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一番ホーム、ベンチの上
一番ホームのベンチの上、下り列車を待っている
隣に座ってたおじさんが忙しそうにドアをくぐった
上り列車のガラス窓を、じっと新聞越しに見つめて
列車がゆっくり動き出した
知った顔がいくつも通り過ぎる
さようなら、またいつか
さようなら、またいつか
僕の隣に君が座った、下り列車を待つ僕の隣
ぎこちなく君の手に手を重ねて
そっとホームの青空を見る
行き先は全部おんなじ青空の下
君は上り列車に乗るのだと言う、行き先は違ったらしい
君を乗せた列車は行ってしまった
一番ホーム、ベンチの上
僕はいつまでも下り列車を待つ
一番ホーム、ベンチの上
「一番ホーム」の原詩らしいです。
架空パンクは尾崎豊ファンなので、たまにこうして原詩を書くとのこと。
書き方って色々だなぁ。