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てのりらむぬいの反響を知るぬい

「じゃあ、今日も配信始めるよー」


らむがいつものように配信を開始した。

らむぬいの体で、膝の上に座っている。いつもの定位置だ。


「今日はね、報告があるんだ」


らむが嬉しそうに笑う。コメント欄が流れ始める。


「報告?」

「何々?」

「気になる!」


リスナーたちが反応している。


「実はね、てのりサイズのらむぬい作ったんだ!」


らむが画面に向かって言った。


「SNSに写真上げたから、見てない人は見てね。昨日、一緒にカフェ行ってきたの」


コメントが一気に増える。


「見た見た!」

「めっちゃ可愛かった!」

「欲しい!」

「作り方教えて!」

「カフェどこ?」


らむが楽しそうに、一つ一つコメントを読んでいく。


「作り方?うーん、私も初めて作ったから上手く説明できないかも...」


らむが照れくさそうに笑う。


「でもね、すごく小さいから縫うの大変だった。針に糸通すのも一苦労」


リスナーたちが共感したり、励ましたり。


「てのりサイズだと、持ち運べるからいいよね。鞄に入れて、一緒にお出かけできる」


らむが嬉しそうに話す。


「カフェもね、すごく楽しかった。窓際の席で、てのりらむぬいと一緒に写真撮って」


コメントがどんどん流れていく。


「また行く?」

「次はどこ行くの?」

「グッズ化して!」


らむが笑いながら答える。


「グッズ化は...どうだろう、事務所に相談してみようかな」


「次はどこ行こうかな。リクエストある?」


リスナーたちが色んな場所を提案し始める。

公園、水族館、遊園地、本屋、美術館。


「みんなありがとう!参考にするね」


らむが満足そうに笑った。

それから、いつものようにゲームを始めて、リスナーたちと楽しい時間を過ごす。


配信が終わった。


「お疲れ様でしたー!また明日ね」


らむが配信を終了して、伸びをする。


「ふー、楽しかった」


らむがスマホを手に取って、SNSをチェックし始めた。


「てのりらむぬいの投稿、結構伸びてるな...」


らむがスクロールしていると、目が止まった。


「あ...」


らむの表情が明るくなる。


「ウーロン先輩がコメントしてくれてる...!」


らむが嬉しそうに画面を見つめる。


「てのりらむぬい可愛い!今度会ったとき見せてね♪」


東雲ウーロン。

らむの事務所の先輩で、トップVtuberだ。


「嬉しい...先輩が反応してくれた」


らむが頬を緩ませる。

それから、少し考えて。


「そういえば、先輩、前に家に来たときも、らむぬい見てたな...」


らむぬいの体で、その言葉を聞く。

ああ、あの時のこと。


僕も覚えている。

ウーロンが家に来たとき。らむぬいをじっと見ていた。何か違和感を感じているような、そんな視線だった。


あの時は、まだ意識移動なんてできなかった。

だから、必死に動かないようにしてた。普通のぬいぐるみのフリ。息を殺して、じっとして。


ウーロンは首を傾げて、それ以上は何も言わなかったけど。

でも、何か感じ取っていたと思う。


「今度会ったら、てのりらむぬい見せようかな」


らむが楽しそうに言った。


今度...会う。

ウーロンに、また会うんだ。


ちょっとドキドキする。

また何か気づかれるかもしれない。


でも、今は意識移動ができる。

もし何かあったら、別のぬいに移動すればいい。


そう思いながら、らむの嬉しそうな顔を見上げていた。


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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


もし楽しんでいただけましたら、評価やブックマークをしていただけると大変励みになります。また、感想やコメントもお待ちしています。あなたの推し活の記憶と重なる瞬間があったなら、ぜひ教えてください。


そして、「らむぬいにこんな風に動いてほしい」「こんなシーンが見たい」といったリクエストも大歓迎です。ぬいぐるみができる範囲で、皆さんのアイデアを物語に取り入れていきたいと思っています。気軽にコメント欄でお聞かせください。


それでは、次回もよろしくお願いします。

ほぼ毎日22:10更新中

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