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架空パンク・リリック  作者: 架空パンク
51/93

寒空

月に背筋が冷たくなった

ずっとずっと先の話

僕らの人生よりも先の話


あの月はきっとまだ同じ形なんだ


自分の小ささが怖いのか

死んでしまうことが怖いのか


ただ 寂しいと思う僕がいる


月面に氷のように立ち尽くした

僕の姿がスウッと見える


夏の真ん中に ツララが刺さる


月面に氷のように立ち尽くした

透き通る僕がスウッと見える


雪に背筋が冷たくなった

ずっとずっと未来の話

僕らの今よりも先の話


この雪はきっとまだ同じ色


自分のはかなさが怖いのか

消えてしまうことが怖いのか


ただ寂しいと思う僕がいる


雪の中氷のように立ち尽くした

君の姿がスウッと見える


夏の真ん中に ツララが刺さる


雪の中氷のように立ち尽くした

美しい君がスウッと見える



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