独りぼっちのジョージ


海に沈んでいく孤島の渚

独りぼっちのジョージはウィスキーあおり

誰ひとりいない消えていく大地

ただ 音もない最期のとき


僕はときたま全世界が

僕の敵であるように見えるんだ

でもケンカの理由はいつだって

僕が隠した小さな嘘で


別に僕、独りぼっちを悔いてはいない

放っておいて、構わないで

独りぼっちのジョージ


月は遠いし 地面は危うい

いつかの記憶だけ抱えて

独りぼっちのジョージは夢を見るのか


別に僕、独りぼっちを悔いてはいない

誰もみんなおんなじなんだ

独りぼっちのジョージ



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